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秋葉原に隣接した末広町の存在感が高まっていく 「大衆酒バル さけときどきぶた」が7月7日にオープン

末広町の路地裏に忽然と現れる「さけときどきぶた」の文字はインパクトが大きい
大衆酒場の雰囲気を残しながら、女性も入りやすいように工夫されている店内
さけぶたの定番メニュー「白モツ煮込み」(FULL480円/HALF350円)
「ふわっふわっメレンゲカルボナーラ」(880円)も女性人気が高いメニューの一つ
代表取締役の迎憲一氏(右)とシェフの山田浩介氏

(取材=三輪 ダイスケ)


銀座線・末広町駅の乗降者数は、東京メトロ全130駅中120位と決して多くはない。しかし、東東京の巨大ターミナル駅・秋葉原へ徒歩5分で行けたり、一駅隣が神田駅だったりするため、事務所を構える企業は多い。また、下町風情が残っている駅周辺には昔から住む住人が多くいる一方、秋葉原の市場拡大が末広町周辺にも伸びてきており、街全体のプレゼンスは高まっている。そうした背景を持つエリアの路地裏に、7月7日、新たな飲食店がオープンした。それが「大衆酒バル さけときどきぶた」だ。経営はTop Welcome(トップウェルカム、千葉県市川市、代表取締役 迎憲一氏)で、オリジナルブランドの展開は2店舗目となる。

一号店目の「大衆酒場 さけときどきぶた」は2015年8月3日、“裏秋葉原”とも呼ばれる神田和泉町にオープンした。「若い世代が気軽に楽しめる大衆酒場」というコンセプトを掲げて徐々に業態を磨いていき、現在では予約なしでは入れない繁盛店となっている。近年、同エリアに対する注目度は高まっており、新たなビルの建設が始まるなど、さらなる再開発が進む。迎氏の率いる同店が、マーケットを切り拓いた要因の一つになったと言っても過言ではない。そして今回、二号店目の出店先として、同氏は末広町を選ぶ。その理由について、次のように話す。「末広町は、確かに秋葉原のように栄えてはいません。しかし、住民やビジネスパーソンの数に比べて飲食店の数が少なく、ランチ帯は行列となる店もたくさんあります。そうした光景を見るうちに、ここはブルーオーシャンだと感じて、出店を決意しました」。

同店のコンセプトは、洋風のエッセンスを強く打ち出した大衆酒場だ。そのスタンスを明確にアピールするため、一号店目は“大衆酒場”と付けていた店名も、今回は“大衆酒バル”とした。ジャパンブランドへの回帰などから、大衆酒場がブームとなって久しい。しかし若者を中心に、大衆酒場に入ってみたいが入れない層がいるのも事実だ。そこで同氏は、若い層も入りやすいように、洋風料理とバルのエッセンスを取り込んだ新しい大衆酒場を提案することにした。DESIGN LABEL KNOT(東京都中央区、代表取締役 佐藤しげる氏)が手掛けた内観も大衆感と洋風が絶妙にミックスされた作りになっていて、同店の個性が際立つ。なお、同店にはDJブースが併設された地下一階もあり、大人数の宴会にも対応できる。

メニューは、同ブランドの核となる「豚」を中心にした料理が並ぶ。中でも「さけぶた名物 炙りチャーシュー」(FULL980円/HALF680円)や「ネギ盛り 炙り綱焼き 上タン刺し」(480円)、「極上 炙り綱焼き レバー刺し」(380円)などは高い人気を集めている。また、メニューを考案したシェフの山田浩介氏がイタリアン出身ということもあり、そのエッセンスを取り込んだものも多い。「タパス」や「アヒージョ」、「パスタ」なども用意されており、それぞれ「オニスラポン酢」(380円)や「明太子アヒージョ(バケット3枚付)」(980円)、「鉄板ナポリタン」(880円)といったメニューが揃う。ドリンクの中心は「シャリ金」で「シャリ金ホッピー白」(400円)や「シャリ金ホッピー黒」(400円)、「シャリ金ホッピー赤」(450円)、「シャリ金梅割り」(400円)などがラインアップ。サワーでは「シャリ金レモンサワー」(500円)や「コダマ瓶レモンサワー」(450円)、「ハイサワー瓶パクチーレモンサワー」(450円)と、現在、トレンドになっているレモンサワーを幅広く提案している。

実を言うと、一号店目の「大衆酒場 さけときどきぶた」は、今でこそ人気店だが、オープンから半年ほどは苦戦を強いられたそうだ。その時、日々、少しでも改善を行いながら、マーケットに合わせて業態を深化させてきた。そうした経験が圧倒的なノウハウとなり、今回の店舗作りにも生かされている。今後、直近だと9月からランチ営業(11時半~14時)をスタートさせて、さらなる利便性の向上を図っていく。その後、秋葉原でもう一店舗展開させてから、別のエリアへの進出も狙う。例えば、錦糸町などのエリアで、ブランドの顔でもある「豚」を軸足にしながら、地域に合う業態の開発を行っていく。また業態を完成させた後は、フランチャイズ展開も見据えている。さらに勢いを増していく迎氏の挑戦が、秋葉原以外の街を賑わしていくのも間違いないだろう。

店舗データ

店名 大衆酒バル さけときどきぶた
住所 東京都千代田区外神田6-11-17

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アクセス 東京メトロ銀座線 末広町駅から徒歩2分
電話 03-6883-9910
営業時間 16:00~23:00
定休日 無休
坪数客数 11坪×2 46席
客単価 3500円
運営会社 株式会社Top Welcome
オープン日 2017年7月7日
関連リンク 大衆酒バル さけときどきぶた(FB)
関連リンク 大衆酒場 さけときどきぶた(HP)
関連リンク 大衆酒バル さけときどきぶた(HP)
関連ページ さけときどきぶた(記事)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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