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目黒のパワースタンド、日本酒バル「目黒いと。スタンド」夜毎、日本酒片手に盛り上がる大人の社交場となるコミュニティ酒場

黒のサッシがアクセントの全面ガラス張りのおしゃれだ。左右2カ所に出入り口を構えている
中央に構えるのがオープンカウンター。スタンディングは左右に分かれるが一体感で盛り上がれる
おしゃれな江戸切り子ガラスで提供される日本酒。口当たりも優し
左:「いと。」の人気料理、自家製鶏ハム。右:乾燥した青豆から作るひたし豆
熱い思いを持って店を営む店主の今野 豊氏

(取材=にしやま とみ子)


目黒西口、権助坂のほぼ真ん中。コンクリート打ち放しの新築ビル1階にオープンした、オール立ち呑みの日本酒バル「目黒いと。スタンド」。7月1日の開店以来、目黒のエナジースタンドとして、日本酒好きはもとより初心者までも虜にしている。運営はコアな日本酒バル「いと。」、旬の魚と日本酒バル「いとをかし」の独創的な日本酒バル2店鋪を目黒で展開する、いと(東京都目黒区 代表取締役:今野豊氏)だ。コンセプトは、大人になった今からでも新しい友達と出会える、日本酒が繋ぐ目黒の新コミュニティ=大人の社交場だ。ノレンも提灯もないシンプルモダンな日本酒バルは、女子一人でも気軽に立ち寄れる。

目黒駅西口から山手通りへと下る権助坂のほぼ真ん中に建つ、真新しいコンクリート打ち放しの3階建てのビル。その1階に構えるわずか5坪のスタンディングカウンターだけ、というシンプルな日本酒バルが「目黒いと。スタンド」だ。品質と専門性にこだわった、日本酒をメインコンテンツとした2軒の日本酒バル「いと。」は、目黒のドミナントブランドとして認知され、多くのファンを持つ。その人気を支えるのがオーナー今野氏の熱いサービスマインドと、優れたコミュニケーションにある。そんな目黒の「いと。」を知っている人はもとより、知らない人も気軽に立ち寄れる店にしたく、開放感のある空間にこだわったのが3号店だ。日々、頑張っている人達が仕事を離れ、気兼ねなく1日の終わりを楽しみ、同じ時を共有出来る空間にしたいと今野氏の熱い想いが反映されている。価格もドリンク、フードはオール540円とコストパフォーマンスも高い。1杯のお酒を通し、大人になっても友達を作り元気になれるコミュニティ、目黒のパワースタンドだ。

提供するメニューもまた日本酒といく種類かのドリンクに、酒肴らしい小鉢サイズの惣菜とスタンドらしくシンプルな構成だ。日本酒は「鍋島」、「栄光富士」、「鶴齢」など約30種類。旬の造りを中心に他の店とは被らない銘柄を置くなど個性を見せている。飲み口は柔らかいタイプからしっかりタイプまでバランス良く揃えている。ポーションは約100mlで540円均一だ。ほかに、焼酎にレモンを漬け込んだ自家製レモン焼酎をベースにした「レモンサワー」、「強炭酸Hiボール」も人気だ。日本酒を専門としながらも、日本酒初心者でも楽しめるようにとの心遣いである。フードもまたオール540円。1号店「いと。」の鶏だしで作る名物の「おでん」。2店鋪の人気料理でもある名物「鶏ハム」。その日のアドリブで決まる「本日の煮込み」、自家製の「ひたし豆」、「レバーパテ」など約20種類が用意されている。

同店の2階は共同経営する美容院「HAIR LOUNGE YARD」、3階はオフィス兼スタジオとなっている。飲食業に赴く前は美容師の経験もあった今野氏は、接客を行う仕事全てをサービス業として捉え、先々、トータルな事業化計画も視野にいれている。サービス業の原点は、人と向き合いコミュニケーションを糧とするカウンタービジネスと考え、今後もカウンター業態にこだわるという。現在5名の社員は今野氏と同様に夫々にカウンターに立ち、場を盛り上げる。いつしか1店鋪、1店鋪、個人事業主として独立した「いと。」を展開出来たらと密かに考える今野氏に注目していきたい。

店舗データ

店名 目黒いと。スタンド
住所 東京都目黒区目黒1-4-12

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アクセス 山手線・三田線・目黒駅から徒歩3分
電話 03-6420-0567
営業時間 【月~土】ディナー 17:30〜2:00
定休日 日曜
坪数客数 5坪・15人
客単価 2500円
オープン日 2017年7月1日
関連ページ 目黒 日本酒バル いと。(記事)
関連ページ いとおかし(記事)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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