アイビーエフ・アール(港区南青山、代表取締役社長 栗田 貴史氏)は南青山の閑静なエリアに「HATAKE AOYAMA(ハタケ アオヤマ)」をオープンした。エグゼクティブシェフの神保佳永氏は、2009年より「restaurant I」の総料理長を務め、フレンチに江戸野菜を取り入れたことで話題を呼んだ人物だ。漁師の祖父とイタリア料理のシェフの父のもと、幼少期から食材の大切さを会得してきた神保シェフが抱いていた、「野菜そのものが持つ美味しさに自分の手を添え、その魅力を伝えたい」という思いを具現化させたのが同店だという。展開するメニューは、契約農家による無農薬野菜や江戸野菜をふんだんに使った、シェフのこだわりが随所に感じられるイタリア料理。イチオシは新鮮野菜をアンチョビとニンニク風味の温かいソースで味わう「“HATAKE”バーニャカウダ」(1890円、2人前から)で、これは「畑で野菜を摘む感覚」で厳選野菜を楽しむことができる同店の看板メニューとなっている。その他にも「季節野菜の"TAJIN"蒸し焼き 色々なディップソースと共に」(1680円)、「旬野菜たっぷりのミネストローネ」(840円)などの単品料理や、「2日間寝かせた特製 “ラザーニャ”」(ハーフ800円、レギュラー1575円)、「珠樹自然農園 常世田さんの無農薬バジル ジェノベーゼ スパゲッティーニ」(ハーフ700円、レギュラー1260円)といったパスタ料理、そして人気のココット「ストウブ」を使った同店オリジナルの「ズッパディペッシェ」(2人前2500円)などのメイン料理まで幅広いラインナップで提供する。ドリンクも「HATAKE産 モヒート」(750円)や「茨城県産フルーツトマトをぎゅっ!と、しぼったおいしいトマトジュース」(630円)など、オリジナリティーと遊び心に溢れたメニューが並ぶ。ワインはイタリア トスカーナ産を中心に350種類以上を取りそろえ、グラス650円から提供。甲州ワインなどの厳選した日本ワインにも力を入れているという。ランチでは、旬のスープや10種類の野菜の前菜、旬野菜のリゾットなどがセットになった「HATAKEランチ“50食”限定メニュー」(1260円)や「HATAKE野菜のオリジナルカレーライス」(1050円)など、旬の野菜をふんだんに使ったメニューをリーズナブルな価格で提供する。また同店は、「RISTRANTE(リストランテ)」というもう一つの顔を持つのも特徴だ。こちらはお任せコース(10500円~)を、一日1組限定という特別個室のシェフズテーブルで楽しめる。このシェフズテーブルでは、店のテラス畑で大切に育てた摘みたて野菜の調理過程を見ながら味わうという、同店ならではのスタイルを提案する。開放的な店内は木のぬくもりを感じさせるアットホームな雰囲気。畑の緑と調和するナチュラルな空間演出がなされている。「畑の目の前で新鮮野菜を召し上がっていただくイメージで、五感を使って料理を楽しんでいただきたいですね」と語るのは支配人の見良津 亨氏。神保シェフも「畑を見ていると本当に癒されますよね。うちの畑のそばで心と体に優しい野菜料理を食べてもらい、お客様に更に元気になっていただけたら嬉しいです」と和やかな笑顔を覗かせる。南青山の地に誕生した小さな畑が今後どのように開拓をすすめるのか、これからの展開に期待したい。
店舗データ
店名 | HATAKE AOYAMA |
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住所 | 東京都港区南青山 5-7-2 B1 |
アクセス | 地下鉄表参道駅B3出口より徒歩2分 |
電話 | 03-3498-0730 |
営業時間 | ランチ11:30~15:00 (L.O.14:30)、カフェ14:30~17:00 ディナー18:00~23:00 (L.O.22:30) |
定休日 | 日曜 |
坪数客数 | カウンター7席、テーブル62席、リストランテ10席(個室) |
客単価 | 昼1200円、夜3000円 |
運営会社 | 株式会社アイビーエフ・アール |
関連リンク | HATAKE AOYAMA |