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熱いバルスポット、中野レンガ坂に新バル「Organicoo」登場。 100種類以上の自然派ワインをモダンタパスで楽しむ大人バル

2階へと上がった階段の先はおしゃれな雰囲気ワインバルだ
梁下に鉄筋を渡したダイミックなワインセラーのヒントはスペインのバルから。動物や植物をモチーフにしたイラスト、小物が店内を飾る
鮮やかな色で染められた紙に包まれたワインをはじめ、エチケットも個性豊かな自然派ワイン
色々なテイストのタパス料理を盛り合わせた、おすすめの「前菜5種類の盛り合わせ」
Yoshiki氏。 Kenta氏。Yurina氏(左より)の皆さんとオーナーTadashi氏

(取材=にしやま とみ子)


中央線沿線のなかでも話題の飲食ホットスポット、中野レンガ坂に、世界の自然派志向のワインが味わえる体に優しいワインバル「Organicoo(オルガニコ)」が、9月9日オープンした。コンセプトは100種類以上も揃えた世界各国の自然派のワインと、それを美味しく味わうための小皿料理=モダンタパスを楽しむ”体にも心にも嬉しいワインバル”だ。運営は、同じ中野南口にカジュアルイタリアン「ターブル・ド・ペール」を構えるウェイ(東京都中野区、代表取締役:宮坂 賢氏)だ。

人気の飲食エリアが多い中央線のなかでも、知名度が高い中野。駅の北側は、老舗酒場からネオ大衆酒場や立ち呑みがひしめく酒場街が広がっている。北側ほどのパワーは持たないが、南側もまた駅前から伸びる何本かの通り沿いには飲食店が並び、賑わいを見せる。なかでもわずか100メートルほどの坂道に、飲食業界を代表する店が集まるレンガ坂。バル業態が多いスポットで、飲食業界関係者も注目している。この立地に建つビルの2階に、ネオワインマーケットをリードする同店が誕生した。

EUが認証する厳密なオーガニック農法によるオーガニックワインをはじめ、自然と共存する畑造りや葡萄栽培を行うファームやワイナリーが、世界的に広がりを見せているという。さらにはノンフィルターや天然酵母といった、体に優しい、地球に優しいワイン造りも広がり、原点回帰志向が再び注目を集めている。かつては評価が低い面もあった自然派ワインであるが、現在は畑造り、ワイン造りの技術がはるかに向上し、ハイクオリティであると評価が高まっている。そんな自然と共存するワインをコンセプトにしたバルを、数年前から考えていた宮坂氏。店内を彩る多くの動物や植物のイラスト、小物もそんな自然へのオマージュだ。

アメリカを代表するワイナリーをはじめ、ワインは全て宮坂氏自身がクオリティ・テイストを確認し選ぶという。常時100種類以上、フランス、スペイン、アメリカ、オーストラリアといったワイン大国を中心に揃えている。ボトル価格は3000円〜4000円台がボリュームゾーン。コストパフォーマンスもいいカジュアルなワインバルだ。その時々でブランドを変えるバイザグラスは、11種類で500円から用意する。唯一、ハウスワインだけは自然派ではなく、またスパークリングワインの用意はない。天井の梁に沿うように渡した、強固な鉄筋に並ぶワインがリスト替わりだ。ワインをより気軽に楽しめるようにフードはバルの本場、スペインを軸にした小皿料理を。スパイン、イタリア、フランスなどの料理やテイストをコンプレックスしたオリジナルモダンタパスは、コールド系、ホット系を合わせ約20種類近く揃える。野菜は「ターブル・ド・ペール」同様に季節の鎌倉野菜にこだわりを見せる。タパスの定番「自家製ソーセージ」(780円)、「自家製ベーコンのステーキ」(780円)、「パテ・ド・カンパーニュ」(780円)などはシェフの手作りだ。人気は「前菜の盛り合わせ」(3種980円/5種類1280円)。ほかに「本日のお肉」「本日のパスタ」(それぞれ時価)とボリュームのある一品も用意する。

海外の文化や生活へ興味を持ち、23歳の時にアメリア大陸横断し、25歳の時にはオーストラリアへ語学留学した宮坂氏。そこでの飲食アルバイト体験で、サービス業が天職と自ら実感したという。帰国後、グローバルダイニングに5年間在籍し、飲食サービスのノウハウを学び、スキルアップしたという。しかしその後、違う世界を体験したいと異業種のインテリア会社へ転業し、東南アジアを中心に家具バイヤーとして活躍していたという。そんな個性的な経歴を持つ宮坂氏も独立を決め、ビストロ「ターブル・ド・ペール」を8年前に東中野に出店。その3年後には姉妹店「ターブル・ド・ペール」を中野に出店して6年、数年前から温めていた宮坂氏の集大成となる同店をオープンさせた。東中野は既に閉店してしまったが、中野でワインを軸に5店鋪を目処にドミナントに展開して行きたいと今後を見据えている。

店舗データ

店名 Organicoo
住所 東京都中野区中野3-34-24千野ビル2F

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アクセス 中央・総武線・東西線 中野駅から徒歩1分
電話 03-6332-8216
営業時間 【月~金】ランチ11:30〜15:00、ディナー18:00〜翌1:00 【土日祝】15:00〜翌1:00
定休日 無休
坪数客数 18坪・30席(うちカウンター10席)
客単価 ランチ 980円 ディナー 3000円
オープン日 2017年9月9日
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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