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表参道に「あおなみ」が開業。牡蠣やマグロ、エビ、ホタテの海鮮食べ放題とセルフ式飲み放題が120分8800円。コストをかける部分と省力化のメリハリあるモデルに注目!

4月23日、表参道に「あおなみ」がオープンした。牡蠣やマグロ、エビ、ホタテなどの海鮮の食べ放題とセルフ式の飲み放題が120分8800円で楽しめる店だ。運営はフィースト(神奈川県藤沢市)。代表の魚津君明氏は不動産や人材事業をメインとするが、この度、飲食事業に参入。店づくりにおいては渋谷「韓国料理 允矢家(ユヤガ)」などを手掛ける矢作康裕氏をプロデューサーに迎えた。豪華海鮮を好きなだけ食べられる一方で、ドリンクはセルフ式、注文はオーダーシートにお客が記入するなどオペレーションの省力化を図り、メリハリのついたモデルを構築。フリ客は見込めない立地であるぶん、「コスパのよさ」を訴求し、予約で満席になる店を目指す。


安かろう悪かろうではなく、質にこだわった「コスパのいい」食べ放題

渋谷と表参道の間、青山学院大学の青山キャンパスに隣接する建物内にオープンした「あおなみ」。運営会社のフィースト代表、魚津君明氏は「不動産や人材事業を行ってきましたが、例えば不動産でビルを開発する際、1階テナントに飲食店を入れることで価値が上がる。そうしたシナジーを狙い、飲食事業に参入しました」と話す。「とはいえ、当社には飲食の知見がない」と、矢作康裕氏をプロデューサーに迎え、全面的に店づくりを任せた。矢作氏はサラリーマンから転身し、2008年に渋谷「BAR Noiz(ノイズ)」を開業。様々な飲食店を手掛け、現在は渋谷にカラオケバー「Lounge Noi」や、「BAR Noiz」の場所で焼鳥「鳥源氏」、2023年にオープンした「韓国料理 允矢家」などを運営している。

矢作氏は「物件を見た時、この場所はかなり特殊だなと思いました。キャンパスのすぐ隣で公道に面してはいるものの表参道の骨董通りのようなメジャーな通りではないので説明がしにくい。ひっそりとした道で通る人は限られているので、フリ客は見込めないため予約で満席にする業態にする必要があると考えました」と話す。一方で、海鮮の卸業者と縁があり、仕入れルートができていたという。機会があれば海鮮業態をやりたいと考えていたところだった。「単に海鮮がウリの居酒屋だと、渋谷や表参道なら他にも同じような店がたくさんある。何か強い集客フックが欲しいと、食べ放題を打ち出すことにしました。ただ、作り置きの料理を並べた安かろう悪かろうな食べ放題ではなく、注文ごとに調理し、海鮮の質はもちろん食器や内装、接客にもこだわり、価格以上に価値を感じてもらえる『コスパがいい』食べ放題を目指しました」。

青山学院大学の青山キャンパスに隣接し、アルバイトスタッフはほぼ青学生。「学校帰りにすぐ行けると、アルバイト採用には困りません(笑)」と矢作氏

「食べ放題」ゆえチープな店だと思われるのを避けるべく、内装デザインはこだわった。木を基調とした和を感じる内装は、インバウンドも意識してのもの。スタッフも着物を着用。奥の個室には書道家の万美氏による作品をあしらった

店舗データ

店名 あおなみ
住所 東京都渋谷区渋谷4-4-25 IVY HALL 1F

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アクセス 表参道駅B3出口から徒歩3分
電話 03-6807-7980
営業時間 11:30~15:00、17:00~23:00
定休日 月曜
坪数客数 25坪24席
客単価 ディナー8800円
運営会社 株式会社フィースト
オープン日 2024年4月23日
関連リンク 韓国料理 允矢家(記事)
関連リンク あおなみ(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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