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日本酒新時代のキーワードは“おしゃれカッコいい”。日本酒バル「JAPAN酒 BAR Under the Tree」(ジャパンシュバル アンダーザツリー)が阿佐ケ谷に3月1日オープン

白をアクセントにしたシックでおしゃれなファサード
日本酒のイメージを一新するバル空間の中に、さり気なく和を見せている
手前:削りたて海のなまはむ、奥:おすすめの白麻婆豆腐。酒は結城酒造の結
左:兄の木下誠道氏。右:弟の木下直道氏

(取材=西山 登美子)


JR中央線・阿佐ケ谷駅北口の飲屋街、スターロードに「JAPAN酒BAR Under the Tree(ジャパンシュバル アンダーザツリー)」(運営:ケイセント)が3月1日オープンした。「優れたクオリティで、いろいろな料理ともマッチする魅力的な日本酒を多くの人に、特に今まで日本酒を飲んだことのない人にその美味しさを知って欲しい」と日本酒専門店を開いたのは、兄、木下誠道氏と弟、木下直道氏の爽やか兄弟だ。バルスタイルにした理由を「日本酒ビギナーの方が気軽に入り、呑むことが出来るように」という同店は、二人にとって、はじめての飲食店経営となる。 店内は、落ち着いたブラウンの空間に白のハイチェアが引き立つスタイリッシュな雰囲気。大衆的な飲食店が並ぶ通りにおしゃれな存在感を放つ。酒好きが高じ、飲食店の開業を目指した木下兄弟。「もともと洋酒派でしたが、勉強のために日本酒を飲み始めました。そこで美味しい日本酒に出会い、瞬く間に魅了され、一気に日本酒の世界へ入り、今では日本酒しか飲まないほどです」と話す、弟の直道氏。日本酒との出会いのシーンを大事にしたいという同店は、「見た目も美しく、美味しさを引き立てるから」と日本酒をシャンパングラスやワイングラスで提供する。 香りと味わいを楽しむ旨口タイプを軸に、辛口のすっきりタイプまで、20種類ほどの日本酒を揃える。それぞれの銘柄に、1~10まで数字で“ビギナー度”を明記する細やかな気遣い。数字が高いほどビギナー向けとなる。ポーションは90ml(350円~)と120ml(500円~)。利き酒セットは60ml、3種類を1200円で楽しめる。取り扱うのは、麒麟山酒造の地元銘柄、スーパー普通酒「はでっぱの香」(90ml 350円、120ml 500円)。イギリス人フィリップ・ハーパー氏が醸す木下酒造の「玉川」、東京都・武蔵村山の豊島酒造「屋守」、山口県・旭酒造の「獺祭」(90ml 650円、120ml 800円)など、どれも真摯に日本酒造りを行なう蔵元にこだわる。とくに全国の埋もれがちな小さな蔵元に目を向け、その存在をさりげなく応援する。日本酒を担当する弟の直道氏お薦めの銘柄は、茨城県の結城酒造の「結」。酒造の若女将がはじめて醸した逸品だ。「毎日通っても、新しい味と出会えるように」と、日本酒は季節の造りをはじめ、その都度入れ替えを行なう。 料理は、ユニークなネーミングの逸品「削りたて海のなまはむ」(380円)、納得の「カマボコの味噌漬け」(380円)に「和洋2種ポテトサラダ」(480円)、自慢の「白麻婆豆腐」(580円)など。オリジナリティ溢れる料理は料理担当の兄、誠道氏が考案する。「日本酒をより美味しく飲むために」と、洋テイストの料理であっても和の食材と和の調味料を使い、隠し味には日本酒を入れる」という徹底ぶりだ。 ホスピタリティを大事にしている同店は、「一人でも気軽に立寄り、一杯からでも楽しめるように」とチャージやサービス料は取らない。爽やかな香りにこだわったおしぼりにも、“もてなしの心”があらわれている。「なによりも日本酒の裾野を広げたい」との思いから、日本酒を少しでも安く提供することを心がけているからだ。今後は、「初心者向けを中心に日本酒のイベントなども積極的に行ない、日本酒マーケットの活性化に寄与していきたい」という木下兄弟の今後の活躍が楽しみだ。

店舗データ

店名 JAPAN酒 BAR Under the Tree
(ジャパンシュバル アンダーザツリー)
住所 東京都杉並区阿佐ケ谷北2-2-7 喜楽ビル1F

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アクセス 阿佐ケ谷駅から徒歩1分
電話 03-5356-6155
営業時間 火水木日祝18:00〜24:00、金土19:00〜2:00
※営業時間外はご連絡下さい。
定休日
坪数客数 7坪・18席(スタンディング5〜6人 カウンター6席 ボックス6席)
客単価 2500円
運営会社 株式会社ケイセント
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※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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