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次世代のフードビジネスを牽引する二人がタッグを組む。ミドル層をターゲットに高級魚・マグロを提供する「本マグロ専門問屋 とろ鮪」が2月1日、西葛西にオープン

インパクトのある外観からは、活気溢れる店内を窺い知ることができる
魚村を彷彿させる雰囲気もある店内には、テーブル席だけでなくカウンター席も用意されている
店員の威勢が良い掛け声とともに運ばれてくる「浜買い本マグロ とろ鮪大鉢刺身」(999円)
客が自ら、卓上で焼きあげるスタイルを取る「活蝦夷アワビ 踊り炉端焼き」(399円)
代表取締役の中村隆介氏(左)と社外取締役の屋良竜紀氏

葛西沖開発事業で計画的な都市開発がされたため、美しい景観を誇る西葛西周辺エリア。大手町や日本橋などのビジネスの中心地へ乗り換えなしで行ける利便性や、子育て世代に優しい環境などもあり、ファミリー層を中心に人気を集めている。そんな西葛西駅から徒歩2分の場所に、2月1日オープンしたのが「本マグロ専門問屋 とろ鮪」だ。運営するのは、「本物のやきとん 筑前屋」や「琉球ダイニング ちゅらり」、「金蔦」など、国内外で多くのブランドを展開するカスタマーズディライト(東京都江東区、代表取締役 中村隆介氏)で、同ブランドは初めての出店となる。

今回、同店誕生のキーマンとなったのが、社外取締役の屋良竜紀氏だ。同氏は現在、地元・沖縄で、次世代のフードビジネスを牽引していくと期待されている人物であり、今回のブランドのアイデアも生み出している。同店の特長について、「コンセプトは、中間層の方々をターゲットに、高級なイメージもあるマグロをリーズナブルな価格で提供していくことです。私たちは流行を作るのではなく、10年20年と続く店作りがしたいと考えています。西葛西という立地を選んだのも、都心に近いポジションにありながら、周囲に惑わされず、しっかりとしたブランディングを行っていけると判断したからです。独自の流通網でマグロを入荷して、高級魚のイメージを一新させる店にしていきたいですね」と同氏。

屋良氏と飲食との出会いは、早くも小学校4年のころ。父親が料理人であったため、一人で魚をさばける少年になっていたという。最初のキャリアに建築関係の仕事を選ぶが、仕事終わりに多くの居酒屋を巡り歩くうちに、だんだんとフードビジネスの魅力に惹きこまれていく。そして23歳で飲食業界へ飛び込み、個人経営の居酒屋などでキャリアを積んだ後、飲食人としてのポテンシャルを開花させる場所に巡りあう。それが沖縄の飲食業界のリーディングカンパニー「みたのクリエイト」(沖縄県中城村、代表取締役 田野治樹氏)だ。同氏は複数店舗の管轄から総料理長、商品開発や物流の部署立ち上げなどにも携わり、やがて会社の成長を牽引する中心的な人材として躍動する。こうした活躍を続ける中で、今から3年ほど前、今回の出店のもう一人のキーマンである代表取締役の中村氏と出会った。

その当時の様子を中村氏は「屋良とは、同世代で、同じ飲食業界に身を置いているため、すごく気があいましたね。東京と沖縄で離れてはいましたが、すぐに定期的に飲みに行くようにもなります。『お客様の笑顔が経常利益』、『満足から感動へ』など、屋良と飲食に対する考えが共通することも多く、いつか一緒に面白いことをしたいとお互いに話していました」と振り返る。「一緒に面白いことをしたい」。その言葉が初めて現実になったのが、2015年4月にシンガポールにオープンした「炎舞 シンガポール店」であり、そのときの経験が今回の「本マグロ専門問屋 とろ鮪」へも繋がっていく。

同店の料理は、屋良氏の話す通りリーズナブルな価格のメニューが売り。その背景には、同氏が沖縄で展開する「本マグロ炉端劇場 魚島屋」を「本マグロ専門問屋 とろ鮪」のベースにしたという要因がある。そこで培った流通網などのノウハウを東京向けにブラッシュアップしたため、リーズナブルな価格で提供するスタイルも実現することができたという。なかでも注目のメニューが「浜買い本マグロ とろ鮪大鉢刺身」(999円)だ。大トロ・中トロ・赤身のほか、その日の鮮魚2品が加わった5種類の刺身が乗っており、同店の看板メニューとして人気を集めている。このほかにも、「活蝦夷アワビ 踊り炉端焼き」(399円)などの海鮮系をはじめ、EM地養卵を使った「とろ鮪特製 贅沢ふわふわだし巻き玉子」(580円)や久米島直送のもやしで仕上げた「惣慶さん家のシャキシャキもやし生キムチナムル」(420円)などの沖縄に由来があるメニューも揃う。ドリンクに関しては、ビール、日本酒、焼酎はもちろん、店舗で茶葉を抽出している比嘉製茶特製茶葉を使用した「緑茶葉アイスハイ」(380円)や「烏龍茶葉アイスハイ」(380円)なども提供。また、入店後1時間は190円というリーズナブルな価格で提供しているドリンクもラインアップされている。

今後のビジョンについて、中村氏は「当ブランドを急激なチェーン展開などで、広げていくつもりはありません。長く愛される店になるように地域に根付かせて、しっかりと育てていくつもりです。ただ一方で、いずれは東京の中心地で勝負をしたいという気持ちはあります。当店のブランディングを進めながら、そうしたエリアで戦っていける店舗も、屋良と一緒に作っていきたいですね」と語る。フードビジネスについての共通した想いと圧倒的な経験をもつ二人だからこそ描けるビジョン。次世代の飲食業界は、二人のタッグを中心にして築かれていくだろう。

(取材=三輪 大輔)

店舗データ

店名 本マグロ専門問屋 とろ鮪
住所 東京都江戸川区西葛西5-5-16 ツボイビル1F
アクセス 東京メトロ東西線 西葛西駅北口から徒歩2分
電話 03-6240-5348
営業時間 17:00~24:00
定休日 なし
坪数客数 28坪・63席
客単価 3000円
運営会社 株式会社カスタマーズディライト
関連リンク カスタマーズディライト(HP)
関連ページ 金蔦 六本木(記事)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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