飲食店・レストランの“トレンド”を配信するフードビジネスニュースサイト「フードスタジアム」

ヘッドライン

8月20日、DDが95店舗目の“動乱の戦国時代”をテーマにした個室居酒屋 “乱世の個室「戦国武勇伝」を新宿に、そして、GMが新スタイルの蟹酒場“釜茹・唐揚「かに地獄」を新橋に同時オープン!

DDの「戦国武勇伝」。エントランスに配された迫力満点の武将の特注甲冑フィギア
DDの「戦国武勇伝」。カップルカウンター席「織田信長」のある「本能寺地獄変の間」
GMの「かに地獄」。根室の漁港「花咲」で水揚げされた「花咲蟹100g 」580円。身はプリプリで味は濃く、釜茹でにも炭焼きにも絶品!
GMの「かに地獄」。生簀のあるエントランス前にも客席を設け。蟹漁港のようなイメージをかもし出す

(取材=袴 もな)


次々と新業態の店舗を開発し、飲食業界をアッと言わせ続けているダイヤモンドダイニング(港区新橋、代表取締役社長 松村厚久氏)が、8月20日に、動乱の戦国時代をテーマにした個室居酒屋 “乱世の個室「戦国武勇伝」”を新宿にオープンした。同社が展開する店はこれで95店舗目となり、100店舗100業態の目標達成まで、いよいよあとわずかとなった。コンセプトは、日本の戦国時代100年史、群雄割拠、栄枯盛衰の激動の50年間にスポットを当て、「関ヶ原の合戦」や「大阪の役」の激動の時代に活躍した武将の生きざまを店内で体感する!。約57坪の店内は、まるで戦場に迷い込んだような異空間となっている。エントランスは、戦国時代終焉時、数々の武勇伝を築いた「真田幸村」のフィギュアを中央におき、両脇には、大坂夏の陣での敵将「伊達政宗」、カブキ者「前田慶次」の躍動感溢れる特注甲冑フィギアを陳列し、「兵どもの乱世の幻」を表現。飲食店というよりは、まるで戦国時代をテーマにした博物館のような見事なつくりだ。また、店内は個室を含め、エリアごとに戦国時代をモチーフにした内装が展開されている。信長の最後の地、本能寺をイメージした「本能寺地獄変の間」には、カップルカウンター席「織田信長」をはじめ、謀反に及んだ「明智光秀」、信長の寵愛を受けた「森蘭丸」の2つのボックスシートを設え、激戦の幕開けを表現。客席の間を抜ける通路「乱舞・焔の道」は、「大坂冬の陣」をイメージし、「真田幸村」「後藤又兵衛」「長曽我部盛親」ら「五人衆」のノボリがはためく。その通路を抜けたところには、戦国時代の終焉の舞台「大坂夏の陣」の個室があり、日本の「ゲルニカ」と呼ばれる惨劇図の展示がみられる。また、11室の個室を合わせると50名対応の大個室になる「関ヶ原大合戦・天下分け目の間」には東西の武将オールスターズが集結!こちらには「徳川家康」も登場だ。グループやカップルで、さまざまな用途によって個室が選べ、今、増殖している“武将マニア”や“歴女”が泣いて喜ぶ仕掛けが店内随所にみられる。もちろん料理の方も、戦国時代をイメージしたメニューで構成。「関ヶ原の戦い」や「慶長出羽合戦」などの戦国時代の戦になぞられた新スタイルの「せいろ蒸し」は、「【慶長出羽合戦】伊達連合VS直江・前田」と銘打った、陸奥国伊達鶏と越後国黄金豚のせいろ蒸し1380円ほか全3種類を用意。その他のメニューにも、それぞれ戦国時代にちなんだ武将の名前などが付き、「豊臣秀吉の紀州征伐・備長炭炭火焼き」は、秀吉ゆかりの地、紀州といえば備長炭ということで、じっくり丁寧に焼き上げた串焼きが、「もも」、「砂肝」、「つくね」各180円、「鮭はらすの焼き討ち」520円、「縞ほっけの炭火炙り」650円など11種類以上から選べる。お酒の方は、好みの戦国武将ゆかりの土地で選べる30種の厳選焼酎(480円~)をはじめ、「関ヶ原の合戦」になぞらえた東軍・西軍の梅酒(480円~)、忍城成田氏長の娘「甲斐姫」の選んだ酒として、“落胆(城)しない”果実酒(580円~)、また、人気のハイボールも「前田慶次」にちなんだユニークなネーミングで430円のラインナップ。