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中目黒に新しい旋風を巻き起こした「屋根裏のパリ食堂」が、早くも2号店となる「港町バル」を12月10日にオープン!コンセプトは、宮城県石巻直送の新鮮な魚介&旬感冷凍牡蠣を東京の人々に存分に味わってもらうこと!

かわいらしいブルーの屋根が目印の「港町バル」
エントランスを入ってすぐは気軽に1杯飲める立ち飲みスペース
石巻漁港直送の魚介と旬の旨みがギュッと詰まったハーフオイスターシェル「新昌」が目玉だ
(右から)オーナーの林氏、店長の熱海氏、スタッフの高木さん

(取材=松宮 史佳)


最先端の店が数多く立ち並ぶ中目黒に「港町バル」(運営:林デザインオフィス、代表取締役:林泰弘氏)がオープンした。運営する林デザインオフィスは仙台で和食居酒屋やイタリアン、フレンチなど、さまざまな業態で7店舗を経営している。2012年4月にはフランス惣菜とデイリーワインを楽しめる「屋根裏のパリ食堂」を同じ中目黒にオープンし、今回は東京進出の2店舗目。 新店をオープンする話が出たのは、2012年の夏頃。「知り合いだった不動産屋さんに店舗物件を紹介された」と林氏。しかし「屋根裏のパリ食堂」をオープンして3、4カ月ということもあり、林氏は「2店舗目をオープンすることは考えていなかった」そう。だが、実際に店舗物件を内見すると、中目黒駅から徒歩1分という立地もあり大変気に入ったが、先に他の業者と契約がまとまってしまった。ところが、他の業者との契約が不成立となり、林氏が契約できることに。「人生は本当に出会いとタイミングですね」と笑う林氏。 宮城県出身の林氏は3.11の震災後、県内の漁港をまわるうちに「何か新しいことを一緒にやりたい」と思うようになった。地元漁師との強いつながりができ、石巻漁港などでとれた魚介を格安で仕入れるルートができたという。料理には石巻直送の魚介をメインに据えているが、「あくまでも″復興の応援“ではなく、僕たちが行きたいお店をつくることがコンセプト。“新鮮な魚介と白ワインをカジュアルに愉しめる店”を作りたかったのが、まず第一なんです」と林氏は強調する。 魚介とともに同店の目玉となっているのが牡蠣。著名な食生活ジャーナリスト・岸朝子氏の実父の宮城新昌氏は石巻市に研究所を開き、牡蠣養殖に力を注いだ「世界の牡蠣王」として知られている。同市にある「三養水産株式会社」は牡蠣の旬である冬に収穫した牡蠣のみを使用し、とれたての品質を保ち、旨みと食感を急速に閉じ込める、旬感冷凍技術を開発。宮城氏の名前を冠した「新昌」を販売し、現在にも氏の熱い想いを伝えている。「新昌」はハーフシェルのため殻を剥くなどの処理が要らず、そのまま使用できるのもポイントが高い。 ミネラルが豊富な万石浦(まんごくうら)で養殖された牡蠣は非常にミルキーで甘みが強い。形や大きさ、重さなどから専門家が良質なもののみを残し、間引きを行なう。また、牡蠣の周囲に付いた不純物を取るなど育成状態にも常に気を配っている。安全管理も徹底しており、厳しい宮城県の検査をクリアした牡蠣を「生産ロットごとに独自で再検査している」そうだ。 店内は店名の港町をイメージさせる深みのあるブルーを基調とした造り。エントランス側はサクッと飲める立ち飲みスペースになっており、チケッティーが置かれている。チケッティーとは、イタリア語で「小皿に盛られたおつまみ」の意味。「玉子のアンチョビのせ」など1皿100円から。仕入れ状況により異なるが、「チケッティーは1日に10種類ほど用意する予定」と林氏。奥にはテーブル席が完備しているので、“気軽に飲みたい時は立ち飲みスペース”、“ゆったりと食事をしたい時にはテーブル席”とシーンに応じて使い分けできる。 ワインは「イタリア産・フランス産など、いいものならなんでもアリ(林氏)」。魚介によく合う白は60種ほど。もちろん赤も20種ほど取り揃えている。グラス500円から、ボトルは2800円からと非常にリーズナブル。デイリーワインと石巻直送の新鮮な魚介を堪能できる「港町バル」は早くも流行の発信地、中目黒・要注目の店となりそうだ。

店舗データ

店名 白ワイン×魚介 港町バル
住所 東京都目黒区上目黒3-7-8 世拡ビル1F

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電話 03-3713-8081
営業時間 平日 17:00~翌2:00、金土祝前日 17:00~翌5:00
定休日 無休
坪数客数 13.5坪 バル14席 テーブル16席
客単価 バル2000円 ダイニング4000円
運営会社 株式会社林デザインオフィス
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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