日本初の魚串専門店「さくらさく」をはじめ、さまざまな釜飯の楽しみ方を提案する神楽坂の「つみき」を運営するアントレスト(東京都新宿区、代表取締役社長・有村壮央氏)は7月3日、神楽坂に産直有機野菜を存分に味わえる創作野菜料理専門店「野菜食堂 sakurasaku」をオープンする。“農家直接の野菜を存分に楽しんでもらう”をコンセプトに、社長の有村氏の実家の農場や知り合いの農家から届く安心安全な無農薬・減農薬、有機栽培の野菜や果樹を鮮度抜群の状態で提供する。近年、女性を中心に美味しくて体にやさしい野菜料理の人気は上昇しているものの、需要に対して専門店の数は少ないと感じていた有村氏。父が運営する農家のある和歌山から直送の野菜や果物を一番美味しい状態で食べてほしいという思いから、野菜が主役を張る料理をメインに色々な楽しみ方を提案しながら、野菜だけでは物足りないという方のためにも、肉や魚介とバランス良く楽しんでもらえるメニューを数多く取り揃え、ストウブ鍋で蒸し上げた野菜のココット料理や野菜たっぷりのガレットを中心に展開する。メニューは、ストウブ鍋を使用した「岩中豚の梅ロールキャベツ」(880円)「トマトのリゾット詰めオーブン焼き」(550円)「有機豆のチリソース煮込み」(480円)の他、フランス・ブルターニュ地方の郷土料理であるガレットに野菜をふんだんに加えたオリジナルメニュー「鰯のラグーのガレット」「ラタゥーユのガレット」(いずれも800円)などを揃えた。野菜の力を引き出すために「野菜と牛スジの噌煮込み」(1150円)や、「穴子のグリル白インゲンのソース」(980円)といった肉や魚と組み合わせた料理も充実させている。季節の新鮮な野菜や果実を使用して作られるデザート「焼きトウモロコシのアイスクリーム」や「かぼちゃプリン」(いずれも480円)も魅力だ。ドリンクは、野菜料理に合わせてワイン50種類(赤、白、スパークリング)を取り揃え、「ワイン50種 テイスティングビュッフェ」と称して1500円で飲み放題となっている。その他、日本酒、焼酎、カクテルなど、幅広い品揃え。今回の出店は、神楽坂で展開する「つみき」が入居しているビルの4階に空きが出たことを受け、物件ありきからスタートした新業態。和歌山で農場を運営している父親への親孝行と、地元の美味しい食材を知ってもらうための一端を担う意味で野菜料理専門店の出店を決めた。また、居抜き物件であったため立派なワインセラーが無償で残っており、飲み放題とすることで客に還元するという。内装を手掛けたのはカームデザイン。女性の一人客も気兼ねなく入店できる、木の温もりが印象的なカジュアルレストランスタイル。ホテルなどが近隣にあるため、結婚式二次会での利用や、レストランウェディングの提案も考えている。今回の業態は店舗展開を考えていないという有村氏。「今回の出店は、条件の揃った物件に出合えたことと、弊社創業時の信頼のおけるベテランシェフがカムバックしたことで、大地が育んだ野菜本来の味わいをリーズナブルに提供することが実現できたと考えています。ですから、今後は産地である農家に光を当て、神楽坂との架け橋となれるよう、じっくりと育てていきたいと考えています。野菜の美味しさをたくさんの方に知っていただくことで、他の飲食店さんが農家を応援してくれるかたちになれば嬉しいですね」と話す。今では一年を通してさまざまな野菜がスーパーで手に入るようになったが、やはり旬の時期が最も美味しい。旬の時期に味の濃い美味しい野菜を食べてほしいため、近隣の住民に野菜の直販も行なっていきたいと意欲を見せた。
店舗データ
店名 | 野菜食堂 sakurasaku |
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住所 | 東京都新宿区神楽坂4-3 ( 楽山ビル4F ) |
アクセス | 地下鉄牛込神楽坂駅より徒歩3分 地下鉄神楽坂駅・飯田橋駅・JR飯田橋駅より徒歩5分 |
電話 | 03-5206-8282 |
営業時間 | 火~木17:00~24:00、金17:00~翌3:00、 土17:00~23:00、日11:30~23:00 |
定休日 | 月 |
坪数客数 | 28坪・47席 |
客単価 | 4000円 |
運営会社 | 株式会社アントレスト |
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