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今注目のクラフトビール専門店が渋谷区松濤に新登場!常時40種のクラフトビールが楽しめる「Goodbeer FAUCETS(グットビアファウセッツ)」、12月18日グランドオープン!

大きなステーションカウンターは、まるでステージの様。ビールを注ぐパフォーマンスを見ながら味わうと、美味しさも倍増!?
いわゆるビアパブの雰囲気とは全く異なり、幅広い世代に受けそうな、シンプルでカジュアルな内装。ここなら気軽に入りやすい
こちらは400mlサイズ。グラスはビールによって形を変え、最も美味しい状態で提供できるよう、細かい点まで気を配っている
ビアマネージャーのデデさん。可能な限り、自分の足でブルワリーをまわり、その魅力を確かめているようだ。何を飲むか迷ったら、デデさんに相談するのがいいだろう。

(取材=小野 茜)


12月18日、渋谷の松濤に、今業界でも注目度の高いクラフトビールを専門に扱う新たなビアバル、「Goodbeer FAUCETS(グットビアファウセッツ」が、オープンした。もともとIT事業を展開するニード(東京都世田谷区、代表取締役:飯島 理氏)は、オンラインでクラフトビールを販売していたが、「日本にも男女・世代を問わず愉しめるビアバルをつくりたい」との想いで今回の出店に至ったようだ。コアなファンによる、限られた人の愉しみという印象を覆し、もっと広い層へクラフトビールの奥深い魅力を伝えようと、外から店内の様子が伺える“入りやすさ”を意識した空間を条件に物件を探した。店内は中央に大きなステーションカウンターがあり、中にはずらりと40のタップ、3台のハンドポンプが並び、大きな存在感を放っている。また、頭上にはモニターが設置され、カウンターに独りで座る客にも楽しんでもらえるよう、映像が流れている。いわゆる“ビアパブ”と呼ばれたノスタルジックな雰囲気漂うパブとは違い、クラフトマンによるこだわりのビアを、日常に根差したカジュアルな空間で味わう“バル”が、今最も旬なスタイルのようだ。常時40種以上というラインナップの多さが同店の売りの一つだが、それをセレクト・管理しているのが、ビアマネージャーであるエルダッド ベリベロムさん、通称デデさんだ。イスラエル出身で料理人の経験もあるデデさんは、以前働いていた店でクラフトビールに魅せられ、以来、独学でビールを究め、現在同店ではビールに関することをすべて任されている。メニューにはブルワリー名・産地・アルコール度数・スタイル・苦みの度合いが10段階で示してある。サイズは400mlを基本に200mlのハーフサイズもあり、価格は200mlで650~800円、400mlで900~1200円ほどだ。さらに、ものによっては1500mlのピッチャー(3400円)もオーダー可能。国産では静岡のベアードビールをはじめ、伊豆の国ビール、鹿児島の城山ブルワリー、富山の城端麦酒、山梨の富士桜高原麦酒、長野の南信州ビールほか、多くのブルワリーを取り扱っている。国外では、カリフォルニアのバラスポイント、ピッザポート、ベアリパブリックや、スコットランドのブリュードック、イタリアのビラ デッラ ボルゴなど、国を問わず、デデさんの舌によってビアメニューが構成されている。 なかでもお薦めなのが、同店が提携しているベアードビールにて、オリジナルでつくってもらっているという同社社名を冠した“ニードビール”だ。「クリームエール」「クリームラガー」(ともに200ml:500円、400ml:780円)は、どちらも初心者でも飲みやすく、価格も手頃なビールだ。そのほか、デデさんが「全てがお薦めですが…」という前置きとともに推してくれたのが、飛騨高山麦酒の「レッドボック」(200ml:800円、400ml:1200円)。素材にこだわるため少々値は張るが、それ以上の価値があるという。スパイスの風味がきいているが、苦味がソフトで食事とも好相性だという。また、オープン記念に数量限定でつくった「インペリアルスモークポーター」(200ml:650円、400ml:900円)も無くなる前に試しておきたい一杯だ。料理は「4種のソーセージ」(1000円)、「ビールで寝かせたコロコロチキン」(600円)、「活ムール貝のヴァイツェン蒸し」(980円)など、ビールに欠かせないオリジナルメニューから、「肉厚スペアリブの炭火焼き」(980円)や「パリッパリッ大山鶏モモ肉のグリル」(980円)、「ロゼに仕上げた骨付き仔羊肉のグリル」(1200円)といったボリューム感たっぷりの同店自慢のグリルメニューも充実している。 会計や注文は、店内に設置されたI-podや I-padを利用することも可能だそうで、クラフトビールとは馴染みのなかった若い世代にも受け入れやすいシステムを導入するなど、工夫も様々だ。今後は店舗展開も視野に入れ、クラフトビールの認知度をさらに高め、業界全体がより盛り上がっていくことに少しでも貢献できればと、考えているようだ。「家では発泡酒を飲んでも、外ではクラフトビールを飲んでもらえるよう、その魅力を、店を通じて伝えていきたい」と話す店長の両角 敏秀さん。同店の想いが2012年、クラフトビール業界をさらに活性化するかどうか、今後の動きにますます注目していきたい。 

店舗データ

店名 Goodbeer FAUCETS(グットビアファウセッツ)
住所 東京都渋谷区松濤1-29-1クロスロードビル2階

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アクセス JR・地下鉄 渋谷駅より徒歩4分
電話 03-3770-5544
営業時間 17:00~24:00
定休日 無休
坪数客数 38坪・60席+スタンディング
客単価 3500円
運営会社 株式会社ニード
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※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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