ヘッドライン

ユニマットから独立した金井伸作氏が、独立第一店舗目となる「OMOTESANDO CAFÉ」を、「GYRE表参道」に、4月29日オープン!

(取材=中條 美咲)


エピキュリアン(本社:東京都港区、代表:金井伸作氏)は4月29日、「OMOTESANDO CAFÉ」を「GYRE表参道」にオープンした。こちらの店舗は、代表の金井氏がユニマット クリエイティブから独立後の第一号店となっている。代表の金井氏は、大阪の辻調理師専門学校を卒業後、青山の「JOEL」や有楽町の「アピシウス」、銀座の「ロオジェ」など、名だたるフレンチの名店でホールの経験を積んだ後、藤越や東京ガス子会社で店舗企画開発を歴任してきた人物。その後、ユニマット クリエイティブの取締役副社長に就任し、外食事業の中枢を担ってきた。そして今回、独立第一号店の新天地として、1階に「CHANEL」や「BVLGARI」といったラグジュアリーブランドが出店している、表参道沿いの商業ビル「GYRE表参道」の4階を選んだ。金井氏は、ユニマットからの独立を決意した頃から、「表参道か銀座で有数のカフェをやりたい」と目論んでいたという。そんな折、今回隣接した店舗となる、既存で出店していたビストロノミー「ル・プレヴェール」のオーナーから、「面積を減らす際に、残った区画に出店してくれないか」との相談が持ちかけられたという。早速現地を確認し、ビューの良さに惚れ込んで、出店を決意。ビューは、キャットストリート側の角が全面開口しているため、渋谷方面が一望できる。今回の店舗では、「本物をいかにリーズナブルに提供するかということを追求している」という。今回シェフには、青山の「ロアラブッシュ」やパリの「ミッシェルゲラール」で経験を積み、フィンランドの五ツ星ホテルで料理長を務めた、日本人でただ一人ヨーロッパの由緒正しきユーロトック協会の会員である上拾石博一(かみじゅっこくひろかず)シェフを起用している。料理のジャンルにはこだわらないが、経験を積んだシェフが、全てしっかり手作りしていく。表参道を訪れる外来客はもちろん、表参道で働くアパレルスタッフが普段使いで利用できるような価格設定にしている。また、お茶やお酒一杯から、ディナーまで、色々なシーンでの利用に適応させている。目指すは、ネオ・大衆でありながら、本物のファミリーレストラン。「あくまで、地域一番店は目指していない。10~15年経っても、あそこに行ったら安心して何か食べられるだろうと思われるような、近隣の方々の普段使い店リストに入れてもらえたら。」(金井氏)と話す。主力のメニューは、ピザとソバ粉のガレット。併設するピザ釜で焼いた「フレッシュバジル&トマトのシンプルマルゲリータ」(850円)や「半熟卵とアスパラのビスマルク」(950円)といったピザ、「ガレットマダム=ハム・チーズ・エッグ」(800円)といったガレットがお勧め。中でも、デザートの「ママン・ゲラールのとろけるガトーショコラ」(500円)は、特に自信の品。早くも、食通の間で話題を呼んでいる。金井氏の今回の独立に当たっては、ファストフードとストリートフードに特化したRHコーポレーションと、カフェやレストランといったフルサービスの業態の展開を行うエピキュリアンという2つの会社を起業している。そして、2つの会社を合わせ、RHグループと名付けている。RHコーポレーションでは、元カネボウのアイスクリームチェーン「レインボーハット」の再生と、新規のファストフード業態の開発を行っていく。エピキュリアンでは、「OMOTESANDO CAFÉ」に続き、銀座4丁目の交差点付近に、1ツ星フレンチの「レ・ロジェ」を日本初出店させる予定だ。とうとう表参道の街にも、「本物かつ安い物を」といった、価格破壊の波がきている。今後も、金井氏率いるRHグループの動きから目が離せそうもない。

店舗データ

店名 OMOTESANDO CAFÉ
住所 東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 4F

 >> GoogleMap見る

アクセス 東京メトロ表参道駅徒歩6分、東京メトロ明治神宮前駅徒歩3分
電話 03-3797-3411
営業時間 11:00~24:00(ランチタイム 1:30~15:30)
定休日 無休
坪数客数 33坪、48席
客単価 ランチ:900円、ディナー:1,800円
運営会社 株式会社エピキュリアン
関連リンク OMOTESANDO CAFÉ(食べログ)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

ヘッドライン一覧トップへ

Uber Eats レストランパートナー募集