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浅草と海外で展開する「下町天丼 秋光」の新業態、「天麩羅バル 秋光」が浅草にオープン。老舗仕込みの天ぷらを酒とともに楽しむ“天ぷらバル”に注目

元呉服店だった建物を「モダン」をテーマに改装し、和を感じさせる佇まい

1階の立ち飲みスペース。カウンター内で天ぷらを揚げる様子が間近に見える
2階は広々とした座敷席で、宴会利用に最適だ
主力の天ぷらは約20品を用意し、150円~1000円。アルコールは日本酒から焼酎、ワインなど豊富にとりそろえる
天ぷら以外にバル風メニューも充実。色鮮やかな野菜が印象的な「オーガニック野菜 焼(グリル)」
写真左から統括料理長の外薗健太氏、代表の谷原秋光氏、店長の岸 司氏

観光客でにぎわう浅草の新仲見世通りから1本外れた路地裏に、4月13日、「天麩羅バル 秋光」がオープンした。熟練の職人が揚げる天ぷらに加え、和製イタリアンのバル風メニューと、日本酒、焼酎、ワインなど種類豊富にそろうアルコールが楽しめる店だ。運営は、浅草と海外で天丼店を展開するAKIMITSU TRIBE(東京都台東区、代表取締役:谷原秋光氏)。

代表の谷原氏は、浅草・吉原地区で明治22年創業の老舗天ぷら店「土手の伊勢屋」の出身。「高校生の時に『まかないで天丼が食べられる』という軽い気持ちからアルバイトを始めたのがきっかけです(笑)」と谷原氏は言うが、やがて天ぷらの世界にのめり込み、修業を重ねていった。ついにはその技術が認められ、2004年にはそれまで世襲だった同店で5代目店主を任され、約10年間、老舗の看板を守り続けた。そして2015年3月、35歳のときに約17年勤めた同店を退職し、商業施設の浅草ROX3G内に「下町天丼 秋光」を開業し独立。同時に海外展開にも意欲を燃やし、現在はシンガポール、フィリピン、オーストラリア、韓国、カナダに10店舗の天丼店をFCで展開中だ。「天麩羅バル 秋光」は、そんな谷原氏の国内2店舗目。浅草のみならず世界で名を馳せる「秋光」の新業態に、注目が集まっている。

同店は元呉服店だった建物の1階と2階で営業。入口で靴を脱いで入店するスタイルで、1階は気軽な立ち飲み、2階は宴会などに向く座敷席という構成だ。「“わいわい飲める天ぷら屋”をテーマに、今までの浅草にはない店をめざしました」と谷原氏は話す。主力の天ぷらは「大根」「茄子」「燻製煮卵の天麩羅」(各150円)、「小海老と貝柱と白魚のかき揚げ」「マグロの血合い天」(各300円)、「穴子」(1000円)など約20品を用意し、1品からでも気軽に注文できるのが魅力だ。天ぷら以外にも、和のテイストのなかにもイタリアンの要素が織り交ぜられたバル風メニューが充実。素材の産地や鮮度にもこだわり、肉、魚、野菜それぞれに厳選したものを使用しているのが特徴だ。とくに魚に関しては、魚の卸売業や漁師を経験したのち同社に入社した、店長の岸司氏の目利きで築地から仕入れたものを使用。魚のプロフェッショナルが厳選した魚介は「旬の刺身(1人前)」(時価)や「船盛り」(4000円~)から「アクアパッツァ」(980円)まで多彩な調理法で楽しめる。おもにメニューの開発を担当したのは、総料理長の外薗健太氏。「サルヴァトーレ・クオモ」で9年にわたりイタリアンの経験を積んできた人物で、その経験がいかんなく発揮されている。ドリンクは日本酒が8品(1合600円~1200円)、焼酎が12品(500円~800円)、ワインが16品(グラス500円~、ボトル2500円~)、ほか各種サワーやビール、カクテルという幅広い品ぞろえだ。

「これまで天丼業態の『下町天丼 秋光』を営業していましたが、『天麩羅バル 秋光』は、天丼だけでなく、当店の天ぷらをお酒とともに気軽に楽しんでほしいと開発した業態です。居酒屋業態という今までにないチャレンジのため、家賃も比較的安価な場所を選ぶなど、低リスクで開業しています」と谷原氏。今後はまた、主力事業である天丼業態の海外出店を中心に事業を進めていく意向だ。「5年後に海外で30~40店舗の出店ができれば」と谷原氏は話す。「天丼の反響が一番大きいのはシンガポール。東南アジアや北米に加え、ヨーロッパ展開も狙っています。国内でも、今度は浅草以外で天丼業態をやりたいですね」とも。もちろん店舗数の増加ばかりを追い求めるのではなく、日々、新しいアイディアの追求にも熱心な谷原氏。「お客を飽きさせない」をモットーにし、新商品の開発にも意欲的だ。目下は天丼の消費が下がる夏に向けて、さっぱりと食べられる「冷やし天丼」を開発するなど、ユニークな発想でファンを魅了し続けている。老舗仕込みの天ぷらをバルというカジュアルなスタイルで楽しむという、伝統と革新を融合させた新提案をする「天麩羅バル 秋光」。“天丼発祥の地”と言われる浅草で人気を博す「下町天丼 秋光」の新業態とあって、地域住民を中心に早くも話題を呼んでいる。

(取材=大関 愛美)

店舗データ

店名 天麩羅バル 秋光
住所 東京都台東区浅草1-29-11
アクセス 浅草駅から徒歩5分
電話 03-5830-6944
営業時間 【月~土、祝前日】 11:30~15:00(LO14:30)、17:30~23:00(LO22:30) 【日・祝】 11:30~15:00(LO14:30)、17:30~21:00(LO20:30)
定休日 無休
坪数客数 20坪22席
客単価 昼1000円、夜4000円弱
運営会社 株式会社AKIMITSU TRIBE
オープン日 2018年4月13日
関連リンク 天麩羅バル 秋光(FB)
関連リンク 下町天丼 秋光

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