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関西発、予約必須の人気業態。池袋にコの字カウンターの焼肉店「焼肉ホルモン笠島」が開業。「肉汁一滴まで味わう!」〆メニューをフックに会話で常連客をつくる

4月10日、池袋に「焼肉ホルモン笠島」がオープンした。運営はSASAYAグループ(大阪府大阪市)、店長は28歳の笠島浩暉氏。同店は梅田と心斎橋に展開し、予約必須の人気店となった「焼肉ホルモン 坂上」の同業態。店内はカウンター席のみで、「肉汁一滴まで味わう!」をコンセプトに、店員がお客の目の前で肉を焼き、鉄板まわりの面倒を全てみる。コンテンツ化した〆メニューの「焼きそば」(500円)と、お客との距離を縮めるカウンター接客を武器に人気店を目指す。

池袋から徒歩5分。インパクト大の真っ赤な提灯が目を引く。小さな提灯には関西弁が書かれている
店内は13坪22席、焼き台は9台。元喫茶店で吸煙設備の都合もあり、大がかりな内装工事を行なった
「焼肉ホルモン笠島コース」(写真は2人前)は、店のおすすめが一通り揃ったコース。一人前を複数人で注文してシェアする、ちょい飲み客もいるという
リピーターも多い、名物「焼きそば」。お客が”育てた”肉汁と特製ダレを麺に絡める。仕上げの生卵でお客への訴求力も絵力もアップ
左から、店長の笠島浩暉氏、スタッフの山岸龍也氏

自分の名前がついた店をオープンできるSASAYAグループ

SASAYAグループは関西を中心に45店舗以上を手がけ、現在は東京や海外にも展開。これまで、タイ料理店、焼鳥店、蕎麦店など様々な業態を生み出してきた。”ひとりひとりの個性を世の中に発信する会社”を理念に掲げ、入社すると最短で1年で店長に昇格、自分の決めた業態で、自分の名前がついた店を持つことができる。

店長の笠島氏も、自分の店が持てる同グループのシステムに魅力を感じて、入社した社員のひとり。同氏は入社4年目の28歳。前職は営業職で、新卒として企業に勤めていたが1年で退職。飲食業界に飛び込んだ。「営業職にはノルマがあり、会社が売りたいものとお客様が必要としているものにギャップを感じることがありました。本当に必要とされるものを提供できる職業を、と考えた時に学生時代の多く過ごした酒場を思い出し、飲食店で働くことを決めました」と笠島氏。その後、同グループが運営する池袋の「焼鳥 くりやま」で2年半働き、大阪で人気の「ホルモン坂上」の業態を東京で展開したいと同店で1年半修行。並行して店舗立ち上げの準備に入った。

カウンター越しのコミュニケーションで顧客を獲得

笠島氏が池袋に店を構えたのは、「焼鳥 くりやま」で勤務していた際、飲食店同士の結束力に魅力を感じたため。物件はスタッフの目が行き渡る10坪前後を希望していたという。「ここは駅から徒歩5分ですが、大通りから一本入る場所で決して立地は良いわけではない。それでも業態をフックに集客すれば、顧客を作っていける自信はありました」と同氏。「焼肉ホルモン 坂上」での修行の中で、お客の顔が見えるカウンターで焼き具合を見ていれば、必然的に会話が生まれコミュニケーションにつながると確信。ファンづくりへの足がかりになると感じたという。

店内は13坪22席、焼き台は11台。「焼肉ホルモン 坂上」に倣い、コの字カウンターのみ、スタッフが運営しやすい環境を考え、厨房を広く取ったレイアウトにした。

「笠島名物”肉汁廻し”」の煽り文句をつけたキラーコンテンツ「焼きそば」

同店は「焼肉ホルモン 坂上」で使用される独自の鉄板を使用。傾斜のある鉄板で肉汁を一箇所に集め、最後にその肉汁を使用した〆の焼きそばを提供する。

焼肉は塩ベースの”旨塩ホワイト”、味噌ベースの”極濃ブラック”、2種類のたれで、牛ホルモンの「シマチョウ」(680円)や「タン」(980円)の定番メニューをはじめ、「焼肉ホルモン笠島」オリジナルで「豚ハラミ」や「豚カシラ」(各680円)など豚肉を用意。一品料理の「生センマイ」(580円)、「旨だれキャベツ」(380円)などで脇を固める。10種の肉と2種の野菜、名物焼きそばと一通り揃ったコース「焼肉ホルモン笠島コース」(一人前2900円)も人気だ。

現在の客単価が5000円前後だという同店で、客単価アップに一役買っているのはコンセプトの中核ともいえる〆の「焼きそば」(500円)。「笠島名物”肉汁廻し”」というキャッチーな煽り文句がついており、焼肉を楽しんだ後のお客が”育てた”肉汁と特製ダレをそばに絡めた一品。これを目がけてくるリピーターも多く、カウンター越しのコミュニケーションで同メニューを勧めれば、ほとんどのお客が注文するという。

ドリンクは大人数でも楽しめるジャンボサイズも

飲み物は「生ビール」(580円)、「ハイボール」(450円)に酎ハイ9種類(各450円)を揃えるなど、大衆酒場的なラインナップ。加えて、笠島氏が子どもの頃、通学路で山桃を食べた思い出を取り入れた「山桃チューハイ」(450円)や、「焼肉ホルモン 坂上」でも人気の大阪名物みっくすじゅーちゅ缶を使用した「みっくすちゅーはい」(450円)など、お客の興味を引くメニューも揃える。

また、1L分のレモンサワー「ジャンレモン」(880円)、サワー類を巨大な金魚鉢に入れて提供する「金魚」(2400円)など、団体客にウケるドリンクも用意。13坪でカウンターのみという店の作りから少人数の来店が多いと思われがちな同店だが、グループ客にも対応しており、多い時では10人の団体利用もあるという。「L時の部分を利用して、鉄板を囲んでもらいます。大人数でも楽しめるドリンクメニューはインパクトもあり、好評です」と同氏。

笠島氏が目指すのは「とことん楽しいお店」。一度来たお客が誰かを連れてきたくなるような楽しさを提供したいと語ってくれた。東京での店舗展開については未定だが、店長をやりたいスタッフが現れれば2店舗目もやぶさかではないという。今後、池袋西口の新たな人気店となるか、注目が集まる。

(取材=福井 晶)

店舗データ

店名 焼肉ホルモン笠島
住所 東京都豊島区西池袋3-33-17 東部西池袋サンライトマンション 1F
アクセス 池袋駅から徒歩5分
電話 03-3983-6361
営業時間 18:00~5:00
定休日 無休
坪数客数 13坪22席
客単価 4000〜5000円
運営会社 株式会社 SASAYA
オープン日 2019年4月10日
関連リンク 焼肉ホルモン笠島(Instagram)
関連リンク SASAYA(HP)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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