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スペシャル企画

「Tap Marché」×和食業態の導入事例。試食会でスタッフにペアリングの重要性を浸透させ、和食に合うクラフトビールを提供

キリンビールが飲食店向けに独自開発した小型ディスペンサー「Tap Marchéタップ・マルシェ(以下「タップ・マルシェ」記載)」は、3ℓサイズのペットボトルに入ったクラフトビール4種類を内蔵したディスペンサー。今回も、「タップ・マルシェ」を導入して売り上げアップを図る店舗にフューチャーする。取材したのは、三崎港の新鮮なまぐろをウリとした和食業態で20店舗を展開するネオ・エモーション(神奈川県横浜市、代表取締役:石橋幸男氏)の、「和食ダイニング まぐろ問屋 三浦三崎港 新横浜店」。和食業態を展開する同社で、クラフトビールをどのように訴求しえているのか、同店店長の森嶋靖文氏と、同社営業本部企画広報課の清水良太氏に話を伺った。


「タップ・マルシェ」をどのように活用していますか?

キッチン内に設置。場所を広く取らないことや、洗浄も簡単に済ませられるのも「タップ・マルシェ」の魅力だ

当店では「タップ・マルシェ」のサーバーを1台導入し、4種類のビールを用意しています。当店は和食の業態ですので、「タップ・マルシェ」で提供可能な銘柄の中から、和食に合うものを選んで提供しています。「タップ・マルシェ」はさまざまな味わいの銘柄のクラフトビールが用意されているので、それぞれの店の特性に合わせてラインアップを選べるのがよいですね。当店で提供するのは和食なので、重くない、軽やかな味付けの料理が中心です。それに合わせて、「オンザクラウド」や「常陸野ホワイトエール」など、軽い口当たりのものをチョイスしています。また、当店のこだわりとしては、それぞれのビールの銘柄のロゴ入りグラスを購入し、4種類とも異なるグラスで提供していることです。全種類が同じテーブルに並ぶこともありますし、見栄えを考えるとグラスが違うことはなにより重要。こうしてグラスでも付加価値を高めています。

導入にあたり気を付けたことは?

複数種類の銘柄が一度にテーブルに並ぶこともあるため、見栄えを考えグラスは銘柄ごとに分けて提供するのが同店のこだわり

導入にあたっては、当店は和食をコンセプトとしていますので、もともとはどちらかというとビールよりも日本酒などがドリンクメニューのメインとなります。ですので、そこで突然クラフトビールの提供をはじめても、スタッフがついてこれずに浮いてしまう。ですので、アルバイトスタッフを含めクラフトビールとフードのペアリングを体験する試食会を実施しました。お客さまにおすすめするには、自身が試食することは必須。スタッフには実際に食べ合わせを体験してもらい、合うもの合わないものを肌感覚に落とすことを大切にしました。

「タップ・マルシェ」を導入して効果はありましたか?

およそ1杯300cc~370㏄。価格は800円前後

レギュラーの生ビールが500円程度なのに対し、クラフトビールは1杯800円前後と価格を高めに設定していることもあり、売り上げアップに貢献しています。ドリンクとフードの売り上げ比も、ドリンク部分がアップ。1杯300cc~370㏄で提供していますが、多い日は1日8本なくなることもあり、大変好評です。
また、当社で展開している「立ち食い寿司 めぐみ水産 横浜ポルタ店」「廻転寿司 まぐろ問屋 三浦三崎港 横浜ポルタ店」でも「タップ・マルシェ」を導入しており、好評を得ています。飽きさせないようラインアップも頻繁に変えています。臨機応変に種類の変更が可能なこともメリットですね。

「タップ・マルシェ」に期待することはありますか?

店長の森嶋靖文氏(写真左)と、営業本部企画広報課の清水良太氏

よりアイテム数が増えると嬉しいでね。やはり和業態を展開する当社としては、とくに和に合う軽いビールがあれば、よりバリエーションが広がりお客さまの満足につながると思います。

<<店鋪データ>>
■和食ダイニング まぐろ問屋 三浦三崎港 新横浜店
【住所】神奈川県横浜市港北区新横浜3-6-2 新横浜西武ビル2F
【TEL】045-470-2977
【営業時間】ランチ11:30~14:30(L.O. 14:00)、ディナー17:00~23:00(L.O. 22:30)、日曜定休
まぐろ問屋の「三崎恵水産」を母体とする和食ダイニング。新鮮なマグロ料理をはじめ、神奈川の地酒をはじめとする日本酒をそろえる。

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