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「がぶ飲みワイン サルノコシカケ」が6月6日オープン ワイン×肉の新業態で、国分寺で愛される店を作っていく

扉に小さく店名が貼ってある以外、目印のない外観が客の期待感をあおる
料理とドリンクに分かれたカウンター席だけの店内は、大人がゆっくりと楽しめる作り
値段以上のクオリティの高さを誇る「ブラックアンガス牛ザブトンのタリアータ 」(1680円)
手間をかけて肉のうまみを引き出した「10種のスパイスミックスで寝かせた豚バラロール巻き」(980円)
猿屋一家の代表取締役・藤野裕章氏(写真左)と店長の清水広太氏

新宿駅からJR中央線の中央特快に乗車すれば、20分ほどで国分寺駅にたどり着く。駅周辺には閑静な住宅街が広がっていて、乗降者数は23区外の中央線の駅だと、吉祥寺、立川に次いで三番目に多い。近年、アクセスや住環境の良さから注目が高まっており、商業施設とタワーマンションが一体となった大型複合ビルの建設が行われるなど、さらなる再開発も進む。こうした特徴を持つ国分寺駅の北口から3分ほど歩くと、漆黒の壁面に小さな窓があるだけでの建物に出くわす。そこが6月6日にオープンした「がぶ飲みワイン サルノコシカケ」だ。運営するのは猿屋一家(東京都国分寺市、代表取締役 藤野裕章氏)で、直営だと5店舗目の展開となる。

もともと同店は、肉・野菜・ワインをメインにした「国分寺街角酒場 P-man(ピーマン)」という店だった。国分寺の人気店の一つとして、オープンしてから7年間も支持され続けたが、今回、完全リニューアルを決行。完全に別の業態に作り変えた理由について、代表取締役の藤野氏は次のように話す。「しっかりとディナーも楽しめる店にしたい。そう思って、当店をオープンさせました。キッカケは、スタッフからの提案です。実を言うと、P-manもスタッフの提案が発端となって出来上がった店でした。現場をよく知っているスタッフの提案だからこそ、お客さんのニーズに対応できるだけでなく、当社らしい店舗もできるのはないでしょうか。今回は、肉とワインをキラーコンテンツにして、長く愛される店を作っていきたいですね」。

同店のデザインは、スタジオムーン(東京都港区、代表取締役 金子誉樹氏)の乙部隆行氏が手掛けた。店内は30席のカウンターのみとなっており、同社の強みである対面での接客力を生かす。ただ外観は、交差点の角地にあるにも関わらず、店名が分かるような看板はなく入口も狭い。その狙いについて、同氏はこう語る。「あえて入口を狭くして、店内が広く感じるような作りにしました。他のエリアから国分寺に飲みにくる方は、あまりいません。ほとんどが知り合いや常連の方となるため、地域に根差した店舗作りが必須です。だからこそ、当店では外からの視線を気にしないで楽しめる作りにしました。扉に小さく店名を貼っている以外、店を認知させる手段はありませんが、SNSや口コミで少しずつ認知されていけばいいと考えています」。

メニューの中心は「グリルミート」と名付けられた料理だ。本格的な肉料理の提供は、同社で初めての試みとなる。そのため同店のオープン前には、店長が他店へ修行に出て、新しい料理法を体得。そのノウハウを生かして、「10種のスパイスミックスで寝かせた豚バラロール巻き(ボルケッタ)」(980円)と「牛ハラミのタリアータ」(980円)、「サルノコシカケB.B.Qスタイル(その日のお肉で大串焼き)」(880円)、「仔羊の自家製サルシッチャ」(780円)の4つのメニューがそろう。この他にも、おすすめメニューがラインアップされており、「ブラックアンガス牛ザブトン」(1680円)や「日高四元神威豚肩ロース」(1280円)といった肉料理をはじめ、「冷製 生ハムとルッコラのトマトソース」や「男!!ベーコンのブラックペペロンチーノ」などのパスタも980円で並ぶ。一方、ドリンクの柱はワインだ。店内にはワインセラーが完備されており、50種類近くのボトルワインをラインアップ。また、ワインをよりカジュアルに楽しんでもらうため、「コップワイン」(140mm 380円)という提案も行う。

「サルノコシカケ」。ただ藤野氏は、何年後に何店舗の展開というビジョンは描いていない。あくまでも人材の成長と物件のめぐり合わせで展開を決めていく。店舗作りも、決して焦らない。オープンと同時にヒットする業態ではなく、タイムリーにマーケットに合せながら、根強いファンを持つ人気店を作り出す。実際、これまでのケースだと3年かけてヒットされた店舗もある。その丁寧さこそ、愛される店作りの秘訣なのだろう。同店の成長が国分寺の可能性を広げていくことは間違いない。

(取材=三輪 ダイスケ)

店舗データ

店名 がぶ飲みワイン サルノコシカケ
住所 東京都国分寺市本町3-10-17 田中ビル 1F
アクセス JR・西武国分寺線・国分寺駅から徒歩3分
電話 042-324-5599
営業時間 18:00~翌4:00
定休日 なし
坪数客数 20坪 30席
客単価 4000円
運営会社 株式会社猿屋一家
オープン日 2017年6月6日
関連リンク がぶ飲みワイン サルノコシカケ(FB)
関連リンク 猿屋一家(HP)

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