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椎名町駅前「おぐろのまぐろ 本店」が立ち飲み業態で新装開業。目玉は199円の「升盛り本まぐろ」

1階は「己」の字形カウンターで空間を有効活用。大きなモニターを設置し、みんなでテレビを見るのも家庭的な温かさを感じさせる
2階は旧店舗から壁紙を変え、小上がりを作り畳を置いた。自宅のような寛ぎの晩餐を楽しむことができる
新鮮で上質なまぐろをシンプルに味わえる「桝盛り本まぐろ」にはさまざまな部位を盛り込んでいる
「自家製ツナポテトサラダ」はまぐろの柵を煮てオイル漬けにするところから手作り
右から小黒食品代表・小黒宏氏、オーナーの長田昌之氏、店長の志村光太郎氏、ほかスタッフ

西武鉄道池袋線で池袋からひと駅。椎名町駅を降りると私鉄沿線らしい庶民的な景色が広がる。街の賑わいの中心には個人商店が軒を連ねる商店街があり、この地で惜しまれつつも閉店を決めた「おぐろのまぐろ本店」をユウト(東京都豊島区、代表取締役社長 長田昌之)が引き継ぎ旧店舗を改装、2018年1月26日にリニューアルオープンした。魚や惣菜などを売っていた1階をスタンディングバーに、食堂だった2階を座敷席とし、新たな顧客を取り込んでいる。ユウト代表の長田氏は、「おぐろのまぐろ本店」創業者・小黒弘子氏の子息で築地の仲卸・小黒食品代表の小黒宏氏とは高校の先輩・後輩の関係。小黒食品は68年続くまぐろの老舗のため、中間業者を通さずまぐろを卸してもらえるという利点がある。

同店オープンの経緯について、「創業者である小黒弘子さんが、高齢のため去年の11月ぐらいに店をやめようという話になったときに、地域に愛された店をこのままなくすのはもったいない! と我々が手を挙げました」と代表の長田氏。本業はシェアハウスの企画運営のため、空き家のリノベは長田氏の得意とするところである。人的ネットワークの活かし方も巧みだ。店の“顔”となるカウンターは、小黒宏氏と同級生であり、長田氏ともつながりのあった新宿御苑の「遠藤材木店」から立派な杉材と檜材を得た。仲間と話し合いを重ね、コの字が連なった「己」の字デザインにしたところ、すみずみまで店員が行き来でき、客同士の距離が近くコミュニケーションも生まれやすいと、スタッフとお客のどちら側からも好評を得た。

料理は「立ち飲みだけどきちんとした料理を提供する。でもハイクオリティーすぎない親しみやすさ」を意識している。店名の通り主役はまぐろで、看板は「桝盛り本まぐろ」は驚異の199円(1人1回限り)。そのほか、「自家製ツナポテトサラダ」(499円)、「トロたく海苔巻き」(399円)、「まぐろカツ」(399円)などで、まぐろの新しい食べ方を提案する。たとえば、「トロたく海苔巻き」は、ネギトロだけを海苔に巻いて食べる小粋な一品だ。ドリンクは、「ビール(中)」(480円)、「バイスセット」(380円)、「熱燗」(380円)など。「椎名町では日常的に外で飲む文化があり、相場が安いんです。価格は一度決めると途中で変えられないので、最初に周辺をリサーチしました。その結果、安くするけど、お客の入りが7、8割でも利益が出るようにドリンクなどの価格を設定しました」とのこと。

気軽なスタンディングバーというコンセプトは地域の人たちに好まれ、新生「おぐろのまぐろ 本店」はオープンから1か月弱ですっかり街に溶け込んだ。旧店舗時代からの常連に加え、立ち飲みに抵抗のない若年層の客もつきはじめた。客同士の交流も活発で、さながら地域コミュニティの拠点のようだ。上質なまぐろという強力なコンテンツを軸に、さらにおもしろいモノやコトが集まってくる予感がある。「今までの縁、これから広がる地域の縁を活かして、うまくいったら池袋駅西口や、東長崎駅あたりにも出店したいです」と、長田氏は今後の展望を語る。

(取材=木村 悦子)

店舗データ

店名 おぐろのまぐろ 本店
住所 東京都豊島区長崎1-4-17
アクセス 西武鉄道池袋線椎名町駅から徒歩2分
電話 03-3972-3639
営業時間 16:00~23:00(L.O.22:30)
定休日 日曜
坪数客数 14坪 1階立ち飲み15~20名、2階11席
客単価 1階2000~3000円、2階5000円
運営会社 株式会社ユウト
オープン日 2018年1月26日
関連リンク 株式会社ユウト(FB)
関連リンク おぐろのまぐろ 本店(FB)

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