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ミシュランにも庶民派登場!?11月20日、「ミシュランガイド東京2010」が発売!

発売直後の売れ行きは好調らしいミシュラン2010。

日本版ミシュラン3年目となる「ミシュランガイド東京2010」が、11月20日に発売された。今回も高評価をキープした日本版だが、その内実は年々一般消費者との価値観の差を広げているように思われる。今回掲載された施設は合計234軒で、うち197軒がレストラン・飲食店、37軒がホテルとなった。2010年度版のトピックとして挙げられたのは、・「えさき」(和食)、「鮨さいとう」、「幸村」(和食)が、二つ星から三つ星に昇格 ・1軒のレストランが二つ星として新登場、8軒が一つ星から二つ星に昇格 ・42軒が一つ星に加わるなど。累計で 261個の星が輝く東京は、以前として世界一「星」の多い街としてリードを広げる形となり、三つ星レストランの数においても世界No.1となった。そうした中で注目したいのが、「今回は新たに、焼き鳥、居酒屋、串揚げ店も紹介した」と公言されている点だ。ミシュラン掲載店のうち67%を占める日本料理店の中で、従来のふぐ、そば、すきやき、寿司、天ぷら、鉄板焼、うなぎなどのカテゴリーに加えて、居酒屋、串揚げ、焼き鳥が新たに加わっている。しかし、その詳細を見てみると、居酒屋1店、串揚げ1店、焼き鳥4店で、いずれも一つ星どまり。そのうち、唯一、居酒屋ジャンルで星を獲得した「六角」は、今回3つ星に昇格した「幸村」の姉妹店で、当初は幸村のお客限定で営業していた隠れ家バーだったという。一般のお客が考える「居酒屋」とは程遠いとの声は、各メディアからも上がっている。その他、串揚げの「六覚燈」(銀座)も、客単価1万円を軽く超える、言わずと知れた高額店。ミシュランの審査員と日本の一般客との感覚の差が、はっきりと露呈する形となった。一方、焼き鳥では「とり喜」(錦糸町)、「よし鳥」(東五反田)、「バードランド」(銀座)、「たかはし」(西五反田)の4店が選出された。いずれも焼き鳥店のなかでは比較的高額店の部類に入るものの、飲んで食べて6,000~7,000円前後で、食べ慣れたお客には高くない価格設定。ワインも取り揃えた店も多く、外国人にとっても優良店といえる点が評価されたと見える。そもそも現代の日本の食シーンでは、一般紙やテレビのグルメ情報が氾濫する一方で、グルメブロガーの口コミ情報など“生の声”を重視する傾向が年々強まっている。日本人以外の審査員が中心となって格付けをするという仕組みに、興味はあるもののいまいち信頼感を覚えないという日本人は、意外に多いのではないだろうか。今年は、調査対象区に江東区と文京区も加え、調査対象は15区に広げたとも伝えられているが、23区をすべてカバーしていない点でも、いま一歩完成度が低い。また、今年発売された関西版ミシュランでは、掲載拒否を唱える老舗が多数登場したことでも話題になった。記者会見では、日本版ミシュランを「ローカル重視のガイドブック」と語り、「日本の皆様に真に愛される本に育てていきたい」と語られたが、現状では、日本を観光する外国人や、グルメに疎い日本人の大金持ちにとっては優秀な本、という域を出ないように思われる。より東京の食シーンをリアルに評価するのであれば、ラーメンやお好み焼きといったジャンルも、今後は視野に入れていくべきではないだろうか。 

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