週一度は通えるリーズナブルなカジュアルポジションにした
丸ビルなど話題の大型複合施設が集まりランチやディナータイムには就業者や来街者で賑わいを見せる丸の内。同社も「MARUGO MARUNOUCHIマルゴ丸の内」、「MARUGO LUNA SOLAマルゴルナソラ」、「ericS by Eric Trochon エリクッス バイ エリックトロション」、「MITANミタン」といったワインビストロやワインバルを丸の内でドミナント展開している。その丸の内で焼肉業態を与件とした新設の二重橋スクエアでの計画が立ち上がった。以前よりワイン業態と焼肉業態のコンプレックスという新しい業態創りを考えていた統括マネージャーの中嶋俊活氏。焼肉業態の要であるハイクオリティな黒毛和牛と新鮮な牛と豚のホルモンの仕入れも可能にして「焼肉MARUGO」の出店を決めた。ワイン専門のワルツらしい厳選されたワインと焼肉がマリアージュする斬新で魅力的なネオ焼肉の誕生だ。店は月一度に行く高額業態ではなく週一度は通えるリーズナブルなカジュアルポジションにした。意外や焼肉店も少なく焼肉のイメージも弱いという丸の内。そんなマーケットを熟知する同社だからこそ潜在するニーズの囲い込みによる焼肉業態での地域一番店を目指している。
ホルモンとワインのペアリングメニュー「ホルマージュ」
焼肉は提供前にもみダレに揉み込み、焼いた肉用のつけタレを用意する本格派。無化調の自家製タレはりんごなどの果汁を合わせ自然な味を大事にする。焼肉は部位を食べ比べる「本日の特撰盛り合わせ(4種)」(3000円)や「ホルモンと和牛のコンビプレート(1500円)の肉盛りプレート。「シンシン」(1500円)や「限定シャトーブリアン」(4500円)に「中落ちカルビ」(1100円)、「サーロイン」(2300円)。「牛レバー」、「シマチョウ」(各750円)に「豚れば〜」(650円)など赤身肉からホルモンに加え一品料理とメニューは多彩。〆の「トリュフ醤油の悶絶TKG」(500円)は外せない。バイザグラスは泡、白、ロゼ、赤の14種類(600円〜1200円)ボトルでは3900円〜6900円。それぞれに肉の部位を表示しワインを選ぶ基準や相性をわかりやすく表示している。ホルモンとワインのペアリングメニューの「ホルマージュ」(1000円)もある。また「マルゴ特製レモンサワー」(700円)をはじめ揃える豊富なワインまで、どれもが焼肉との新鮮なペアリングを楽しませる。
マルゴが運営する焼肉店は一人呑みにもちょい呑みにも優しい店
丸の内二重橋ビルは以前の東京商工会議所ビル、東京會館ビル、富士ビルの3つのビルを新たに一体化して建て替えたもの。オフィスと東京會舘に加え飲食店は地下から3階に17店鋪が揃う。うち地下に12店鋪が集積し飲食ゾーンを構成する。角地に構える同店はエントランス側を大きく開放する。天井から何本もの排煙ダクトを下げ焼肉業態らしさを際立てる。一方、片側はガラリと趣を変えマルゴの代名詞であるガラス張りのウォークインセラー。並ぶワインボトルがワイン業態の顔をしっかりと創り、ワインで楽しむ新しい焼肉スタイルを環境からも演出する。黒を基調に椅子とレンガのオレンジ色をさし色にしたしシックな空間は多くの内装を手がける増田太史氏(マスタード、東京都渋谷区)が手掛けた。ポイントは入り口サイドの本格バーカウンターでバックバーにはお酒のボトルが並ぶ。お酒を呑みながらゆっくりと楽しむ同店の焼肉スタイルを象徴する。エリアマネージャーの中島大輔氏は「ワインのマルゴが運営する焼肉屋さんは一人呑みにもちょい呑みにも優しい店」と言う。
店舗データ
店名 | 焼肉MARUGOマルゴ |
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住所 | 東京都千代田区丸の内3-2-3丸の内二重橋ビルB1F |
アクセス | 二重橋前駅、日比谷駅より各徒歩3分 |
電話 | 03-6259-1729 |
営業時間 | 【月〜金】ランチ11:00〜14:00、ディナー17:00〜23:15 【土日祝】11:00〜23:00 |
定休日 | ビルの定休日に準じる |
坪数客数 | 48坪96席 |
客単価 | 夜6500円 |
運営会社 | 株式会社ワルツ |
オープン日 | 2018年11月8日 |