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進化を遂げるクラフト焼酎、「新宿屋台村」に並ぶ、いま注目の銘柄はコレ!

鹿児島芋焼酎が火を付けた本格焼酎のブームから早15年以上が経過。ブームは下火になりつつも、その水面下では蔵元の努力により焼酎造りが驚くべき進化を遂げている。“昔ながらの焼酎のイメージ”を覆すような味わい、香り、手造りを大切にしたニュータイプの「クラフト焼酎」が続々登場している。今回は「新宿屋台村」で提供される注目銘柄を、その飲み方とともに紹介する。


取材協力「新宿屋台村」

広島県で大衆居酒屋などを展開する広川屋が、2019年5月、新宿にオープンした横丁型居酒屋。「大衆肉酒場 横綱」「魚の酒場 魚すけ」「煮干しラーメン いりこ屋」の3つから構成され、それぞれのメニューを相互に楽しむことが可能。

新宿屋台村
住所/東京都新宿区西新宿1-15-2 第5オムニクスビルB1
電話/03-6279-4477
営業時間/15:00~翌1:00(LO.24:00)
定休日/無休

同店では厳選されたクラフト焼酎を約16品用意。その品揃えとオススメの飲み方を聞いた。

※その時のラインナップにより、取り扱いがない銘柄がある場合もあります

教えてくれる人

写真右:光酒造 常務取締役:永末正成さん。「新宿屋台村」の焼酎セレクトを担当。写真左:「新宿屋台村」店長の蛸瀬りょうさん

麦焼酎

小正醸造「白猿」
ワイン酵母で造る麦焼酎。果実由来の甘い香りとフルーティさが特徴。特に香りが引き立つソーダ割りがおすすめ

≪オススメの飲み方≫
水割り・お湯割り・ソーダ割り・ロック

光酒造「博多小女郎 吟醸磨き」
50%まで磨いた国産麦を使用。G20大阪サミットでも提供された品。大吟醸の透明感をそのまま堪能できるロックがおすすめ。

≪オススメの飲み方≫
水割り・お湯割り・ソーダ割り・ロック

光酒造「感謝ノ焼酎 泥亀 プレミアム麦」
「焼酎が苦手な人もおいしく飲める」がテーマで、アルコールは20度と低めでクセのない味わい。ソーダ割りですっきりと楽しむのがおすすめ。

≪オススメの飲み方≫
ソーダ割り

芋焼酎

田崎酒造「薩摩 黒七夕」
黒麹で仕込んだしっかりとしたボディ感ある味わい。昔ながらのクセのある味わいなので、お湯割りが特におすすめ

≪オススメの飲み方≫
水割り・お湯割り

光酒造「感謝ノ焼酎 泥亀 ピンクラベルシリーズ 芋」
「焼酎が苦手な人もおいしく飲める」がテーマの泥亀の芋焼酎が登場!芋が苦手な人もソーダ割りですっきりと楽しめる“ピン泥”の愛称で人気の一品。

≪オススメの飲み方≫
ソーダ割り

その他

比嘉酒造「残波ホワイト25度」
フルーティで軽い飲み口の泡盛。クセがなく合わせやすい。後に紹介する「モリンガ割り」は注目!

≪オススメの飲み方≫
水割り・ソーダ割り

町田酒造「奄美黒糖焼酎 里の曙」
芳醇な香りとまろやかな味わいの黒糖焼酎。さわやかさも持ち合わせるので、ソーダ割りで爽快に。

≪オススメの飲み方≫
水割り・ソーダ割り

光酒造「太宰府さんのおいしい梅酒」
光酒造で製造される梅酒。焼酎「博多小女郎」の原酒に福岡近郊で採れる南高梅をじっくり漬け込んだ香り高い味わい。

≪オススメの飲み方≫
お湯割り・ソーダ割り・ロック

蔵元直伝!焼酎の割り方を再チェック

焼酎と言えばお湯割り、水割り、ソーダ割りなどが定番だが、光酒造の永末さんから「焼酎のおいしい割り方」を伝授。また、ソーダ割りをワンランク上の風味にするレモンの美味しいカット方法や、さらに「新宿屋台村」店長の蛸瀬さんから、オリジナルの「モリンガ割り」のレシピも紹介する。

■お湯割りは「お湯が先、焼酎はあと」

お湯と焼酎、1:1の割合で先にお湯から注ぐ。お湯から入れることでカップが保温され、対流が起こりお湯と焼酎が混ざり合いやすい。

■水割り&ソーダ割り

グラスにたっぷりの氷を入れてステアし、溶けた分の水をグラスから捨てる。

ステアしてかさが減った分、氷を追加し、焼酎(水・ソーダに対して1の割合)を注ぐ。

水を注ぎ、愛情を込めて20回前後ステアして完成。ソーダの場合は炭酸が抜けないよう、かき混ぜるのではなく2~3回氷を軽く持ち上げてステアするイメージで。

冷えたグラスの上部までしっかりと氷が入った、氷が溶けにくい水割り・ソーダ割りの完成。

■焼酎を楽しむためのピールしやすいレモンカット
ソーダ割りにはカットレモンがおすすめ。意外と知らない?正しいレモンのカット方法を光酒造、永末さんが紹介します。

まず写真のように、レモンの中心を通りながら、斜め半分にカットする。

そのまま4等分にする。「この向きに切ると、まんべんなく果肉から果汁をしっかりと絞れます」と永末さん。

写真のように皮の面を下にして絞る。「皮を下にすることでレモンの香りがより引き立ちます」(永末さん)

■「新宿屋台村」特製!モリンガ割り&モリンガハイ

「新宿屋台村」で提供する「琉球サワー」(599円)と「モリン茶ハイ」(499円)。スーパーフードのモリンガ粉末と泡盛の「残波」を合わせたドリンクだ。作り方を「新宿屋台村」店長の蛸瀬りょうさんに聞いた。

≪作り方≫

グラスに粉末モリンガ8gと「残波」60mlを加えて混ぜ合わせる。グラスに氷をたっぷり入れる。

静かに水もしくはソーダを注ぎ、軽くステアする。カットレモンを絞る。

お茶割りのような苦味がありつつも、レモンの酸味でさっぱりと飲める一杯。「残波とモリンガはどちらも沖縄産。同じ産地のもの同士で相性抜群で、料理にも合います」と蛸瀬さん。

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