同社は、04年にオープンした「炎家」を皮切りに、県央地区周辺に飲食店10店舗を展開する。今回出店した2店舗は、いずれも新業態。「EN別邸 中央林間店」は、居酒屋とレストランの中間業態と位置づけ、「地産地消」をテーマに、秦野の無農薬野菜や三浦の松輪サバ、茅ヶ崎の酒蔵の日本酒「天青」などを取り入れたメニューを展開。既存店とは趣向を変えて昼も営業し、お惣菜をメインに秦野の無農薬野菜のサラダバーや魚沼産の釜炊きご飯などが付くビュッフェランチ(1,200円)を提供する。夜は、越後のもち豚を使った「特製 美肌健康しゃぶ」と、「秘伝 つゆしゃぶ」(各1人前980円、注文は2人前~)をメインに、「淡路島 日本一甘い玉葱」(530円)「小清水農園 泥葱あぶり」(480円)といった産地直送野菜、もち豚の串焼きや沼津産の干物を使った炉端焼きなども豊富に揃える。
一方、「黒獅子 本厚木店」は、もつ鍋と炊き餃子がメニューの2本柱。国産牛のもつを使用したもつ鍋は、白味噌、醤油、スンドゥブチゲの3種類(各1,344円)を用意。博多名物の「濃厚炊き餃子」(1029円)は、豚骨スープに焦がしニンニクとマー油を加えた濃厚な味が特徴だ。ほかに「博多一口焼き餃子」(609円)や「宮崎日南鶏の唐揚げ」(504円)、「獅子丸名物 手羽先の唐揚げ」(504円)などの名物料理も揃えている。
代表取締役の保志氏は、1974年生まれ。現在、居酒屋甲子園の東日本統括リーダーをはじめ、神奈川エンジン会リーダー、東京外食勉強会代表などを務め、外食業界の活性化に励んでいる人物。第3回外食クオリティサービス大賞も受賞しており、地域でもレベルの高い店づくりを実践している。さらに1月30日には、水炊き・鶏すきがメインの「白獅子 本厚木店」、2月5日には塩ホルモン「肉の寅屋 湘南台店」をオープン予定と、新業態の出店を控えている。「出店に関しては物件ありきではなく、人ありき。有能な社員に社内独立性をとっており、8月に独立した2店舗は既存の130~150%まで売上げをのばしている。2月までで出店はひと区切りなので、今後は横浜出店へ向けての基盤を固めていきたい」と保志社長は語る。
店舗データ
店名 | EN別邸 |
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住所 | 神奈川県大和市中央林間4-5-9 1F |
アクセス | 小田急江ノ島線中央林間駅から徒歩2分 |
電話 | 046-278-6622 |
営業時間 | 昼 11:30~14:00 夜 17:00~24:00 |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 40坪・60席 |
客単価 | 3,800円 |
運営会社 | 株式会社キープ・ウィルダイニング |
関連リンク | 株式会社キープ・ウィルダイニング |