駅を「通り過ぎる場所」から「過ごす場所」と再定義。シーンに合わせた3店舗
店づくりにあたっては、通勤や通学で利用する駅を「通り過ぎる場所」から「過ごす場所」と再定義。これまでレストランや菓子事業で培ったノウハウを生かしながら、3区画それぞれのニーズに合わせた店づくりを行った。
まずは高輪ゲートウェイ駅の改札外の3階部分に、向かい合うかたちでシュークリーム工場「MAISON CLASSIC FACTORY」とティーサロン「MAISON CLASSIC SALON」の2店舗が営業する。
「MAISON CLASSIC FACTORY」は、ガラス張りで製造工程が見えるシュークリーム工場。「駅の中で皮やクリームをイチから製造しているシュークリーム店は当店が初では」(萱場氏)と、店内で粉から焼き上げる。皮の固さが異なる3種類のシュークリームや、クリームをキャラメリゼするブリュレシュークリームなどをできたてで販売。駅ナカの手土産需要に応える。
向かいの「MAISON CLASSIC SALON」は、昼は焼きたてのジャーマンパンケーキや紅茶が楽しめるティーサロン、夜はオリジナルカクテルや「東京八王子蒸留所」コラボのジンを提供するバーラウンジの二毛作営業。駅を見下ろすテラス席があり、この開放感も出店を決めた理由だ。天高8m、ホテルのラウンジのような空間でDJブースも設置。ここで定期的にDJイベントを行う。
一方で、駅改札内2階にあるのが「MAISON CLASSIC CAFE」。自社で焙煎するコーヒーや焙煎玄米粉のパンを使用したホットドッグやサンドイッチ、店内でつくるジェラートなど。行き交う人々の憩いの場として機能するほか、購入した商品を近くのベンチや芝生など駅内のパブリックスペースで楽しむことも想定している。

駅ナカに位置するコーヒースタンド「MAISON CLASSIC CAFE」。移動の合間にふらりと立ち寄れる気軽さが魅力だ

ティーサロン「MAISON CLASSIC SALON」で提供するジャーマンパンケーキ。シュークリームの皮と同じ生地をパンケーキとして焼き上げている
店舗データ
店名 | MAISON CLASSIC(メゾンクラシック) |
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住所 | 東京都港区港南2-1 |
アクセス | 高輪ゲートウェイ駅直結 |
営業時間 | 店舗により異なる |
運営会社 | 株式会社クラシック |
オープン日 | 2025年3月27日 |
関連リンク | MAISON CLASSIC(Instagram) |
関連リンク | CLASSIC INC.(HP) |