高級イメージのシャンパンとB級グルメ代表の餃子。大胆で絶妙なペアリングを楽しむ「Champagne & GYOZA BAR スタンドシャン食TOKYO虎ノ門店」が、西新橋に5月9日オープンした。運営するT・M(大阪府大阪市、代表取締役 藤原君夫氏)の東京初出店となる。コンセプトは「国民食、餃子で高級イメージの高いシャンパンの敷居を下げ、もっと気軽で、もっと身近に楽しめるドリンクとして啓蒙する」ことにある。
JR新橋駅烏森口から虎ノ門エリアへとのびる烏森通りのほぼ真ん中あたりの西新橋に店を構える。新橋駅前の飲食エリアからは離れるが、通勤路として多くのビジネスマンが行き交う通りには、立ち並ぶ飲食店も少なくなく、夕方になると賑わいを見せる。通りからも手が届きそうなほど、ファサードギリギリまで延びたL字カウンターが存在感を見せる空間は、道行く人の目を捉える。
同社は大阪で同様のシャンパンと餃子「Champagne & GYOZA BARスタンドシャン食 OSAKA北新地店」、シャンパンとフレンチ焼鳥「ル・コントワール・ド・シャンパン食堂」などシャンパンをキラーコンテンツにした話題の業態5店舗を展開している。大阪に出張する東京のビジネスマンにもそのブランド力は知られ、東京出店が熱望されるほどの人気となっていた。事業を統括し、実質店舗責任者の元田武章氏は「高級で敷居の高いシャンパンのイメージを身近にし、ボトムマーケットの拡大と啓蒙を目指している」という。ヒルトン大阪出身である元田氏はシャンパーニュ騎士団シュヴァエリをはじめ、伝道師としてシャンパン普及に努めている。そんな背景もあり、同社ではリーズナブルな価格でシャンパンを提供することに力を入れている。
シャンパンと餃子、突飛なイメージであるが、実は餃子のタネとなる豚の肉質と脂の甘みがシャンパンの酸とよく合うという。シャンパンを知り尽くす元田氏だからこそのしっかりと計算されたペアリングなのだ。シャルドネには合わないニラを使わずに豚肉、キャベツなどの野菜加え、調味料はフォンドヴォー、塩といったように基本はフレンチ料理にあるという。看板の「シャン食ギョウザ」は(6個500円、12個900円)は、ニンニクの有無を選ぶことからはじまる。タレはオリジナルの「酢醤油」、「ピリ辛の胡麻みそだれ(神戸風)」、「グレープフルーツと出汁のポン酢」、「グリーンペッパーとフォン・ド・ヴォー」と4種類が用意される。さらにカウンターにはヒマラヤ産岩塩白、トリュフオイル、ラー油が常備され、好みに合わせるスタイルだが、まずはそのままで味わってほしいという。料理は他に「生ハム&サラミの盛り合わせ」(1480円)、「パテドカンパーニュ」(980円)、「コッパ」(980円)などの10種類のアイテムを揃えたシャルキュトリーが充実する。大阪の龍岡商店が作るやさしいキムチの「シャンパンに合うキムチ盛合わせ」(500円)は、餃子と共に驚きの美味しさに出会える。極めつけの締めには「シャン食ギョウザバーガー」(400円)など個性的なメニューを揃えている。
ドリンクメニューはビール、「本日のワイン」(グラス700円/ボトル3800円)として赤白各1種類、「純米酒生酒田光」(700円)、フルーツジュースとシャンパンのカクテル4種類(800円)、ソフトドリンク以外は、すべてフランスのシャンパーニュ地方のみで造られるシャンパンのみ。シャンパンは基本の「モエ・エ・シャンドン・ブリュット・アンペリアル」(グラス1400円/ボトル8500円)、「今日のおすすめグラス」(1000円)、ハウス「シャルル・ダンブラン・ブリュット」(グラス880円、ボトル4500円)、「今月のボトル」(4800円〜)を「今日のグラス・シャンパン」としてラインナップする。他に厳選のボトルシャンパン40種類前後(4800円〜100000円台)まで、専門店としてのこだわりを見せている。統括の元田氏は、さらに東京での出店と、シャンパンの普及を目指した、多店舗展開の事業化も視野に入れている。
店舗データ
店名 | Champagne & GYOZA BARスタンドシャン食 TOKYO虎ノ門店 |
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住所 | 東京都港区西新橋1-18-11 ル・グラシェルBLDG.16-1F |
アクセス | JR新橋駅、東京メトロ虎ノ門駅より徒歩5分 |
電話 | 03-6457-9798 |
営業時間 | 月〜金16:00〜2:00 土15:00〜24:00 |
定休日 | 日祝 |
坪数客数 | 12坪・19席(カウンター13席・スタンダディグ6席) |
客単価 | 3500円 |
運営会社 | T・M |
関連リンク | スタンドシャン食 -Tokyo 新橋虎ノ門- Champagne & GYOZA BAR(FB) |