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吉祥寺ハモニカ横丁の仕掛人、VIC手塚一郎氏が近未来型「ハモニカ横丁ミタカ hym(ヒュム)」を三鷹駅北口に8月9日オープン!

開放感溢れるファサードからは隣の店までも見渡すことが出来る
ふらりと気軽に立ち寄れる立ち飲みの先は、集う人で賑わいを見せる
猫道のような路地が奥へと誘う
横丁の空気を愛するオーナー、手塚一郎氏

(取材=西山 登美子)


三鷹駅北口、元パチンコ屋のビル1階に、飲食店やショップなど7店舗が集合するビルイン型横丁の実験モデルとなる「ハモニカ横丁ミタカ」(愛称 hym ヒュム)が8月9日オープンした。仕掛人は吉祥寺の夜を盛り上げる吉祥寺ハモニカ横丁の重鎮、VIC(ビデオ・インフォメーション・センター)代表取締役の手塚一郎氏。 路地ではなく、空きビルの空間を、大胆かつ斬新な構想のもと、現代的な建築構造と猫道的な路地が共存する「ハモニカ横丁ミタカ」として再生させた手塚氏。戦後の闇市を原点とした地域に根付く横丁の多くが、老朽化とインフラ不備、経営者の老齢化や廃業による廃退、存続の危機などの現実に直面する問題を多く抱えている。それでも、日常の生活がそのまま息づき、人々のパワーに満ち溢れ、整備された現代都市にはない自由で奔放な魅力が横丁にはある。そんな横丁を愛する手塚氏は、諸問題をクリアし、横丁の魅力を構築するため、建築家集団マウントフジアーキテクトに依頼し、具体化した。彼らは、必要なインフラを床下や天井に整然と配備し、安心安全で近代化した環境を整えた。同時に、横丁へ誘い出すような路地と人々のざわめき感が伝わってくるような空間を見事に構築した。 角地のビル1階「ハモニカ横丁ミタカ」の顔となり、道行く人の目を引く、輸入雑貨とカフェの「GARAPAGOS(ガラパゴス)」。ウィンドーガラスからもおしゃれな雰囲気が伝わってくる。フリースペースの空間をはさみ、開放感溢れたオープンスタンドで迎えてくれるのは、阿佐ケ谷の名店「立呑風太くん」の系列店、立ち飲み酒場「孫パンダ」。赤い窓枠が印象的な吉祥寺で人気の高い、餃子の店「みんみん」。この2店舗はテナントとなる。そして、「GARAPAGOS(ガラパゴス)」の右サイド路地に構えるのが、昼は、茨城県緒川村と地元三鷹の朝穫れ野菜を売る八百屋「のら」。夜は、日本酒が飲める立ち飲みとなる「のらぼー」。 さらに、中に入れば、輸入ワイン・ビールを専門に取り扱う店「Central Wine(セントラルワイン)」とアートギャラリーでもあり、アートグッズやフェアグッズを扱う「CHELSEA(チェルシー)」が一つの空間に収まっている。隣には、飲食店の中心となるスペインバル「MOSKOW(モスクワ)」が、昼にはランチ、夜にはワインが味わえるバルとして営業する。口の字型のオープンカウンターは、ハモニカ横丁の焼鳥の人気店「テッチャン」。好みの辛さのタバスコで楽しめるブラジルスタイルの焼き肉「BRAZIL PENGUIN(ブラジルペンギン)」。それら店舗の中央には、緑色の大きなテーブルが置かれ、解放された空間がある。普段は「MOSKOW(モスクワ)」のテーブルとして使われているが、ときにはイベントの集いの場となるという。八百屋で野菜を買い、ランチを食べて、ときにはギャラリーやショップをのぞく。夜になれば、立ち飲みやカウンターで、顔見知りや見知らぬ人々と一杯交わし、一日の終わりを楽しむといった、ありふれた日常生活が「ハモニカ横丁ミタカ」には存在する。まさに横丁で出会うという、リアルで面白い日常を作り上げているのだ。 今後は、様々なイベントを開催し、情報発信の場、集いの場となる未来型横丁の実験を行なっていくという手塚氏。元はカプセルホテルであったビルの上階の一部は、シェアハウスとしてリニューアルされ、新しいカルチャーづくりを発信している。

店舗データ

店名 ハモニカ横丁ミタカ hym(ヒュム)
住所 東京都武蔵野市中町1-5-8

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電話 代表 0422-38-9290 (モスクワ・のら&のらぼー・テッチャン・ガラパゴス・ブラジペンギン・チェルシー) /みんみん0422-37-4177/孫パンダ0422-54-5292
営業時間 のら 11:00〜18:00/のらぼー 17:00から24:00/モスクワ 11:30〜24:00/ ガラパゴス17:00〜24:00(※金土バーのみ〜3:00)/ブラジルペンギン・テッチャン 16:00〜24:00 /チェルシー&セントラルワイン11:30〜21:00/ みんみん11:30〜15:00・17:00〜21:00/孫パンダ15:00〜24:00
定休日 基本無休
坪数客数 73坪
客単価 2500円
関連リンク VIC
関連リンク ハモニカ横丁
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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