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スペシャル企画

経理記帳代行サービスで急成長を遂げるメリービズの魅力とは?
サービスを導入する飲食企業ロットの田子英城氏、福万圭介氏とメリービズ工藤博樹氏の対談インタビュー

経理業務に、煩わしさを感じている企業も多いのではないだろうか。レシートや領収書などのデータ化を代行するサービスで、急成長を遂げているメリービズはそんな負担を見事に軽くしてくれる。
手順は驚くほどシンプルで簡単だ。請求書や領収書、レシートなどのデータ入力してほしい書類を集めて、ポストに投函するだけ。
経理業務の効率化により、コストを大幅にカットすることができる。その上、空いた時間をほかの業務にあてられるという大きなメリットがある。
今回は、メリービズ代表工藤博樹氏と、サービスを導入する飲食企業ロットの代表田子英城氏、企画部長福万圭介氏に対談形式で現場のリアルな感想や、サービスの可能性について話を聞いた。



“ビジネスをもっとハッピー(=merry)に”
メリービズに込めた思いとは?

スクリーンショット 2016-07-29 17.31.08ー工藤さんがこのサービスを立ち上げたきっかけはなんだったんでしょう。
創業の経緯をお聞かせいただけますか。

工藤 実は僕も経理がすごく苦手だったんです。これまでeコマースの会社を立ち上げたり、コンサルティングをしたりしていたのですが、バックオフィスの部分がどうしても後回しになっちゃうんですよね。社員を雇ったけど、「就業規則なくてもいいじゃない」とそのままにしてしまう。そうするとまぁ、うまいこと問題が起きるんですよね。そういったことを目の当たりにして、「こういう状況の会社って、すごく多いんだろうな」と思ったんです。そこをもっと簡単に楽にできる方法を作らないと、成長する企業の確率が減ってしまうと感じたのが創業のきっかけですね。300万社あると言われている中小企業のお手伝いをするのは、社会的に意義があると感じています。僕たちは“ビジネスインフラ”と呼んでいるんですが、水道・ガス・電気のように、経理に限らず、労務・法務も含めて当たり前のようにサービス化していきたいと思っています。

ーすごいですね。今回の経理サービス自体はいつリリースされたんですか。

工藤 2年前です。会社の創業は2011年なので、今6期目に入っています。

ーもともとエンジニア畑だったんですか。

工藤 そうでもないんですよ。新卒でIBMというコンピュータ会社に入って、金融機関のプロジェクトマネージャーを8年くらい担当していました。その後は、ベンチャーにずっといました。IBM時代から一貫して事業開発に携わってきたので、プログラミングなどは、まったく経験がありません。僕は仕組み自体や、人とシステムをどう組み合わせて全体の業務を作っていくかを考える役割です。仕組みを作っても、使ってもらう人に合わなければただのゴミなので、お客様の業務を理解するということを大切にしています。

 

在宅ワークと人工知能を駆使したスピーディで正確なデータ入力

ーリリース当初は在宅ワークの方がすべて手作業で入力されていたそうですが、それから人工知能を取り入れたことで、サービスが向上した部分を教えてください。

工藤 そうですね。もともと僕の経理業務を在宅ワークの方にお願いするということからスタートしたんです。次第に他の人の分も引き受けるようになって、僕が中継となってメールでやり取りしていました。現在は、330人ほどの在宅ワークの方たちにご協力いただいています。
仕組みとしては、うちでスキャンしたレシートや領収書を、システム上にプールしていきます。在宅ワークの人たちは、朝起きてパソコン開くと、一枚だけ一番古いものが画面に表示されて、それを入力する。途中で中断した場合は、20分経つとまたもとのプールしているところに戻るシステムです。お子さんが急に起きてしまって仕事を離れても問題ありません。
人工知能というところでは、例えば、「JR東日本」と領収書に記載されていれば、自動的に「旅費交通費」に仕分けられる。そういったパターン認識するシステムを強化しています。
どんどん自動化させていってコストを安く、処理時間を早く。今の10倍の受注があっても、同じ時間内で対応できるような仕組みを整備しています。

ー在宅ワークにはどのような方々を採用されているんですか。

工藤 入力は2ステップでやっています。第1チームは、経理経験のない、いわゆるパンチャーの方が、日付、金額、発行会社などを入力します。第2チームは、そのデータをもらって、勘定科目や税区分を判断して入力していくという2段階ですね。第1チームは、パソコンが使えて、ネット環境があればやっていただける業務です。第2チームは、簿記2級以上で、経理経験3年以上。僕たちの作成したテストをパスした人たちだけ採用させてもらっています。

