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次世代トップ経営者として注目の夢屋・小林研氏が1階、立ち飲み大衆居酒屋「スタンドぼてふり(仮)」、2・3階が魚介系ビストロ「サケクジラ(仮)」を旗艦エリアの神保町に8月3日、2店舗同時にオープン

1階の「ぼてふり」。簡素な環境がより大衆酒場らしさ、立ち飲みの雰囲気を盛り上げている
左:お得感満載の「ぼて盛り」、右:「活きた北寄貝の炭火焼き」
2階「サケクジラ」。3階まで吹き抜けたダイナミックな空間を際立たせる大テーブル
手前:「海の幸のリエット3種盛り」奥:「干しダラとじゃが芋のまかない煮」
古い一戸建てのビルをリノベーションした同店。内装は倉庫を改装したイメージだ

飲食業界で次世代トップ経営者のひとりとして注目されている夢屋(東京都渋谷区、代表取締役:小林研氏)が同社の旗艦エリアとなる神保町に、また新しい店を8月3日にオープンさせた。昭和の時代の古い3階建てビルをリノベーションした新店は1階が“魚屋の奥で一杯”をコンセプトにした立ち飲み大衆酒場「スタンドぼてふり(仮)」。2・3階は“魚屋のせがれが始めました”をコンセプトとした食堂風の魚介系ビストロ「サケクジラ(仮)」だ。

神保町の中心、神保町交差点の直ぐ近く、古書店や老舗飲食店なども建ち並ぶ、すずらん通りに平行する路地と白山通りの角地に同店は構える。生活路でもある白山通りの歩道に面した外壁を黒く塗装した一戸建てのビルは、行き交う多くの人々の目を引く。倉庫をデザインコンセプトにした空間は、駆体のH工と呼ばれる鉄骨を剥き出しにし、内装の壁は外壁の裏側をそのままという、簡素な骨太さを見せている。

江戸時代、桶などの容器に魚や野菜を入れ天秤棒で売り歩く様を指す“棒手振り(ぼてふり)”を店名にしたのが1階の立ち飲み大衆酒場「スタンドぼてふり(仮)」。町場の魚屋が売り場の奥で、魚屋だから作れる魚が美味しい料理をアテに飲ませるという、隠れ家風の通好みの酒場だ。簡素なシルバーフレームのガラスサッシの引き戸を開けると、惣菜や干物などが並ぶ冷蔵ケースが目を引く。ケースの内側は作業場といった雰囲気の全面開放の厨房スペースで、その傍らには活き貝を入れたバッドが幾つも並ぶ。そんな厨房を囲むように、生成りの木のテーブルを並べた店内は、そっけないほどシンプル。奥には通称どぶづけと呼ばれる、飲み物を冷水の中で漬け冷やす、冷蔵ケースが置かれている。その上部には酒類別毎のグラスも用意され、隣には製氷機とドリンクコーナーが設けられている。同店では、飲み物はお客自らが全てを用意するといった完全なセルフスタイルで、しかも自己申告性だ。まま魚屋の片隅で飲むという粋な遊びこころを楽しむシズル感あるスタイルとなっている。

料理は、本マグロにたっぷりとミニ箱のウニ、容器入りのイクラに鯖棒鮨までを盛り合わせた豪華でボリュームたっぷりの看板料理「ぼて盛」(1880円/一人盛1280円)をはじめお得感満載の一品を揃える。香ばしく炭火で焼き上げる「地はまぐり」、「さざえ」、「北寄貝」など、その日おすすめの国産活き貝の炭火焼きは全て600円。「さば味噌煮」(680円)「金目(下田)西京焼き」(900円)といった魚屋らしいひと手間かけた料理も味わえる。セルフスタイルのドリンクは「大瓶ビール」(600円)に、飲みきりサイズのボトルの「キンミヤ」(800円)、割もの定番「ホッピー」(300円)や「バイス」(250円)。「角ボトル」(1100円)には「タンサン」(150円)と誰にも手軽に楽しめるようなアイテムを揃えている。また「清酒」(600円)と、そのつど銘柄がかわる「地酒」(450円〜)と魚と相性のよい日本酒もしっかりとおく。

1階の階段を上がると同じ倉庫をイメージした空間ながら、印象を大きく変える2階、3階はワインと鮮魚だけのビストロ料理を楽しむ食堂風の別業態。2階は一卓のロングテーブルを置いた南仏の港町の食堂の雰囲気だが、3階はパリのカフェの定番、カフェ椅子やソファーを並べ、おしゃれな雰囲気を隠し見せる。「サケクジラ(仮)」というユニークな店名はまんま、鮭からクジラまでも扱うという、気持ちだけは勢いがある魚屋のせがれのスタンスをイメージしている。だからロングテーブルはマグロの解体を想定しているのだ。

料理は「帆立ひものぽてさら」(480円)、「洋風刺し盛」(850円)から、冷菜「海の幸のリエット3種盛」(850円)に温菜「干しダラとじゃが芋の賄い煮」(880円)、「魚介のあら煮」(750円)。メインの魚介では「まぐろの赤身とアボカドハンバーグ」(980円)に〆の「イカ墨バターライス」(950円)まで、どれもフレンチのプロが作る魚料理の逸品を揃える。
ドリンクは赤白泡のグラスワインが450円〜600円。ボトルワインは2980円〜となる。おすすめは、魚料理もグラスもすすむ、飲みやすいワインを炭酸で割ったスタイルだ。

新しさと古さ、大学をはじめとした教育機関、オフィス、そして古書の街、飲食店、生活拠点として多面的で多様な文化が交差する神保町。そんな街が持つ文化を背景とした酒場を創り出すのが小林氏だ。年内、幾つかの出店が決まっているという同氏に期待である。

(取材=にしやま とみ子)

店舗データ

店名 1F 「ぼてふり(仮)」
2-3F「サケクジラ(仮)」
住所 東京都千代田区神保町1-31-1
アクセス 東京メトロ 神保町駅 A7出口より徒歩1分
電話 1F 「ぼてふり(仮)」非公開
2-3F「サケクジラ(仮)」03-5259-5577
営業時間 両店共に平日17:00〜23:30 、土16:00〜23:00
定休日 両店共に日祝
坪数客数 1F 「ぼてふり(仮)」7坪/18人
2-3F「サケクジラ(仮)」 2-3Fあわせて10坪/28席
客単価 1F 「ぼてふり(仮)」2300円
2-3F「サケクジラ(仮)」3000円
運営会社 株式会社夢屋
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