「SWANLAKE Pub Edo(スワンレイク パブ エド)」は新潟県阿賀野市にある瓢湖屋敷の杜ブルワリー・ザレストランスワンレイク内のスワンレイクビール醸造所直営クラフトビール専門パブである。スワンレイクビールは1997年、Mr.Edo Tringali(エド・トリンガリ氏)を迎え、生まれた新潟県の地ビール。それから3年後、2000年ニューヨークで開催されたワールド・ビア・カップにおいて、ポーターが日本メーカーとして初となる世界各国1150銘柄の頂点に輝き、続く2006年シアトルでも頂点となった。さらに、アーバンエール、越乃米こしひかり仕込みなど、スワンレイクスタイルで醸造するクラフトビールは、あらゆるコンテストで毎年のように数多く賞に輝いている。クラフトビール界では世界に認められた実力ブランドとして知られているのだ。初醸造から15年、越後の名水とエド氏の真摯な醸造マインドを継承し、常に上質で安心なビールとなるように愛情深く育んできた当然の結果と言える。 “関わる全ての人の心が伝わるビールであること”をなによりも大切にしているスワンレイク。そんな彼らの思いをさらに多くの人に知って欲しく、専門業態となるパブエドの八重洲出店に至ったという。コンセプトは“笑顔&出逢い&愛&絆”。ビールを軸に多くの笑顔と心の出逢い、人と人の絆が広がる場であることを目指している。 店はスターバックスのような入り易さを意識したというだけに、開放感のある造りとなっているが、環境自体はシックで落ち着きのある雰囲気に仕上げている。カウンター奥に並ぶ30ものタップが、クラフトビール専門店としての説得力だ。そんなタップから注がれるビールには、日々テイスティングを怠らないという。「常時行なうテイスティングこそが、品質管理の全てです」と総責任者の古田秀衞氏(スワンレイクビール最高執行責任者常務取締役)と、マネージャーの福島氏は口を揃える。「最上の状態で出荷されるビールをそのまま提供してこそ、クラフトビール本来の美味しさを知ってもらうことになるから」と、テイスティングの重要性を説く。醸造蔵元であり、飲食店でもあるスワンレイクビールは、ことさらに、品質管理の重みを実感するからだ。 提供されるクラフトビールは、スワンレイクビールブランドが8種類。地元新潟産米コシヒカリを使用した、和食に合う越乃米こしひかり仕込みをはじめ、イギリス系エールビールのゴールデンエール、アメリカン産ホップの芳醇な味が特徴のアンバースワンエール、金賞に輝いたポーター、同店でしか飲めない瓶内熟成2年のバーレイワインなどがある。ゲストビールは14種類。エールでは志賀高原IPA、エチゴビール、那須高原ビールスコテッシュエールなど。ヴァイツェン&ホワイトでは、富士桜高原麦酒ヴァイツェンなどをはじめ、人気のクラフトビールが揃う。価格は小サイズ(250ml)550~800円、大サイズ(500ml)900~1350円、150mlは900~1350円、スワンレイクボトルは850円となる。ドリンクはわずかながら、ワイン、新潟地酒も置くが、基本はクラフトビールだ。 料理は、クラフトビールをさらに美味しく楽しめる燻製料理。新潟ブルワリーの燻製小屋でシェフが仕上げる逸品の燻製だ。「越の鶏の燻製」(800円)、「新潟黄金豚のベーコン」(900円)、「ロースハム」(950円)をはじめ、同じく自社のパン工房で焼く「豆乳パンディップ添え」(600円)、また「佐渡へんじんもっこボイルソーセージ」(1500円)、「新潟和牛のビール煮込み」(1500円)、新潟のB級グルメの「新潟イタリアン」(750円)など、新潟の食材や料理を中心にラインアップしている。 スワンレイクビールは、新潟県阿賀野市において、結婚式場として名高い天朝閣グループ(株式会社天朝閣)を母体としている。広い敷地内には和風庭園、式場となる五十嵐邸、パン工房、ギャラリー、そして醸造所を併設したガーデンレストランがある。ブルワリー発祥のアメリカのように、地域の生活に根ざした愛されるブルワリーとして、さらなる発展を目指し、努力を惜しまない古田氏、福島氏のビールに対する想いは深い。
店舗データ
店名 | SWANLAKE Pub Edo(スワンレイクパブエド) |
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住所 | 東京都中央区八重洲2-6-5 八重洲五の五ビル1階 |
アクセス | JR東京駅八重洲南口より5分 |
電話 | 03-5299-6155 |
営業時間 | 16:00〜23:30 |
定休日 | 日曜・祝日 |
坪数客数 | 17坪・40席 |
客単価 | 3000円 |
運営会社 | 株式会社天朝閣 |
関連リンク | 瓢湖屋敷の杜ブルワリー |