スペシャル企画

【越えて、つながる】エー・ピーホールディングスの外国人採用戦略と、特定技能VISAに特化した人材紹介企業「M2Assist」の取り組み

こちらの企画は少子高齢化と若年層の飲食業離れにより、近年日本の飲食業界で深刻となっている慢性的な人手不足の“救世主”とも言える特定技能人材の雇用についてフォーカスを当てた企画となります。働く側の外国籍人材、雇用する側の企業側、人材をサポートする企業の3つの側面からインタビューをしていきます。

第一回目は「理念共感」「プロへの成長」「自律的に考える力」の3軸に基づく教育体制を確立し、人が輝く強い組織づくりのリーディングカンパニーであるエー・ピーホールディングスさんの採用事例です。外国籍人材をいかに向き合い、採用、教育、育成を行っているかを伺いました。


お話を聞いたエー・ピーホールディングスHR本部 人材開発部の大和田さん、四八漁場アスタントシェフのトゥアンさん、M2Assist代表の齋藤さん(聞き手:大山 正)

 

【働く人へ、インタビュー】

大山:トゥアンさん、まず自己紹介をお願いします。

トゥアンさん:私はトゥアンと申します。ベトナムから来て、今は東京に住んでいます。よろしくお願いします。

 

大山:日本語お上手ですね。四十八漁場で働いて今どれぐらいですか?

トゥアンさん:11ヶ月ぐらいです。

 

大山:もう少しで1年ぐらいですね。今ここではどういう仕事をしていますか?

トゥアンさん:キッチンの仕事と、他にも色々なことをやっています。揚げ物、チキンとかを作っています。

大山:四十八漁場の好きな所を教えて下さい。

トゥアンさん:みんな仲良くしてくれてお話したりして楽しい。アニメの話とか、休みの日の話とか。休みの日は大体家にいます(笑)。アニメ見て、映画見て、料理作って食べて寝てるだけ(笑)。

 

大山:エー・ピーさんに来る前はどんな仕事をしていましたか?そして、どうして飲食のお仕事にしたんですか?

トゥアンさん:ここの前は介護の仕事でした。学生の時はずっとレストランとかでアルバイトをしていましたので、戻りました。

 

大山:なるほど。前に飲食のアルバイトをしていて、戻りたいと思って今働いてるんですね。今のお仕事していて楽しいことってどんなことですか?また大変なところはありますか?

トゥアンさん:みんな優しいし、みんなでよくお話するし、楽しいですね。大変なところはないです。全然大丈夫ですね。

 

大山:トゥアンさんはどうして日本に来たんですか?

トゥアンさん:学生の時から日本のアニメ、NARUTOとか、ドラえもんとか色々見ていて、日本は面白いかなと思っていました。あとは日本で色々なことをしてみたいと思ったから日本に来ました。

 

大山:やっぱりドラえもんなんですね。海外の方で結構ドラえもんを見て、日本好きになったってお話をよく聞くので。日本の食べ物とかで、何か好きなものってありますか?

トゥアンさん:ラーメンとか寿司とか好きですね。一番最初はお寿司屋さん、そのあと海鮮居酒屋で働いていました。その経験があったから、魚が好きで、四十八漁場に就職しました。今はアシスタントシェフ(副料理長の一つ下の役職)です。

 

大山:では、このポジションで経験を積んだら、次は副料理長になれるんですか?

大和田さん:そうです。入社してからはまずキッチンスタッフとしていろんなポジションの仕事を覚えてもらいます。

一通りできるようになったら次は副料理長、料理長を目指していただきます。

大山:なるほど。エー・ピーさんでは現在トゥアンさんのようなポジションでこのまま経験を積んでいけば、特定技能2号に向けてもステップアップしていけるような制度があるのでしょうか?

大和田さん:はい。特定技能2号は役職就いてから2年経つと受験ができるので、弊社ではアシスタントシェフ、副料理長、料理長と役職があります。

いずれかの役職を取得してから2年経つと特定技能2号の受験が可能です。

 

大山:トゥアンさんは最終的には特定技能2号を取りたいと思っていますか?

