「洋食ミヤシタ」や「カフェマルシェ 広尾」などを展開するセリュックス(本社 東京都港区、代表取締役・大塚啓氏)は、半熟カステラの専門店「表参道 生カステラ」を6月18日から8月22日までの期間限定で東京・表参道ヒルズ内にオープンする。以前よりスイーツ販売にトライしてみたかったという同社。そこへ偶然にも同社の運営する表参道ヒルズ内「洋食ミヤシタ」の真向かいの店舗が退転したことにより、ディベロッパーである森ビルから、次の店舗が入店する9月までを有効活用してほしいとの打診があった。ちょうど夏休み時期であり、ブームに敏感な女性客はもちろんのこと、観光客の土産需要にも対応できると考え、一大ムーブメントと成りうる可能性の高い半熟カステラを取り上げ、販売をメインにイートインカフェを併設して展開する。極上の卵をふんだんに使用した中央部分がトロ~リとやわらかい半熟カステラは、高温で焼き上げているため、外側はスフレのようにふっくらとしている。人気のプレーン(ホール1470円)を筆頭に、表参道限定の抹茶、ショコラ、メープル(1680円)を用意。イートインカフェでは「洋食ミヤシタ」の料理長(本間寛氏)発案による、バニラアイスクリームと特製コンフィチュール&ホイップの添えられたメニュー(600円)が味わえる。半熟カステラの味を引き立てるよう、山梨産のブルーベリーをふんだんに使った酸味のあるコンフィチュールと、メレンゲのようにふわふわと軽い舌触りのホイップはここでしか出合うことのできないハーモニー(8月22日以降は「洋食ミヤシタ」にて展開)。ドリンクメニューは、コーヒー(ホット/アイスともに300円)、カフェオーレ、アイスティー(いずれも380円)の3種のみであるが、高級種を使用した有機コーヒーとアールグレイ茶葉を使用するなど徹底した味へのこだわりをみせる。ターゲットは感度の高い女性を中心に、地方から訪れる観光客など、幅広く設定している。冷凍状態でのテイクアウトとなるため、保冷バッグに入れずに3時間程度で食べごろとなることから手土産や帰省土産にはぴったり。店頭で地方発送にも対応するためお中元需要に対応可能なのも魅力のひとつ。今回の店舗は期間限定であるため、その後の展開について伺うと「半熟カステラは、現在のところ一人勝ちしているメーカーもないため、ここで『生カステラ』というネーミングを一気に広めたいという思いがあります。東京駅や品川駅などではお土産として人気があるようですが、原宿や表参道ではまだどこも扱っていないものですので、是非これを機会に皆さんにこの味を知っていただければと思っています。これは期間限定ショップとなりますが、並行してウェブショップでの販売を行なっていく予定です。次に何を仕掛けるかは未定ですが、また違った商品での展開をと思っています」と大塚氏。流行の発信地である原宿・表参道エリアに新たなスイーツスポットが登場する。若者や観光客の反応はどのようなものになるのか注目したい。
店舗データ
店名 | 表参道 生カステラ |
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住所 | 東京都渋谷区神宮前4-12-10 ( 表参道ヒルズ本館3階 ) |
アクセス | 地下鉄表参道駅より2分 |
電話 | 03-6447-0595 |
営業時間 | 11:00~22:00 |
定休日 | 不定休 (表参道ヒルズに準ずる) |
坪数客数 | 13坪・20席 |
客単価 | イートイン900円、テイクアウト1500円 |
運営会社 | 株式会社セリュックス |