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地域に根ざした新しいトーキョーバルスタイル!フード、酒、空間、音楽、それぞれのプロが結集して創ったスパニッシュバルと居酒屋の融合業態「三軒茶屋バル」が1月27日オープン!

ロングカウンターは前店のまま活用。カウンターバックの棚には和洋酒のボトルが並ぶ
旬の野菜と身が厚いホタテの「ホタテと旬菜のアヒージョ」(580円)
自家製鰹出汁で丁寧に炊き上げた「魚介たっぷり炊き込みパエリア」(1680円)
プロジェクトマネージャーの福田孝二氏。1年に1店舗以上の出店を目指す

(取材=虻川 実花)


1月27日、三軒茶屋の栄通り商店街から一本入った路地の突き当たりに「三軒茶屋バル」(運営:ZIEL、代表:濵﨑雅裕氏)がオープン。スペインバルをベースに、日本の居酒屋を融合させた“トーキョーバル”スタイルを提案する同店。コンセプトは“食とお酒というツールで、人と人が繋がる温かな場所を作る”こと。入口には立ち飲みのできるスタンド席、スタッフとの会話が楽しめるカウンター席、奥にはテーブル席を用意し、客の利用スタイルに合わせた空間に仕上げた。地元に住む独身者を中心に集客しており、三軒茶屋という地域性から24時を回ってから飲みにくる客も多いという。 「ただ“飲食店を作ろう”では集まらなかったメンバーで立ち上げました」というのは、プロジェクトマネージャーである福田孝二氏。クラブや焼酎バー、イタリアンレストランなどを経て、カフェカンパニーでカフェ店舗の運営に携わった福田氏は、“現場が生み出す空気感”を大切にしてきたという。その空気感を生み出すのには、人と人とのつながりも要素の1つ。単なる料理や酒にこだわった飲食店ではなく、そこから人のつながりを生む場所を創るという福田氏のコンセプトに賛同したメンバーが、今回の立ち上げに携わっている。フードディレクターに鈴木俊貴氏、空間ディレクターに清水潤一氏、ミュージックディレクターに木村政胤氏、コミュニケーションディレクターに横石崇氏のメンバー。飲食分野以外のクリエーターを集結したことで、単に食べて飲むだけの飲食店にとどまらない空気感を創出した。「食と酒、それだけではないものをこのお店に求めて訪れるお客様がいてくれたら」と、福田氏は想いを語る。 フードディレクターである鈴木氏は、大阪でオイスターバー「味和 Frasco」(アジワイ フラスコ)を経営している。氏が同店で生み出すのは“和とスパニッシュ”のフュージョン料理。スペインから直送する「プレミアム生ハム ハモン イベリコ ベジョータ」(S 850円、L 1500円)から、「海老のアヒージョ」(580円)などのスパニッシュ定番料理や、鰹出汁を使用し土鍋で提供する「魚介たっぷり炊き込みパエリア」(1680円)などの和を取り入れたオリジナルメニューを展開。女性を意識した「有機野菜のバーニャカウダ」(880円)は、赤ネギやロマネスコ、姫人参など、見た目にも彩りと驚きを与える料理に仕上げた。 ドリンクは、バルに居酒屋の要素を加え、焼酎や梅酒などの和酒も用意。ワインはスペインを始め、フランス、イタリア、ニューワールドなど34種類のボトル(2500~4300円)の他、常時4種類のグラスワイン(500円)を提供する。フードとの相性を考慮するとワインの注文量が多いが、軽く1杯飲みに来る客にとって和酒も選択肢にあるのは魅力の1つ。カウンターバックに陳列された酒のボトルが客の期待値を上げる。 福田氏に今後の展開を聞くと「3ヵ月で軌道にのせ、5月までには良い形に仕上げたい」と抱負を話す。また、店舗展開も視野に入れており「1年に1店舗のペースで出店する」、1店舗作っただけでは満足しない。成長企業の仲間入りをするための出店プランは、すでに氏の頭の中にあるのだ。また、飲食店の出店・経営以外にも、社内に飲食店をプロデュースできるチームを作りたいとの考えを露にする。「目標はそこです。“外食プロデュース会社を作る”。そのために、自分も数店舗経営しているという実績がないといけないと思っています」。まだ始まったばかりの福田氏の挑戦に、今後も注目していきたい。

店舗データ

店名 三軒茶屋バル
住所 東京都世田谷区三軒茶屋1-35-4

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アクセス 東急田園都市線三軒茶屋駅より徒歩3分
電話 03-3795-2133
営業時間 18:00~翌3:00
定休日 なし
坪数客数 15.5坪・22席
客単価 3500円
運営会社 ZIEL
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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