百聞は一見にしかず、戦国ファンでなくとも、ぜひ“戦国時代体験”をこの店で味わってみてほしい。一方、同じく8月20日に、ダイヤモンドダイニングの子会社であるゴールデンマジック(東京都港区、代表取締役社長:山本勇太氏)が23店舗目としてオープンするのは、新スタイルの蟹酒場、その名も「かに地獄」だ。根室「マルダイ水産」より直送された、あらゆる種類の蟹がズラリと並んだ冷蔵ケースを始め、店内は蟹!蟹!蟹!の蟹だらけ、まさに「かに地獄」という様相だ。新橋のランドマークである、ニュー新橋ビル地下1階にある店舗は、前身はゲームセンターであったが、上手く改装を施し、北海道の蟹工場をイメージさせるレトロな雰囲気の店に生まれ変わっている。開放的で大きく開かれたスペースには、新鮮な魚介や蟹が泳ぐ生簀、ドラム缶に網を配した網焼き場があり、オープンキッチンには、ドラム缶大の茹釜があり、ここで茹でられた新鮮な蟹が温かいうちに供される。花咲港をはじめ9つの港湾、漁港をもつ日本でも有数の漁業都市根室の「マルダイ水産」から直送される、新鮮で甘みが強く身がぎっしりとつまっている蟹は、「花咲蟹100g」580円、「あぶら蟹100g」 650円、「ずわい蟹100g」 490円、そして蟹の王様「タラバ蟹100g」が 940円と、破格のお値段で提供される。これらの蟹は、「釜茹」「炭焼き」など好きな調理方法を指定することも可能だ。蟹を使った一品料理も和から洋まで豊富にラインナップされ、蟹の身や足先を入れた、「蟹ちゃんこつくね鍋」1800円、「蟹クリームコロッケ」720円、「蟹のトマトクリームパスタ」1200円など、飽きのこない内容となっている。飲み物でお勧めなのは、甲類のお酒をジョッキに注ぎ凍らせておき、そこへレモンサワーを注いだ「流氷レモンサワー」499円で、水の氷を使わないので、最後まで酒が薄まることなく飲むことができる。そして、店内でのユニークな催しとして、その日の獲れたて目玉商品の海鮮を“競り”で客が落とすイベントがある。店内の明かりが落とされ、競りのスタート開始が告げられると、各客席の壁に備えられたチケットホルダー付きの“競り”キャップを客が被り、店のスタッフがその日の目玉商品の蟹や魚を高く掲げて、威勢のよい掛け声と共に、値段の駆け引きが行なわれる。競り落とした客は、本日の目玉商品を獲得でき、好きな調理法で食することができる仕組みだ。元は、闇市として栄えたニュー新橋ビルの流れを汲んだ、楽しいイベントだ。すでに、100店舗まであとわずかのダイヤモンドダイニングと、その子会社であるゴールデンマジックは、アイデアが枯渇するどころか、ますますその新しいコンセプトに磨きがかかってきている感がある。その勢いは、今後もまだまだ続き、次はどんな業態の店で、業界を驚かせてくれるのか楽しみである。

店舗データ

店名 乱世の個室 「戦国武勇伝」
住所 東京都新宿区歌舞伎町1-6-2 T-wingビル4F

 >> GoogleMap見る

アクセス JR・地下鉄・私鉄各線 新宿駅東口より徒歩3 分
西武新宿線 西武新宿駅南口より徒歩4 分
電話 03-3209-2277
営業時間 17:00~4:30(L.O.3:30)
月・火・日・祝17:00~23:30(L.O.22:30)
定休日 無休
坪数客数 56.79 坪・98 席(個室17 室)
客単価 3800 円
運営会社 株式会社ダイヤモンドダイニング
関連リンク ダイヤモンドダイニング
関連リンク ゴールデンマジック
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

ヘッドライン一覧トップへ

Uber Eats レストランパートナー募集
Copyright © 2014 FOOD STADIUM INC. All Rights Reserved.