1月20日、外食産業記者会は「外食アワード2016」を発表した。同会は、「外食産業界でその年に活躍した人、話題になった人」を毎年発表しており、今回で13回目となる。
受賞者と受賞理由は以下の通り。外食事業者部門では、喫茶店「コメダ珈琲店」などを展開するコメダホールディングスの代表取締役社長・臼井興胤氏、居酒屋「晩杯屋」を展開するアクティブソースの代表取締役・金子源氏、ローストビーフ丼とアメリカンステーキの「Red Rock」などを展開するアール.アンド.ビー守破離の代表取締役・増田昭氏の3名を選出。
それぞれ表彰理由として、コメダホールディングス臼井氏は、郊外型喫茶のビジネスモデルを先駆けて構築し、全国700店舗を達成。東証一部へ上場し、都心部へも積極的な事業展開を進めている。アクティブソース金子氏については、これまで多店舗化することが難しかった“センベロ”業態を、仕入れ力と使い勝手の良い店づくりで実現した。アール.アンド.ビー守破離増田氏については、SNS時代にマッチしてヒットしたメニュー「ローストビーフ丼」を開発し、専門店以外にも居酒屋、バルなどでも提供されるなど業界に影響を与えた、としている。
中間流通・外食支援事業者部門では、国際すし知識認証協会代表理事・風戸正義氏と全国すし商生活衛生同業組合連合会会長・山縣正氏の2名を選出。「すし知識海外認証制度」の立ち上げや国内外での講習会、認定試験を開催するなど、海外におけるすしの調理衛生技術の向上に貢献。
特別賞には、種苗メーカー、生産者、物流業者が協力してヨーロッパ野菜の生産と普及を推進するさいたまヨーロッパ野菜研究会が選出された。(詳細はこちら)
2017.01.21
「外食アワード2016」受賞者6名が決定!
前の記事
無化調、国産原料を使った餃子酒場「餃子の山」が本八幡にオープン。遠藤商事の新業態
次の記事
キリンビール、クラフトビール新戦略「Tap Marché」。小型ディスペンサー開発で、導入ハードルを下げる