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コラーゲン鍋で一躍話題となった「(汁)ハレノヒ 西麻布店」が6月1日、1階フロアのみを味噌汁専門店としてリニューアルオープン!

(取材=田村 真理子)


コラーゲン鍋の「(汁)ハレノヒ 中目黒本店」や蒸し鍋の「(畑)ハレノヒ 表参道店」の他、凹カステラのインターネット販売を手掛けるノスプロダクター(東京都港区、代表取締役:小野坂直之氏)は、同社初の試みとなる味噌汁専門店を6月1日、「(汁)ハレノヒ 西麻布店」1階部分にリニューアルオープンした。
日本食の原点ともいうべき味噌汁を若い世代に味わってほしいとの思いから、「ハレノヒ」をスタートして以来追求し続けたというオリジナルの秘伝のだし汁を使用し、国産味噌と具材にこだわった味噌汁専門店を展開することにした同社。これまでに同社が手掛けてきた店舗同様に、F1層を主力ターゲットとし、お酒を飲んだ後のラーメンに変わるものとしてヘルシーで美容効果もある味噌汁を提案する。
席数10席の1階フロアには、古民家のような囲炉裏を設置することで喧騒な都会の一角に郷愁をそそる和の空間を演出。カウンターには全国各地を回り厳選セレクトされた8種類の味噌(愛知「太閤」、秋田「特上 石孫味噌」「籾発芽玄米仕込み」、京都「平安」、長崎「麦の波」、長野「手前自慢」新潟「糀屋の味噌 特上」「刈谷田」)が並ぶ。
メニューは味噌汁にご飯と小鉢がセットになった「ドレミソボン」(1200円)のみで、味噌や具材は好みのものをチョイスできるシステムとなっている。味噌汁の基本具材となっている大根、ニンジン、ゴボウにプラスして「磯」(宇和島特産じゃこ天・岩のり)、「里」(特製鶏つくね・油揚げ・こんにゃく)、「ハレノヒ」(すりおろし大和芋)の3種類から選べる。選んだ味噌と具材を秘伝のだし汁と合わせ、スタッフが目の前で味噌汁を仕上げてくれる。
扱う食材は全て国産となっており、だし汁に使用している利尻昆布は小野坂氏自らが現地に足を運んで選んだもので、現在8種類の展開にとどめている味噌に関しても全国各地の味噌を5、60種程試して、各地方のオーソドックスな味わいを代表する味噌を選んだ。味噌汁とご飯に添えられた小鉢にもこだわりが垣間見られ、若い世代にはなじみの薄い、秋田のいぶりがっこや滋賀の子鮎の甘露煮といった味わい深いものを提供することで奥深い日本の魅力を伝えていく。
ビューティ&ヘルシーをキーコンセプトに店舗展開を行い、女性の支持を獲得してきた同社。日本伝統の食材から離れつつある若い世代に向けて、米や醤油、味噌を筆頭に、まだまだ知られていない地域食材を楽しみながら提供していきたいと考えている。同社のディレクターである荒田健晴氏は、「西麻布エリアは、最近になってクラブなどの復活により、活気が戻ってきた感じがあります。飲んで遊び疲れたあとに味噌汁を飲んでほっと一息ついてもらえればと思っています。東京は地方出身者が多いので、その土地によって懐かしい味噌の味も異なるため、囲炉裏を囲みながら見知らぬ者同士が郷土を語り合うなど、不思議なコミュニケーションの場になっています。リピーターのお客様からは、2種類の味噌を合わせたいとか、もっと味噌の種類を増やしてほしいとの声も聞かれますので、こうした要望にも応えつつ、今後は全国各地の味噌汁を提案できるよう考慮していく方針です」と話す。
オープンから日が浅いものの、ターゲットとする女性の反応は上々。予想以上に若いサラリーマン男性と外国人に人気が高いため、今後はボリュームを検討したうえでランチでの展開も考慮している。日本食材の素晴らしさや美味しさを伝えながら、食料自給率を上げることにつなげていければと考えており、反応を見ながら他店での展開を視野に入れ、やがては海外での店舗展開を夢に描いている。

店舗データ

店名 (汁)ハレノヒ 西麻布店
住所 東京都港区西麻布1-8-10

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アクセス 地下鉄六本木駅より徒歩8分
電話 03-3401-8350
営業時間 18:00~24:00
定休日 無休
坪数客数 10坪・10席
客単価 1200円
運営会社 ノスプロダクター株式会社
関連リンク (汁)ハレノヒ 西麻布店(ぐるなび)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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