トゥアンさん:はい。2年経ったら取りたいです。

 

大山:じゃあそこに向かって勉強中という感じですね。将来、このエー・ピーさんの中でこういうポジションになりたいとか夢はありますか?

トゥアンさん:料理長になりたいです。料理長になるのは難しいです。でも頑張ります。

 

大山:日本語はN2レベルを持っていると聞いていますが、今日本語の勉強はしていますか?

トゥアンさん:最近は少し忙しくて沢山できていないですけど、次は勉強してN1の資格を取りたいです。特定技能2号の勉強も頑張っています。

 

大山:良いですね、そうやって勉強を毎日することによってお店で働く知識も付きますよね。引き続き頑張って勉強してくださいね。最後に日本は楽しいですか?

トゥアンさん:楽しいです。まだわからないことはあるので勉強します。1番は飲食店が楽しいから戻りたかった。できるまでずっと日本に住みたいです。

 

大山:トゥアンさんお忙しい中、ありがとうございました!

 

【採用窓口の方へ、インタビュー】

大山:まずは自己紹介からお願いいたします。

大和田さん エー・ピーホールディングス人材開発部の大和田と申します。よろしくお願いいたします。

取材にお応えいただいたエー・ピーホールディングスHR本部 人材開発部の大和田 裕乃さん

 

大山:エー・ピーホールディングスさんでは、外国人の方の採用はいつぐらいから始められたんでしょうか。

大和田さん: もともとは技能実習生として、塚田農場プラスというお弁当事業部の工場で採用を始めました。そこから「技人国(技術・人文知識・国際業務)」の制度がスタートした頃に海外人材の採用にも取り組み始め、2019年からは特定技能の方の採用も進めています。

 

大山:実際の現場では、外国人の方の採用をしていて助かっていますか?

大和田さん: はい、かなり助かっています。2022年頃に入社した方々はベトナムの方が多かったのですが、最初は店舗側もどう接すればいいのか、どこまで教えていいのかなど、戸惑うことも多かったです。さらにコロナや円安の影響で辞めてしまう方も多かったのですが、2023年頃からは特定技能人材の教育がうまくいっている店舗が出てきました。特定技能人材でも副料理長が増えてきて、入社して1年ほどで料理長になった方もいます。
教育がうまくいっている店舗とそうでない店舗の違いを探っていくと、特別なことをしているわけではなく、新卒社員と同じように丁寧に育てていたのだと感じました。

 

大山:なるほど、外国人だからといって特別なことはしないのですね?

大和田さん: そうですね。特別なことはしていません。教育がうまくいっている店舗を見ると、語学の壁はもちろんありますが、しっかり目標を設定して、定期的に振り返りをしているのだと思います。
そこから私たち人事も、面接の段階で事業部と「どんな目線で育てていくか」をすり合わせるようにしたことで、一気に活躍する人材が増えたと感じています。

 

大山:目標設定して、少しずつ教育・育成していったのですね。

大和田さん はい。1年に2回、目標設定と振り返りのタイミングを設けていて、その際に店長や上長と一緒に話し合ってもらっています。
また、エー・ピーホールディングスグループ全体の最優秀店舗を決めるイベント「AP VALUE AWARDS」では、今年6店舗が決勝に進出しました。そのうち2店舗では、特定技能人材が壇上に立ち、料理長として後輩へ「特定技能人材でもこうなれる」「こういうキャリアアップがある」といったメッセージを伝えていました。
惜しくも準決勝で敗退した天王洲アイル店では、ネパール人の料理長を中心にネパール人社員3名、ミャンマー人社員1名が活躍しています。その店舗を社内CMで紹介し、休憩時間に動画を流して「こういう店舗もあります」と共有しました。
店舗側にとっても「こう接すればいいのか」という発見がありますし、特定技能人材側も「ただ稼ぎに来ている」「時間数で稼ぎたい」という考え方から、「もっとスキルを身につけたい」という意識に変化していきました。その結果、アシスタントシェフの人数が今年一気に増えました。

 

大山:さすがエー・ピーさんですね。素晴らしいですね。今、外国人スタッフさんは割合はどのくらいですか?

