5月28日、恵比寿に「となりのおくさん」がオープンした。同名の焼酎「となりのおくさん」を主力とした居酒屋だ。運営は、ネットワークファッション(東京都渋谷区、代表取締役:荻巣長義氏)。同社は、芋焼酎の「となりのおくさん」、麦焼酎の「いまかの」と「もとかの」からなる、「となりのおくさん」シリーズの企画・プロデュースを行っている企業だ。
企画・PR業を主力として行うネットワークファッション。“朝まで呑みたい「いまかの」、もう一度呑みたい「もとかの」、一度は呑みたい「となりのおくさん」”というキャッチフレーズとともに売り出す焼酎を企画した。実際の製造には、「となりのおくさん」は神楽酒造、「いまかの」「もとかの」はさつま無双からそれぞれ協力を得て、イメージに合う焼酎を開発。2017年から、業務用商品として都内と関西の飲食店や酒販店を中心に販売している。酒席を盛り上げるユニークなキャッチとネーミングに、3種それぞれに個性ある味わいが人気を博し、じわじわと取扱店舗が増加中。さらなるシリーズの認知度向上に向け、この度、「となりのおくさん」シリーズのアンテナショップとして同店を開業させるに至った。
同社では飲食店事業として、小籠包専門店「京鼎樓(ジンディンロウ)」を30店舗ほど展開もしている。「『京鼎樓』の本店が恵比寿にあり、当社のオフィスからも近いことから、この地での開業を決めました」と話すのは、同店責任者の香月良太氏。香月氏はプロ野球選手を経て同社に入社。「となりのおくさん」シリーズの営業を担当し、同商品の普及に努めている人物だ。
メニューの目玉は、もちろん「となりのおくさん」シリーズの焼酎。「となりのおくさん」「いまかの」「もとかの」に加え、同店でしか取り扱いがない、「駐在員のおくさん」という商品も用意。麦焼酎を、時間をかけて貯蔵したもので、琥珀色で芳醇な香りが特徴だ。これらの焼酎は、各種、ロック、水割り、ソーダ割り、お湯割り(各種580円、「駐在員のおくさん」は各種650円)で提供する。加えて「となりのおくさん」では、「おくさん緑茶」(580円)、「おくさんと男梅」(620円)、「おくさんフローズンレモン」(680円)など9種類の飲み方のバリエーションを提案。「『となりのおくさん』は、どんな割り材とも相性抜群。さまざまな組み合わせで、女性や焼酎が苦手な方にも楽しめるようにしています」と香月氏。
フードは和食をベースに30品ほど用意。イチオシは、カウンター上の大皿でディスプレイするおばんざい(580~780円)だ。日替わりで4種類用意し、オーダー後すぐに提供が可能でスターターに最適な品だ。ほか、「おくさんの出汁巻き玉子」(680円)、「日高四元神威豚 熟成豚ロースとバラの炭火焼」(1~2人前990円、3~4人前1980円)など、一品料理から野菜、魚介、鶏、豚、牛までバランスよく焼酎に合う品々をラインアップする。
オープンから間もないが、現在は40代~50代の近隣の会社員を中心に集客。目下の目標は同店の認知度向上だ。さらには、このアンテナショップの開業をきっかけに「となりのおくさん」シリーズの普及をさらに加速させたい考え。「今後もサラリーマンの街を中心に店舗展開していけたら」香月氏は話す。「当社の『京鼎樓』は小籠包がウリなので、それを目掛けてお客さまが来てくれる。同様に、『となりのおくさん』でも、『これを食べにきた』というような料理を用意し、焼酎と合わせた2本柱にして集客力を強められればいいですね」とも。ユニークな見せ方で焼酎の裾野を広げる「となりのおくさん」シリーズ。そのアンテナショップの開業は、焼酎シーンをさらに盛り上げるに間違いない。
店舗データ
店名 | となりのおくさん |
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住所 | 東京都渋谷区広尾1-16-2 VDRT恵比寿Ⅱ 1F |
アクセス | 恵比寿駅から徒歩3分 |
電話 | 03-6277-3846 |
営業時間 | 16:30~23:30(LO 23:00)、【金・土・日】16:00~23:30(LO23:00) |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 16坪22席 |
客単価 | 4000~5000円 |
運営会社 | 株式会社ネットワークファッション |
オープン日 | 2018年5月28日 |
関連リンク | となりのおくさん |