週末飲食オーナー倶楽部で副代表を務める島居氏率いるアセットデザイナーズ(東京都港区、代表取締役:島居里至氏)は、新感覚の生演奏とワインを楽しめるビストロ「bistrosso musique」を、恵比寿銀座商店街路面のワインバー跡に10月25日オープンした。同社は、今まで赤坂のダイニングバー「TROY the bar」に始まり、カラオケバーの「Bar Akari」や、ショットバーの「BAR Piano」、串焼き居酒屋の「串ざんまい」、イタリアンバルの「わい和伊酒場」を展開して来た。サラリーマン飲食店オーナーであった代表の島居氏は、ここまで来て、前職の大手システム会社を退職。飲食店経営に本腰を置いて専念することとなった。そして10月に同氏経営6店舗目となる赤坂のエンターテイメントバー「Bar Jewel」と、今回の「bistrosso musique」を、立て続けにオープンするという快進撃を見せた。「bistrosso musique」とは、ビストロと赤を意味するロッソ、そして音楽という意味のフランス語“ミュジーク”とを合わせたネーミング。その名の通り、店内ではピアノ生演奏とワインと欧州料理を楽しんでもらうコンセプトとなっている。別会社で、エンターテイメント事業も手掛ける代表の島居氏。ミュージシャンのキャスティングが可能であることから、以前からこの業態を志向していたという。そして、付き合いのある不動産業者から、今回の物件の紹介を受けた際に、この業態がばっちりとはまった。目の前にはグランドピアノ。「ミュージックチャージなしに、一杯から気軽に楽しめるビストロでありたい」と、代表の島居氏は話す。そして、「幸せな気分で帰って行ってほしいんです」。ユニークなのは、グランドピアノがテーブルの機能も兼ね、この上で食事を取ることもできる点だ。料理は、イタリアのトスカーナ地方で修行を積んで来た本場の腕を誇る中島健二シェフによるもの。おすすめは、苦味のあるトレヴィスにアンチョビと燻製にしたチーズを乗せて焼いた「スカモルツァチーズとトレヴィスのオーブン焼き」(780円)や、一日塩漬けした鴨胸肉を軽く燻製にした「フランス産 鴨胸肉のスモーク」(780円)、トマトベースのスープでゴロゴロした角切り野菜を煮込んだ「カポナータと玉子のスープ」(680円)、中がピンク色の状態になるようローストした「ローストポーク グリーンソース添え」(780円)などだ。また、1,100円から提供しているピッツァも人気。パスタは、こだわりの手打ち麺を使用。牛肉をワインとトマトソースで味わい深く仕上げた、ボローニャ風のミートソース「手打ちフェットチーネのボロネーゼソース」(1,200円)も自信の一品。ドリンクは、色々な産地の個性あるワインを揃えている。常時20種の泡と赤、白のワイン(各480円~)が、グラスでリーズナブルに楽しめる。ここは、毎日日替りで出演するアーティストによって顔を変える店。親和性の高い、エンターテイメント事業と飲食事業とのシナジーを追求している。
店舗データ
店名 | bistrosso musique(ビストロッソ ミュジーク) |
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住所 | 東京都渋谷区恵比寿南1-2-3 伊藤ビル1F |
アクセス | JR・地下鉄 恵比寿駅より徒歩3分 |
電話 | 03-3712-7706 |
営業時間 | 17:00~24:00 |
定休日 | 日・祝 |
坪数客数 | 11坪・25席 |
客単価 | 3,000円 |
運営会社 | アセットデザイナーズ株式会社 |
関連リンク | 島居里至氏ブログ |