ミュープランニングアンドオペレーターズが、4月1日渋谷オルガン坂に進化型ニューコンセプト店舗「NOS ORG」（ノスオルグ）をオープン！

ミュープランニングアンドオペレーターズ（本社：東京都港区、代表取締役：吉本隆彦氏）は4月1日、「NOS ORG」を渋谷オルガン坂にオープンした。NOS業態は、青山・恵比寿・渋谷スペイン坂に続き、今回で4店舗目の展開となる。 今回は、既存の恵比寿店の立ち飲み・ラウンジ・パブを複合した構成をそのままに、渋谷ならではのストリートカルチャーを取り込んだ進化型の店舗となっている。フィーチャーしている渋谷のストリートカルチャーとは、ファッション・音楽・映画といったサブカルチャー発信源としての側面と、代々木公園で毎年行われる環境イベント「アースデイ」を筆頭としたオーガニックなストリートカルチャーの発信源としての側面を併せ持つのが特長だ。 コンセプトは、題して“シェアする酒場”（SHARE PUB）。これからの消費スタイルは、消えてなくなる費用から、環境や持続可能な社会を意識した費用に移ろうとしている。この店で食事をしたりお酒を飲むことによって環境への意識を高めたり生産者や仲間とつながることを目指す。それをあくまで酒場視点で肩肘張らず、楽しくクールに実現するのが、“SHARE PUB”の考え方だ。 具体的には、フードメニューで、“これからの農業標準をつくる”を活動方針としたNPO法人「農家のこせがれネットワーク」とアライアンスを組み、季節ごと関東近県を中心に4人の若手農家の作る野菜を導入し、新規就農する農家を応援する。また、ドリンクメニューでは、“KEEP CLEAN KEEP GREEN”を合言葉に街の清掃活動を行なうNPO法人「green bird」への寄付金を含むメニューを導入し、渋谷の街をきれいにする活動を応援して行く方針だ。 さらに、フードメニューは、“オーガニックジャンク”をコンセプトとしており、新しい渋谷の郷土料理を目指す。一見オーガニックとジャンクとは相反する言葉に思われるが、ジャンクな味付けを残したまま、素材は有機野菜や産地が明確な安心安全な食材を使って丁寧に料理するというもの。こうして、ジャンクフードで育って来た渋谷の若者世代に対し、新たな価値を提案する。 フードメニューのメインとなるのが、「農家のこせがれネットワーク」に登録する農家から直送される有機野菜をはじめとしたこだわり野菜を、シンプルに生・焼き・蒸し・揚げの4つの調理法の中から提供する「農家のこせがれ野菜」（各1,200円）。その他には「フライドチキン」（650円）や「塩モツ煮」（780円）、「串焼き」、「肉かすソース焼きそば」（900円）など定番酒場めしをオーガニックジャンクスタイルで提供する。 そして、注目すべきはドリンクメニューでの「ハイボール」のバリエーション。親会社であるサントリーが、角瓶に続く商品として、白州10年や山崎10年・響12年といったセミプレミアム銘柄のウィスキーを売り出そうという戦略のなか、ミュープランニングとしてもウィスキー文化を広めていける店舗展開がキーワードとなってきていた。その第一弾として出したのが、同社が運営を担当した青山の「Splitz’ Aoyama」で、角瓶を20代後半から30代前半の女性をターゲットに洋風のアレンジで打ち出してきた。第二弾は、丸の内ブリックススクエアに出店した「ANTHEMBLE by My Humble House」で、響12年を洋風パブスタイルで提供し、ボトルキープも可能とした。そして、今回が第三弾。白州をメインとして、若い人達にウィスキーを飲んでもらうアプローチを図ることが狙いだ。 南アルプス山麓の森の中に佇む蒸溜所から生まれるシングルモルトウィスキー白州10年をベースに、スッキリ高圧炭素が特徴の特製ハイボールタワーから提供する「NOSハイボール」（600円）や、ミントが爽やかに香る「森香るハイボール」（650円）のほか、ナチュラルで優しい味わいの「ハーブティーフレーバーハイボール」（各種680円）のバリエーションが楽しめる。また、白州を使ったメニューには、「green bird」への10円の寄付金が含まれている。 また、2ヶ月に1度行うミュージックイベント「SON」も特徴の一つだ。既存の恵比寿店でも定評を博してきたイベントだが、今回も渋谷ならではのオーガニックでアコースティックなミュージシャンを中心に集め、オーガナイズしていく予定。また、ダイニングの壁画をギャラリースペースとして開放し、画家やイラストレーター・写真家・書家など若手アーティストの表現の場として定期的に紹介していく。このようなアート＆フード・ドリンク＆ミュージックといった3要素が集まったコンビネーションが強みの業態となっている

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