新しく出来た駅ビル「キラリナ京王吉祥寺」で、賑わいを増す吉祥寺駅公園口を出てわずか徒歩10秒の絶好立地のビル2階に「チキンレッグ吉祥寺店」が2014年11月14日オープンした。Over-c(東京都杉並区、代表取締役 宮野建志氏 )が運営する阿佐ケ谷で大人気店の2号店。炭火でジューシーに焼き上げる牛や鶏などのガッツリ赤身肉のグリル料理を2000円と2600円の均一ワインやフレッシュフルーツたっぷりのオリジナルサングリアで気軽に楽しむスタイル。テーブルチャージもサービス料もない、日常使いが出来る嬉しい店だ。
古くから繁華街として知られ飲食店も数多くあり、日々、老若男女で賑わいを見せる吉祥寺は住みたい街としても人気が高い。さらに、吉祥寺駅南側の公園口には、新しいスポット「キラリナ京王吉祥寺」が完成し、駅前の飲食ストリートは賑わいを加速する。そのような注目の公園口からなんとわずか10秒という立地に建つビルの2階に構える同店は、チェーン系飲食店の看板が目立つ通りのなかで、ガラス張りの開放的なウィンドーが明るい雰囲気を放っている。
「銀だこ」ブランドで知られる業界革命児、Hot Landに4年在籍後、海外へ行く夢を実現するためカナダのバンクーバーへ。同地の和食レストランで4年間を過ごし日本に帰国した代表の宮野氏。そこには、カナダで得た多くの体験から海外に飲食店を作るという新たな夢を叶えたく、一旦、日本に戻り自らの飲食店を立ち上げた訳がある。そして、1号店となる「チキンレッグ阿佐ケ谷店」を2012年の1月に出店。当初、大分県の鶏もも肉料理に出会い、とり主体の居酒屋を想定していたという。ところが、肉を知る内に鶏もも肉に限らず、牛や豚の赤身の肉へとカテゴリーを広げ、気軽にガッツリと塊肉を楽しむ店作りへと変化させて行った。今では阿佐ケ谷店は大人気店として知られ、常連客も多い繁盛店となっている。
「チキンレッグ」の看板グリル料理は400gもある「特選タレ漬け牛ハラミ」(2500円/ハーフ 1380円)。ブドウを食べて育った「葡萄牛ロースグリル」(400g 2800円/ハーフ 1580円)。味わい濃い知覧どりの「鶏ももタタキ1枚炙り」(980円)。「SPF霧島豚の肩ロース」(250g 1480円)などもおすすめだ。「“チキンレッグ風”野菜のサラダ」(680円)は、スタッフがテーブルで直前にかけてくれる自家製のおろしドレッシングの蓋付きビンが可愛いと評判。実はこのスタイル、若い女子スタッフのアイディアだという。スタッフから“たっつさん”と親しみを込めて呼ばれる宮野氏、彼ら彼女達のアイディアの多くを阿佐ケ谷同様、吉祥寺店にも反映させている。
デカンタと呼ばれる蓋付きのビンに入ったフレッシュフルーツをたっぷりと漬け込んだ同店自慢の6種類の壺漬けオリジナルサングリア。蓋の上を紙で被い、カラフルで可愛いゴムひもで留めた、見た目もおしゃれなサングリアのビンもスタッフのアイディアだとか。オープン前に、ひとビンひとビン手間も惜しまず作業するのも納得する。「RED」、「WHITE」、「ROSE」に、見た目も爽やかな色の「BLUE」。そして甘み控えめ「DRYRED」、「DRYWHITE」とテイストを選べるオリジナルサングリアはアルコール度数もやや高めの大人仕様。デカンタビンは1280円、グラスは580円だ。2000円(赤白合わせ16種)と2600円(赤白合わせ10種類)、二つの均一価格のリーズナブルに揃えたボトルワイン。なかにはお値段以上の価値のある銘柄も。そこには価格やブランドに頼らずに自ら美味しいワインを知って欲しい同氏の想いがある。
帰国後3年、今年、早くもバリでの出店を決めている同氏。ただそこには、飲食店の数を増やすのではなく、自らが海外で経験した多くの体験を若い世代に繋げるチャンスの場を作るためという。今後はアジアを軸にした出店も視野に入れている。