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都内にタイ料理専門店を3業態展開しているSUU・SUU・CHAIYOO(スー・スー・チャイヨー)。11店舗目となる「タイ料理研究所」を渋谷に3月31日オープン

家庭的な温かな印象を与える外観。日本経済大学東京渋谷キャンパスの隣のビル
エキゾチックな音楽が流れる店内には6席のカウンターの他にも、テーブル16席がある
香ばしく焼いた鶏肉を堪能することができる「ガイ・ヤーン」(1080円)
エビと春雨のヘルシー皿だ女性人気も高い「ヤム・ウンセン」(1020円)
右から代表取締役の川口洋氏と同店スタッフのオンさんとジェムさん

(取材=三輪 大輔)


渋谷駅西口から徒歩5分の立地に「タイ料理研究所渋谷店」が3月31日にオープンした。同店を運営するSUU・SUU・CHAIYOO(スー・スー・チャイヨー、東京都目黒区、代表取締役:川口洋氏)は現在、都内で3業態11店舗を展開中で、同店の他にも「クルン・サイアム」と「オールドタイランド」というタイ料理専門店を運営。代表の川口氏は「それぞれ立地や坪数に応じて、3業態を展開中です。『クルン・サイアム』は住宅街、『オールドタイランド』はビジネス街。そして、『タイ料理研究所』は小さな坪数での展開がメインになっています」と語る。

同社がタイ料理専門店を展開するきっかけは、川口氏の経歴が関係している。「19歳のころ、ヒッチハイクでニュージーランドを巡りました。それが私の初めての海外旅行です。それ以来、海外の魅力に引き込まれ、アメリカ、中国、そしてヨーロッパやアフリカなど世界各国を旅行しました。そうした経験が、大学卒業後の外務省への入省に繋がっていきます」と川口氏は話す。1992年に外務省に入省した後、川口氏はシリアやオマーンに6年間赴任。当時、アラブ系の方はもちろん、フランス人やパキスタン人など各国の若手外交官を集めての勉強会を主宰していたそうだ。「勉強会の会場は、私の自宅です。会の終わりには、参加者の方に食事を振る舞ったりしていました。当時から気持ちよく過ごせる場を作り上げていくことに、楽しさを見出していましたね」と川口氏は語る。また同時に川口氏は6年間の中東赴任の間、世界各国を旅して食に対する造詣を深めていく。そして日本に戻り、渡航危険地域の情報発信や、日韓ワールドカップに関わる仕事などを経て独立。2004年11月に自由が丘に1号店として「クルン・サイアム」をオープンさせる。

「タイ料理専門店に決めたのは、私自身タイ人が好きという気持ちがあったからです。そのため当店では食事だけでなく、音楽や雰囲気、スタッフとの会話を通じてタイの文化も楽しむことができます」と川口氏は説明する。タイ料理研究所渋谷店の座席数は22席で、ランチ帯には80名ほどを集客。顧客層は女性が多めで、イタリアンやフレンチに精通している食に対する意識の高い方も多い。

メニューに関しては、「トム・ヤン・クン」(1450円)や甘めのソースとビーフンを絡めた「パッ・タイ」(990円)、「ソム・タム」(1080円)などが根強い人気を誇っている。またハーブがたっぷりと入ったピリ辛スープの「クイッティオ・トムヤム」(990円)も人気とのこと。ドリンクも、「シンハービール」(680円)、「チャーンビール」(680円)などタイのビールを取り揃えている。「リオビール」(680円)や「ビアラオ」(680円)もラインナップされ、どれもスッキリとした味わいで飲みやすいのが特徴だ。「モンスーンバレー」(赤・白3300円)というワインや、タイ産のウィスキーも楽しむことができる。

「現在、既存店を随時リニューアル中です。同時に店舗のオペレーションの改善も行って、お客様がより居心地良く過ごせるようにしています。奇をてらったことをするつもりはありません。味やサービス、オペレーションなど、飲食ビジネスの根幹となる部分を強化していって、お客様の満足度を高めていきたいと考えています」と川口氏は語る。そして、同社のビジョンについても話をしてくれた。「今後、都内を中心に出店していき、早期に3業態で20店舗規模とすること考えています。海外進出も検討中で、タイはもちろん周辺諸国のインドやカンボジアなどへ出店していくつもりです。またアメリカには大きなマーケットが広がっており、すでに成功しているアジア料理専門店も多数存在しています。当社も国内の地盤を固めてアジア進出をした後は、アメリカでの展開に挑戦していきたいです」。日本からグローバルにフードビジネスを展開していく同社の動向に注目だ。

店舗データ

店名 タイ料理研究所
住所 東京都渋谷区桜丘町24-8 新南平台マンション102号室

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アクセス JR・地下鉄・私鉄各線渋谷駅から徒歩5分
電話 03-6455-3229
営業時間 11:30~14:30(LO14:30)
17:00~23:00(LO22:00)
定休日 年中無休
坪数客数 10坪 22席
客単価 ランチ 1100円、ディナー 3500円
運営会社 株式会社SUU・SUU・CHAIYOO
関連リンク SUU・SUU・CHAIYOO(HP)
関連リンク タイ料理研究所 渋谷店(HP)
関連リンク タイ料理研究所 渋谷店(FB)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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