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2012年10月4日、神谷町に鶏焼専門店「鳥とも」が開店。「とさか」チームが成育から手がけた鶏肉を一羽まるごと楽しめる、職人気質を貫いた店舗が遂に登場!

大通りから1本入った閑静な道沿い、竹垣に覆われた外観が目印
「江戸の舞台」をコンセプトとした、清潔感あふれる店内
個室は2室の間仕切りを外せば、1室としての利用も可能。幅広いニーズに対応する
自家養鶏した弾力と旨みのある鶏肉を使用。定番から希少部位まで、様々な串が炭火で焼かれ供される

(取材=瀬川 あずさ)


地下鉄日比谷線神谷町駅から徒歩2分。大通りから1本入った静かな通り沿いに佇んでいる「鳥とも」。同店を手がけたのは、麻布十番と六本木一丁目に人気焼鳥店「とさか」を展開するポジティヴ・フード(東京都港区、代表:畑久美子氏)。麻布店は「ワインと焼鳥をオシャレに楽しめる店」として、六本木店は「さまざまな鶏料理を味わえる専門店」として展開しているが、今回はこれまで以上に焼鳥に特化するべく店名も変え、素材から焼きに至るまで更なるこだわりを見せている。使用する鶏はすべて自家養鶏。岐阜県の飛騨高山で採卵し、環境や飼料に配慮しながら前橋の養鶏場で飼育している。「スタッフには毎月研修があり、必ず全員が養鶏所に足を運び、鶏に関するあらゆる知識を深めています」と話すのは同社の店舗統括を務める中村氏。こうして、スタッフが手をかけて飼育した鶏は無駄なく一羽まるごと味わえるよう、さまざまな部位に分けられて提供される。「とさか」で培った経験と技術が集約された本格的な鶏焼専門店は神谷町のビジネスマンのみならず、「マニアックな希少部位好き」のグルマンからも注目を集めているようだ。
そんな同店で供されるこだわりの焼鳥は1本160円から。種類は多岐にわたるが、つくね(380円)、ちょうちん(300円)、砂肝(200円)といった定番メニューに加え、背肝(280円)、つなぎ(220円)、あきれすけん(280円)といった希少部位がやはり人気だ。炭火で加減よく焼き上げられた串を楽しみながら、鶏を熟知したスタッフから各部位についての詳しい説明を受けられるのも一興。加えて、鶏刺し(1300円~)や鶏皮ポン酢(500円)、〆にぴったりの鶏煮込みラーメン(650円)などの一品料理も取りそろえ、さまざまな客層やシーンに対応したメニュー展開がなされている。昼食は一律1000円で提供しており、焼鳥丼、親子丼、鶏から揚げ定食といったボリュームあるラインナップは神谷町界隈のビジネスマンに好評だ。ドリンクはビール、焼酎、日本酒、ウィスキー、サワー、さらにワインまで豊富に常備し、グラス500円台からという良心的な価格設定となっている。特にオススメなのが日本酒で時期折々、全国各地の銘酒を厳選して提供しているという。
清潔感にあふれる店内は「江戸の舞台」をコンセプトとしたモダンなデザイン。焼鳥台を舞台に見立て、客席ならぬカウンターがぐるりと囲む設計になっており、厨房の活気が直に伝わってくるような空間演出がなされている。壁に設置された豪快な墨絵も手伝って、シンプルな中にも威勢の良さが随所に感じられるのも特徴だ。木材を基調としたテーブル席や個室も完備し、ビジネスからプライベートに至るまで、ゲストの多様なニーズに対応するような配慮がなされている。
「これからも美味しい鶏をより多くの皆様に、より気軽に味わっていただきたいですね。我々の鶏の出荷数が今以上に増えれば、もっとリーズナブルな価格でご提供できるようになりますから。そしてゆくゆくは、オリジナルブランドの鶏も育成していきたいんです」と中村氏は意気込みを見せる。彼らが目指すのは、脂の旨みや胸肉の弾力性に長けた極上の鶏肉だという。こうした前向きな流れから、港区や渋谷区恵比寿への出店も目論んでいるようだ。究極の鶏肉への飽くなき探求を続ける同社の更なる展開に今後も注目したい。

店舗データ

店名 鳥とも
住所 東京都港区虎ノ門3-17-1
TOKYU REIT 虎ノ門ビル1F

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アクセス 東京メトロ神谷町駅3番出口徒歩2分、虎ノ門駅2番出口徒歩9分
電話 03-6721-5705
営業時間 ランチ  月~金 11:30~14:30
ディナー 月~金 17:00~23:00 土・祝 17:00~22:00
定休日
坪数客数 29.8坪・43席
客単価 昼1000円~、夜4500円
運営会社 株式会社ポジティヴ・フード
関連リンク ポジティヴ・フード
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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