大和田さん 現在、外食業全体で136名の特定技能人材が在籍しており、そのうち63名が役職に就いています。

 

大山:国籍としてはどこの国の方々が多いですか?

大和田さん 主にネパールとベトナムの方が多いです。お寿司業態ではフィリピンやインドネシアの方が中心です。お寿司部門では「主任」などの独自の役職もあります。
通算5年間日本に滞在できる特定技能1号の方々が、しっかりキャリアを積んでいけるように新設したのが「アシスタントシェフ」という役職です。新卒と同じように育成していますが、副料理長や料理長になるにはまだハードルが高いため、ステップとして設けています。現在、外国籍の副料理長・料理長・副店長は合わせて15名います。

 

大山:すごいですね。エー・ピーさんに就職すると特定技能2号を取得できる職場環境であるというのは、求職者にとっても大きいですね。実例がありますもんね。日本の方と外国の方、働いていて違いはありますか?

大和田さん: 個人的には、あまり違いはないと思っています。国籍や文化の違いは多少ありますが、根本的な部分は同じです。

私自身、新卒で入社した店舗で、入社1カ月後にインドネシア人の2人と一緒に働きました。2人とも日本語が全く話せない状態でしたが、人間力がとても高く、半年間の研修として「日本の店舗運営を学ぶ」という目的意識が明確でした。

今、面接している方々も、しっかりとした軸を持っている方とそうでない方では入社後の成長に差が出ます。これは日本人でも同じで辞める方は辞めますし、真面目に努力する方はずっと頑張ります。ですので、国籍の違いはそれほど重要ではないと思っています。

 

大山:たくさん面接されていると思うんですけど、どういう方が決まりやすいですか?

大和田さん:どうですか?齋藤さん私とよく面接しているので、こういう子が採用になりやすいなとか。

齋藤さん:自分の過去にちゃんと誇りを持って説明をできる人。それは日本語の会話レベルだけじゃなくて「こういうことを本当に頑張ってやってきました。そして今、違う道に行きます」というのをしっかり誇りを持って話せる人。あとは+αで将来のビジョンと夢を明確に持ってる人。特に特定技能の方って、20代の方がほとんどなので、もちろん夢が変わるっていうことはあるにせよ、そこを明確に持っている方の方が良さそうだなと思います。

大和田さん:見極めがちょっと難しいのが、M2Assistさんでご紹介いただいているベトナムの方とかは、もう日本を経験している方が多かったりするので、割と自分のやりたいことや日本でしたいことていうのは想像がしやすいと思うので面接でもしっかりと伝えていただいていますが、海外からこれから来る方たちは「日本でまず学んで、国に帰ったら自分でお店をやりたいんです」っていうのは結構皆さん同じ夢なんですよ。なので、そこを深掘りしていって『どこまで本気で自分の意見なのかな?』を見極めないと『やっぱり違うな』で終わってしまう方々も多いと思います。

 

大山:なるほどですね。ありがとうございました。

 

【サポート企業へ、インタビュー】

大山:自己紹介をお願いします。

齋藤さん:株式会社M2Assist 代表取締役 齋藤と申します。

同社の人材サポートを行なっているM2Assist代表の齋藤 正成さん

 

大山:まず、M2Assistの創業のきっかけを教えてください。

齋藤さん:私自身、もともとベトナムに少しいたことがあって、前職でも同じような特定技能の方の人材紹介を行っていました。当社の創業の想い・きっかけとしては、やっぱり日本で働いている外国籍の方々も日本人と同じような悩みですとか、相談が非常に多く、その相談を受けた中で、本当にその方に合った企業で就労してもらいたいということから、国内の外国籍人材の方々の転職の支援をメインとした人材紹介の会社を創業しております。

ですから、当社の強み及び色としては『とりあえず人がいるから紹介する』というようなところではなく、『適材適所、本当にその方のスキルを見た上でふさわしい企業に紹介する』といったところを当社の強みとしております。

 

