飲食店・レストランの“トレンド”を配信するフードビジネスニュースサイト「フードスタジアム」

ヘッドライン

松陰神社前に「料理とお酒 おきなや」がオープン!「キャンティ」、「おじんじょ」等を経て独立した店主が手がけるのは、イタリアンをアテにレモンサワーとワインが楽しめる居酒屋

8月10日、松陰神社前に「料理とお酒 おきなや」がオープンした。店主はイタリアンレストランの草分けとして知られる「キャンティ飯倉片町」や「晩酌屋おじんじょ」等、さまざまな業態の飲食店で研鑽を積んだ清宮丈雄氏。料理はイタリアンをメインに提供。各店で培った経験を存分に活かし、普段使いからハレの日までオールマイティに楽しめる店を目指しているという。


高級レストランから居酒屋繁盛店まで、多様な経験が強み

ローカルながら、名店と呼ばれる店が点在する東急世田谷線エリア。清宮氏にとっては、馴染みがある地域であり、食への感度が高い人も多いことから、世田谷での出店を切望していた。結果、松陰神社前駅の裏にあるこの物件にたどり着くまで、2年間かかったのだとか。

「和菓子屋を営む両親をはじめ、職人家系で育ったので、将来は自分の店を持ちたいと夢を抱くようになったのは、自然の流れでした」と話す清宮氏の料理人としてのキャリアのスタートは、高校卒業後に入店した「キャンティ飯倉片町」。創業は日本にまだ本格的なイタリア料理店がなかった1960年。以来、60年位以上の時を経て今も愛される老舗だ。ここで約9年間に渡り、料理人としての基礎をはじめ、様々な技術や技法を身につけた清宮氏は、独立するにはもっと“外の世界”を知る必要があると退店し、その後はクラシカルなレストランからカジュアルなカフェなど、業態も規模も異なる飲食店で経験を積んだ。料理人を志した当初より、独立する際は1人で切り盛りできるカウンター席メインの店にしたいという思いがあり、接客を身に付ける目的で入店した恵比寿「晩酌屋 おじんじょ」を経て、長年の夢だった自身の店を構えることに。
自身の経歴について「僕はあんまりこだわりがないんです。自分にとって必要な経験が得られる、料理人としての引き出しを増やせると感じた店で仕事をしてきました」と清宮氏。

「おきなや」のコンセプトも初めから明確だったわけではなく、「どんな店にするかは物件や、街に合わせて決めればいいかなと思っていて。だから、この場所が決まってからメニュー構成を作り込んでいきました。内装も、ハイカウンターとハイチェアを置くこと、木を基調にしたいということ以外は、費用優先でほぼお任せです」。

松陰神社駅の間裏に位置する店舗。以前この場所が、28年間続いた居酒屋だったことも決め手になったという

水回りの環境やオペレーションを考え、カウンター席を奥に配置。勾配天井やテーブルの幅など随所に清宮氏ならではの工夫が

店舗データ

店名 料理とお酒 おきなや
住所 東京都世田谷区世田谷4-3-18巴マンション102

 >> GoogleMapで見る

アクセス 松陰神社駅から徒歩1分
電話 03-6432-6336
営業時間 17:00~23:30
定休日 水曜ほか不定休あり
坪数客数 9.3坪14席
客単価 5000~8000円
オープン日 2023年8月10日
関連リンク 料理とお酒 おきなや(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

ヘッドライン一覧トップへ

Uber Eats レストランパートナー募集
Copyright © 2014 FOOD STADIUM INC. All Rights Reserved.