ここ最近注目の魚業態「浜焼き」と言えば、生ビールやホッピーを片手に漁師旗の飾られた海の家のような店内で、魚や貝を焼いて塩や醤油をかけて食べるというイメージが強く、そのほとんどが大衆酒場の風情で打ち出しをかけている。そんな人気の魚業態に風穴を開けるべく、刺身・焼き魚・貝焼きはもちろんのこと、世界の逸品料理をタパスで提供したり、肉料理や食事メニューに至るまでをラインナップするのが、渋谷・新宿・池袋エリアで飲食店の運営やリース・コンサルタント業を手掛けるタイムゾーンマネジメント(東京都渋谷区、代表取締役社長・陶昕(とうしん)氏)である。同社は7月15日、池袋西口に使い方次第でさまざまな用途に対応できる「ROYAL SEAFOOD MARKET ~港~」をオープンする。天井が高く、カフェレストランのような印象の内装に、トロ箱にディスプレイされた魚貝や野菜の素材感を全面に打ち出した市場要素をふんだんに盛り込み、活気のあるオープンキッチンで気取らず楽しめるスタイルを醸し出す。
メニューは、「リコッタチーズの黒毛和牛ロール」(850円)や「“国産新鮮”鶏レバーの塩漬けテリーヌ&ドライイチジク」(780円)など世界の逸品料理をタパスで提供する他、糸魚川漁港などから毎日直送される新鮮魚貝を刺身や焼き魚、貝焼きとして日替りメニューで提供する。焼き魚、貝焼きはジャンルやスタイルにとらわれず、好きに食べていただきたいという思いから6種類のオリジナルソース(葱みりん醤油、ガーリックトマトソース、オニオン酢味噌ソース、大葉ソース、おろしポン酢、タルタルソース)を揃えた。貝や海老、厚焼きベーコンなどを目の前の卓上コンロで炙って食べる一方、7時間ほど煮込んだ「究極のビーフシチュー」(1,050円)や手間を掛けた「名物!骨付きチキンの丸ごとロースト」(980円)など、国境やジャンルを越えたさまざまな料理を用意。ドリンクメニューも、赤白ワイン(グラス500円、ボトル1680円~)をはじめ、生ビール(580円)やホッピー(480円)、焼酎(580円~)、地酒(650円~)、カクテル(580円~)などを豊富に取り揃える。またランチメニューにおいても刺身・焼き魚定食やオムライス、日替りスパゲティなど毎日6種をラインナップ、ドリンク&サラダバー付き880円~で提供する。
近隣に勤務するビジネスマンや近隣住民をターゲットにとらえ、男女比7対3を想定する。今回の出店は、新鮮かつ本当に美味しいものを手頃な価格で楽しんでもらうための漁港直送ルートの確立ができたことに加え、十分な広さや地の利があり、初期投資を抑えることが可能な居抜き物件を見つけたことによりスタートしたプロジェクト。専務取締役の松野進氏は「素材の新鮮さと美味しさを感じていただけるような料理を、スタイルにこだわらず、同僚や家族と気軽に楽しんでいただきたい。そしてこの業態が軌道に乗った後には、食にこだわる人が多く集まるとされる、新宿三丁目や恵比寿界隈での展開を実現したい」と話す。
店舗データ
店名 | ROYAL SEAFOOD MARKET ~港~ |
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住所 | 東京都豊島区西池袋1-9-2 池袋デュープレックスタワー1F |
アクセス | JR・地下鉄・東武東上線池袋駅より徒歩1分、西武池袋線池袋駅より徒歩3分 |
電話 | 03-6804-7739 |
営業時間 | 月~木11:30~15:00/16:00~24:00 金・祝前日11:30~15:00/16:00~翌5:00 土11:30~翌5:00 日・祝日11:30~24:00 |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 130席 |
客単価 | 4000円 |
運営会社 | タイムゾーンマネジメント株式会社 |