恵比寿、表参道、白金台、六本木でカジュアルリッチなカフェやレストランを展開するMERCER OFFICE(東京都渋谷区、代表取締役:羅直也氏)は、2013年4月、鎌倉にニューヨークスタイルのビストロ「BRUNCH KITCHEN(ブランチキッチン)/MERCER CAFE(マーサーカフェ)」を出店し、ラグジュアリーな空間の提案をさらに広げている。そのMERCER OFFICEが2014年1月、フラグシップ店となる「M HOUSE(エムハウス)」をグランドオープンする。この店は、恵比寿ガーデンプレイスのヒルサイドに佇む、レトロモダンなビルを丸ごとリノベーションしたもので、マイアミのビーチ沿いにあるクラシックホテルのようなビルに複数の店舗が入るMERCER BLDG.として1月25日オープンする。
MERCER CAFEといえば、店内に暖炉を配するなどカジュアルリッチなモノトーンのインテリアが主流だが、今回は青と白のストライプのソファを配置したり、各所のポイントには黄色を使うなど、マリンテイストのポップな色使いが特徴。1階と2階はカフェレストラン「M HOUSE」、3階はパーティールーム「TERRACE BAR」で、1階と3階にはテラスがあり、都会にいながらまるで海岸のリゾート地で爽やかな風に当たり、リッチなひとときを過ごしているような気分になれる空間だ。インテリアデザインは、副社長兼クリエイティブディレクターを務める、森野成貴氏のプランによるもので、「マリンでもカジュアル過ぎず、ニューヨーカーがマイアミへ来ているイメージ」(森野氏)という。
ブランチタイムには、六本木「MERCER BRUNCH」でもいまだ人気沸騰中の「ブリオッシュフレンチトーストブランチ(1,600円)」を9種類揃える。また、店舗限定の新メニュー「フレンチトーストのエッグベネディクト(1,800円)」を提供。さらなるムーブメントを起こしそうだ。18時からのディナータイムはオマール海老や生うに、本まぐろといったシーフードを使った料理がメイン。マイアミを意識しており、スパイスを使ったエスニックなものや、特選A5和牛など素材を生かしたメインメニューなど、MERCER CAFEならではのスタイリッシュな料理に仕上げる。「本格的な味を気取らずに楽しめる」という点はこれまで通りで、1階ではアラカルトを中心に、2階では洋風の鍋やオーブン料理などを中心に提供して、ゆったりと楽しんでもらえるようにする。
フラグシップとなるこの店はMERCER OFFICEにとって10店舗目で、会社の設立からは5周年を迎えた。節目として、このビル内にオフィスも設けるという。カジュアルリッチなカフェやブランチレストランなど、常に最新のフードライフスタイルを提案し続けている同社。近年、レストランに足を運ぶ若者が減少しているといわれる中、森野氏は「カフェをきっかけにワインやシャンパンに興味を持ってもらい、若者たちがレストランにも行くようになってくれれば」と話す。MERCER CAFEらしさを追求しつつも、飲食業界全体の今後を見据えているといえるだろう。フラグシップ店をオープンし、ますます波に乗るMERCER OFFICE、2014年も目が離せない。
店舗データ
店名 | M HOUSE(エムハウス) |
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住所 | 東京都渋谷区恵比寿4-23-13 MERCER BLDG. |
アクセス | JR・地下鉄恵比寿駅から徒歩5分 |
電話 | 03-3441-7551 |
営業時間 | ブランチ 月~木10:00~15:30(L.O.15:00) 土日祝 9:00~18:00 ディナー 18:00~24:00(L.O.23:00) |
定休日 | なし |
坪数客数 | 140坪 130席(1~3階の合計) 1階 40坪(32席)+テラス20坪(18席) 2階 40坪(中2階10席、2階25席) 3階 30坪(30席)+テラス10坪(15席) |
客単価 | ブランチ 2000円、ディナー 5000~6000円 |
運営会社 | MERCER OFFICE 株式会社 |
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