大山:なるほど、国内にいる外国籍人材の転職支援というところが強みなのですね。

齋藤さん:そうですね、先ほどもお伝えしたとおり、本当に人って十人十色で「今までどういうことをしてきたか」「これからどういうことをしていきたいか」「どういう企業で働きたいか」「どういう人と関わっていきたいか」人それぞれあると思います。その中で実際日本人の方は、仕事を探す上で色々な企業を見ることができますけれども、やっぱり外国人の方っていうのは、日本語の壁もありますし、その会社のことをなかなか知ることができないと思います。逆に我々が海外に行って、いきなり会社のパンフレットを渡されて、そこの会社のことがわかるかって言ったら、多分誰も分からないと思います。それが日本国内における外国人の方の捉え方だと思いますので、しっかりそういった求職者の想いですとか、スキル・能力といったものをしっかり我々の方で引き上げ、吸収して適材適所、ふさわしいような会社にご紹介をできる。これがM2Assistの非常に強い部分かなと思います。

ですから、基本的には私だけではなくて、うちの社員にも日頃から伝えてはいるんですけれども、果たしてその方がどういうことをやりたいのか。今までどういうことをしてきたのか。それは履歴書に書いてある紙のものだけではなくて、例えば小さい頃から「包丁を握って魚捌いたことあります」といったことは、履歴書には書いていないんですが、いっぱい話を聞くことによって出てきたりするものですので、そういう引き出しをどんどん引き出すようにということを、社員メンバーにも伝えておりますし、当社の社員の子たちは非常に優秀でして、そういったことが皆さんしっかりできているので、今も質の高い人材紹介ができているというふうに自負しています。

 

大山:数ある導入企業の中で、エー・ピーホールディングスさんの特徴はありますか?

齋藤さん:先ほど大和田さんがお話ししてくださったように、外国人の方でもどんどんキャリアアップできるような環境が整えられるっていうのは、正直人材紹介をやっている我々としても非常に嬉しいことでもありますし、すごいおこがましい話ですけど共に成長していきたいなと思います。広いエリアで展開されておりますので、人事の担当者さんともうまくコミュニケーションを取りながら『こういう方がいるんですけど、こういう能力の方がいるんだったら、こういうお店がいいよね』というような形でコミュニケーションを取りながら、やっていけていることが非常にいいのかなと思っています。

 

大山:最後に外国人人材を取り入れたいと考えている企業様への、メッセージはありますか?

齋藤さん:これから外国人の労働者は日本国内でもどんどん増えていくと思います。もちろん、いい話だけではなくて、悪い話も悪いニュースもどんどん上がってきていると思います。やはりそこを抑制していくことであったり、外国人の子たちが頑張れる環境を作ることが、我々の役目になってくるかなと思います。もちろんこれは日本人の方も同様だと思うのですが、ただ働いてお金を稼ぐというだけではなくて、しっかり夢を持って、その上で外国人の方々も、日本人の方々も切磋琢磨しながら一緒に会社を盛り上げていく。そんな組織を、当社もどんどん生み出していけたらいいなと考えております。

大山:ありがとうございました。

 

【直属の上司へ、インタビュー】

大山:先日、トゥアンさんにインタビューさせていただいたんですけど、あちらのお店では外国人はトゥアンさん1人だけなんですよね?

松林さん:今はそうなんですが、ちょっと前にもう1人いましたね。

トゥアンさんの直属の上司であるエー・ピーホールディングス AP Re:US 統括料理長の松林 瑛介さん

 

大山:トゥアンさんは去年の11月ぐらいからでしたよね。最初の印象はどんな感じでしたか?

松林さん:ええ、最初は僕が面接したんですけど、結構日本語も上手だし、ハキハキしているなぁっていうのがすごく印象的でした。飲食経験もあったので、もちろんこの外国人採用をするときに飲食経験を聞くのですが、飲食経験がない方が多い中で、トゥアン君は経験があったので、期待感がありました。

 

大山:一緒に働いてみて、印象はどんな感じですか?

