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サイタブリア出身のオーナー&シェフによる、「栄養はおいしい」がテーマのフレンチレストラン「Restaurant Cana-Cana(レストラン カナカナ)」が曙橋に開業

曙橋駅から徒歩3分の台町坂に立地。深緑の外壁が印象的な店構え
余計な装飾のないシンプルな内装。14坪に14席というゆとりある席配置。客数を取ることよりも一組一組にしっかりと向き合い、お客の満足度を優先したいとの思いからだ

「新玉葱のスープ とろイワシのフリット 赤玉葱のピクルス」(1800円)は、新玉葱の持つ甘みを最大限に引き出した逸品
「スズキと帆立のムースのパイ包み焼き ヴェアルネーズソース?ショロンソース?」(3200円)。オランデーズソースを添え、ハーブのサラダと合わせればヴェアルネーズソースに、添えられたトマトと合わせればショロンソースとしても楽しめる仕立てだ
写真右から、オーナーでサービスを担当する市川航司氏と、シェフの緑川 温氏

都営新宿線・新宿駅から2駅、都心の喧騒を離れた閑静なエリアである曙橋駅。そこから徒歩3分の場所に、4月20日、「Restaurant Cana-Cana(レストラン カナカナ)」がオープンした。オーナーでサービスを担当する市川航司氏と、シェフの緑川 温氏によるフレンチレストランだ。市川氏と緑川氏は、三越前の「ラ・ボンヌターブル」、六本木の「ローダーデール」(現在は閉店)等のレストランを展開するサイタブリア(東京都港区、代表取締役:石田 聡氏)出身。名店で確かな実力を培ってきた2人が、その集大成としてスタートさせたのが、14坪ほどの小さなレストランだ。

オーナーの市川氏は、22歳のときに飲食の道へ。サイタブリアでは10年ほど経験を積んだ。入社後は西麻布のレストラン「サイタブリア」(現在は閉店)に勤務。その後、同社のケータリング事業の立ち上げを経て六本木の「ローダーデール」へ配属となり、最終的には店長も務めた。市川氏にとって、独立は当初からの夢。自らの理想とする料理を作れるシェフを探していたところ、同社の「ラ・ボンヌターブル」でスーシェフとして活躍する緑川氏と意気投合したことをきっかけに、独立開業へと舵を切った。

「自らで店を作るなら、なにより自分が長く働ける場所がいい。落ち着いた雰囲気で大人がしっかりと食事とワインを楽しめる店が理想です」と市川氏は話す。物件は当初は港区を中心に探したものの、家賃の高さや空き物件の少なさにより難航し、やがて目を付けたのがこの曙橋エリアだ。「落ち着いた雰囲気が理想に合致。それでありながら至近には新宿と四谷という大きなオフィス街を擁するエリアです。しっかりした料理とサービスを提供し認知してもらえれば、それらのオフィス街を中心に集客することができるのではないかと思ったのです」と市川氏。曙橋という地に勝機を見出し、開業に至った。

料理は「栄養はおいしい」がテーマ。「素材の栄養価が最も高くなるのは、旬の時期。季節ごとに旬の素材を使用し、クラシカルなフレンチの技法に則りつつも、私なりのエッセンスを加えた料理を提供します」とは緑川氏。素材の力を最大限に生かす、シンプルなフレンチが身上だ。ランチは1800円、2700円、4500円のコース3種を用意。ディナーではコースよりもアラカルトをウリとしている。「すべての料理がお任せになるコースだけにしてしまうと、量や内容が調節しにくく、お客さまにとって不便。その日の気分にあわせて選べるアラカルトを主体としたメニュー構成にしました」と市川氏。料理は、前菜5品、魚2品、肉3品、デザート2品を用意し、前菜から2品、そのほかの項目からそれぞれ1品ずつの計5品程度を頼むことで、コースとほぼ同等の内容になるメニュー構成としている。また、同店では基本的に1つの料理は2名分のポーションとし、提供時には最初から2皿に分けて提供していることもポイントだ。「一皿で提供してから取り分けると、温度が下がる、盛り付けが崩れるなど、料理が損なわれてしまいます。最初から分けて盛り付けることで、料理を最良の状態で食べていただきたい」(市川氏)という思いからだ。

ドリンクはワインが主体。「しっかりとした料理とともに味わうことを考慮し、エレガントさの見え隠れするものなど、しっかりとした味わいのものを選んでいます」と市川氏は話す。ボトルは5500円~14000円。

「曙橋は、都心のターミナル駅などと比べたら集客力のある場所ではありません。だからこそ、この場所で満席の店になれるほどの実力のある店へと成長させたいですね」と市川氏は意気込む。店名の「カナカナ」とは、地方の言葉でヒグラシの意。市川氏が幼少のころに体験した、ヒグラシの声が響く夕暮れ時の思い出からとったという。「ヒグラシの音色は心をスーッと軽くしてくれる、少年時代の印象深い思い出です」と市川氏。同氏に刻まれた特別な記憶であるヒグラシの声のように、お客にとっても、同店で過ごした時間や料理を思い出に刻んでほしいとこの名を冠した。穏やかさのなかに力強さを秘めたヒグラシの声のように、お客にそっと寄り添いながらもぐっと心をつかむ料理とサービスで、人々に愛される店になっていくはずだ。

(取材=大関 愛美)

店舗データ

店名 Restaurant Cana-Cana(レストラン カナカナ)
住所 東京都新宿区市谷台町4-1
アクセス 曙橋駅から徒歩3分
電話 03-6709-9447
営業時間 ランチ11:30~13:30LO、ディナー18:00~21:00LO
定休日 日曜、不定休
坪数客数 14坪14席
客単価 ランチ2000~4000円、ディナー8000~10,000円
オープン日 2018年4月20日
関連リンク Restaurant Cana-Cana(HP)
関連リンク Restaurant Cana-Cana(FB)

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