JR国分寺駅南口徒歩1分に「Natural Restaurant Tetsuo(ナチュラル レストラン テツオ)」が、8月18日オープンした。同店は「愛のある店」をテーマに、国分寺・調布・荻窪で居酒屋「彦べえ」、調布のモツ焼き処「ホルモンきんたろー」、荻窪のスペインバル「荻窪バル」を運営するティーカンパニー(東京都国分寺市、代表取締役:月田賢氏)、初のレストラン業態。コンセプトは、「地にこだわり、関わるすべての方の笑顔を追求し、創造し続ける」。同社スタッフ全員で取り組む農業体験を通じて学んだという“農作物をつくる大変さや生産者さんの想い”をきちんと伝え、安心安全な食材を美味しく味わってもらえる楽しい店づくりを目指すという。
温かみのある白を基調とした店内は、“月・太陽・森林”をイメージしている。入り口近くには“月”をイメージした半個室。メインフロアには、ライブ感の味わえるカウンター席をはじめ、ゆったりとしたテーブル席。奥には“太陽”を連想させる、天窓から光が差し込む個室が用意されている。駅近でありながらも、地下の物件は知る人ぞ知る隠れ家のような場所だ。
メニューは、奥会津牛の「ローストビーフ」や「ステーキ」、和牛100%の「ハンバーグ」をメインに、国分寺の地元で取れた野菜をはじめとする産地にこだわった野菜料理を多数提供する。1日2回(19:00と21:00)焼き上がる「ローストビーフ」は、「1g 11円」とお得な価格で、客が食べたい分だけをオーダー可能。肉本来の味を楽しめるようにと、あえて超あら挽きにした「ハンバーグ」には、自家製の会津味噌を練り込むというストーリーも。合わせるソースは、4種類(トマト、Tetsuo、おろしポン酢、サルサ)用意されているが、まずはそのままで、したたる肉汁と肉の本来の味を堪能してみて欲しい。
ドリンクは、月田氏の出身地でもある会津地方にある“花泉酒造”と“国権酒造”の地酒や国産ワインを中心に揃える。花泉酒造からは「辛口本醸造」(700円)、「一火」(750円)、「口万」(850円)、「七口万」(850円)。国権酒造からは「純米酒 国権」(800円)、「てふ」(900円)、「夢の香」(800円)、「山廃純米」(850円)、「俺の出番」(850円)が、その味わいとともに、客が選びやすいようにメニューで紹介されている。国産ワインは、山梨・長野・鳥取を中心に赤・白・ロゼ・泡がグラス500円から用意され、ボトルは3000円~4000円台が中心。そのほかに、茨城県の地ビール「常陸野ネストビール」(700円)や女性好みの「フルーツビネガーサワー」(各種450円)などもラインアップされる。
スタッフ一同で取り組む農業体験も今年で3年目に突入したという同社。「店内で扱うお米や味噌は、自社農園でつくったものを使用しています。より地方や地元に貢献できるように、今後は店内でお米の販売を開始します。ゆくゆくは会津のJAと繋がり、“食べて繋がる会津の軸”となるように、つくり手の顔が見える店づくりで人と人を繋げて行きたいです」と月田氏。10年、20年と続く企業であることを念頭に、関わる全ての人の笑顔をつくり出していく同氏にこれからも注目だ。