松林さん:一番思ったのは、覚えがとにかく早いっていうのと、この仕事に対する積極性っていうのがものすごく前向きで、現場へのヒアリングをしても、かなり最初の方から戦力になっていると聞きました。

 

大山:そうなんですね!先日トゥアンさんにインタビューをしたら、非常に謙虚で、自分では言わなかったものですから(笑)。ではとても助かっているというのはあるんですね。

松林さん:はい。ポジションとしては揚げ場、ストーブ、刺し場があるんですけども、刺し場はまだ勉強中だとは思うんですが、他のポジションに関しては、他の海外人材の方よりも、かなり早いペースで任せられているという話を聞いていたので。本人は自分で言わなかったかもしれないんですけど、相当早いペースで覚えていた印象が強いですね。

 

大山:トゥアンさんに期待することとかはありますか?

松林さん:そうですね、この前期からかなり特定技能人材の採用には力を入れていたんですが、周りから見て「やっぱりあのトゥアン君ってすごいよね」って一目置かれるような存在になってほしいなと思いますし、今回はトゥアン君にフィーチャーさせて貰っていますけど、他の子たちにも「こういう子がいるよ」っていう、目標になれるような存在になって欲しいなと思っています。

 

大山:日本人と外国人との違いは、会社の中であったりするんでしょうか。

松林さん:正直、海外人材の方が離職率も低いですし、仕事に対する積極性と、あと強く思うのは、これは僕の憶測なのですが、日本に来れるっていう時点で、かなり地頭がいいのかなっていうのは思っていて。それこそ物事を覚えるスピードであったり、何かを理解する能力っていうのは優れているのかなっていうのは思っています。もちろんこの飲食業界未経験で入る方が多いので、包丁の技術であったり、日本語の読み書きはもちろんつたない部分があって、そこは最初特に半年ぐらいは苦戦する部分ではあるんですが、ある程度業務に慣れてくると、ポジションをきちんと任せられるなというのは非常に思っています。

 

大山:キッチンの中でも揚げたり焼いたりがあると思うんですが、その技術に関しても、日本人の初心者と外国人さんとかで変わりはないですか?

松林さん:そこは変わりないですね。スタートは一緒です。でも「しっかり日本で学びたい」という、もともとのモチベーションが違うと僕は思っていて。なので、お仕事に対する吸収の仕方は違うなとは思いますね。

 

大山:外国人人材を受け入れるにあたって、何か意識していることみたいなことはあったりしますか?

松林さん:ここ数ヶ月はミャンマーの方の採用が多いのですが、いろいろ調べてみるとみんながみんなそうではないと思いますが、ミャンマーの国民柄あんまり人から怒られるのが慣れてないっていうのがあるみたいなんですね。やっぱり日本人でも、強い指導の仕方をする方はいらっしゃるので、なるべくそういった店舗には入れないようにしています。やっぱり働いていて気持ち良く働いて欲しいというのは大前提でありますし、離職は僕も避けたいところで。育つ環境というのを用意したいので、そういった工夫はしています。

 

大山:その他、教育指導の面では大変なのはどんなところですか?

松林さん:日本語の意思疎通だけです。外国人スタッフさんは日本語学校を出てからに入社しているわけですが、これはあるあるなんですけど、学校で習う日本語と、現場で飛び交う日本語って全然違うので、現場で互いに最初苦戦するところではありますね。なので、ゆっくり喋ってあげるとか、理解するまではベクトルを合わせて難しい日本語を使わないとか、そこら辺はかなり気を遣うところではありますが、慣れてくるうちに耳も慣れてきて、普通に会話もできるようになるので問題ありません。

 

大山:動画マニュアルとかそういうのはあったりしますか?全部OJTですか?

松林さん:全部OJTですね。レシピに関しては、ちょっと難しいものは動画を撮って、レシピ動画として配信をしていますが、基本的なものはOJTですね。これは日本のスタッフ、外国のスタッフ関係なく共通です。

 

大山:今後の採用の計画としては、外国人人材は積極的に考えていますか?

松林さん:はい。積極的に採用していこうかなと思っております。幸いなことに今、結構人も揃ってきているので、前期に比べては採用のペースはかなり落としてはいるのですが。プレーヤー以上の役職に就けるような人材が育ってくると1店舗に2〜3人の外国人採用ということも可能となってくるかと思います。

今は刺し場ができる副料理長の役職が最高ですが、そういうメンバーはこれから料理長といった上の役職を任せていけたら良いですね。

 

大山:お忙しい中、ありがとうございました!

 

 

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