ーテストは遠隔で行われるんですか。

工藤 そうですね。基本は遠隔でしています。マニュアルをしっかり作ったり、グループチャットを使って遠隔でやりとりしたり、なるべく管理コストをかけずにやる仕組みを作っています。
実際に入力したデータは、全部システム上で閲覧して、在宅スタッフそれぞれの正答率やその日の調子まですべて把握できるようになっています。誤りやすい箇所があれば、「ここが間違えやすいので注意してくださいね」と声をかけるなどサポートさせてもらっています。また、誤入力を防止するために、すべてのデータは2名以上でが入力しています。

ーその2つの内容が完全に一致するまでやり直すと。

工藤 そうですね。例えば、AさんBさんに入力してもらったデータが合わなかった場合、この時点ではどちらが間違えているか分かりません。そこで、Cさんにもう一度同じレシートを入力してもらいます。AさんとCさんが一致した場合は、Bさんが間違っているというのが分かる仕組みです。Cさんが間違った場合は、今度はDさん。そこまで間違うと、多分読めないか、そもそもレシートじゃないなどの可能性があるので、それをお客さんに確認いただくということです。

 

顧客とスタッフ双方の満足度を高める仕組みづくり

田子 すごいですね。外に働きに出られない方々の労働力をしっかりいかされていますね。

工藤 そうですね。自宅でできるプロの仕事は世の中にあまりないんですよ。ほとんどが単純作業の仕事です。もともと経理をやっていて、働きたいけど自宅を離れられない、そういう人たちにもスキルをいかせる仕事をお願いしています。顧客満足だけではなく、現場の在宅ワークの人たちにとっても、働きやすい環境、操作しやすい画面とはどんなものか、いつ報酬を支払われるのがうれしいのか、そのあたりも一生懸命考えています。

ー素晴らしいですね。

工藤 サービスを受ける側も提供する側もどちらもハッピーにすることが大切だと思っています。働いてくれている人たちから搾取して、利益のマージンを大きくしようっていうのはしたくないですね。そのために、安易な値下げはできない、お断りすることもあります。僕らは安いだけのサービスじゃないので、そこを理解していただける方と一緒に仕事をしたいですね。

 

今後の戦略
飲食店の事務作業全般をサポートへ

ー現在導入企業は何社くらいですか。

工藤 今順調に増えていて、もうすぐ1000社に届くところです。

ー中小企業がメインターゲットですね。

工藤 そうですね。もともとはロットさんよりもっと小さい会社が多かったんですが、上場前の企業など、規模の大きな企業にも導入いただけるようになってきました。

ーそれだけ処理能力も高まってきたんですね。今は飲食店以外にもサービスを提供されているんですよね。

工藤 そうですね。基本的にどの業界でもマッチすると思いますが、特に紙が多い業界、つまり電子化が進んでいない業界や企業とは相性がいいですね。

ー飲食業界ともかなり親和性が高いですね。

DSCF5572福万 飲食の現場って考えるとほかにもサービスがいろいろありそうですね。煩わしいと思っている人たちってめちゃくちゃ多いじゃないですか。

工藤 そうですね。

福万 例えば、ある一定のルールに基づいたシフト作成サービスがあればうれしいですね。どこも店長が自分の時間を削って、毎回作るというのがナンセンスかもしれませんしね。

工藤 そうですね。例えば、タイムカードを送っていただければ、アルバイト代や交通費などを計算するシステムを構築したり、ほかの事務作業のサポートにも広げていきたいですね。

ー今後、工藤さんが飲食業界に対して実現していきたいサービスはありますか。

工藤 飲食店の方々と話すと、みなさん困っていることが多いなと感じています。棚卸しをしたり、在庫管理したりするのは大変なことですが、とても大事なことですよね。お金と密接に絡んでくるので。今すぐにはできませんが、そういった在庫管理やシフト管理などの部分もお手伝いできるサービスもやっていきたいと思っています。

福万 顧客管理システムとかあればありがたいですね。

工藤 そうですね。そういったところまでサポートできるサービスをつくっていきたいですね。

福万 そうなってくると工藤さんは、何の仕事やっているかわからないですね。(笑)

工藤 いえいえ。そこは人間がすることが大事だと思います。僕らはそこを大事にしているんです。世の中に数えきれない程のWEBサービスがありますが、それにフィットしない人は利用できないままというのが多いんです。それはサービスじゃないと思っています。サービスと言うからには、僕らはちゃんと電話をかけて、会って、みなさんの状況を理解したいと思っています。そこが僕らがもっと強くなれる源でもあると思っています。なので、あまりITに頼りすぎないように意識している部分もあります。箱(システム)をつくって、ばらまけばいいっていうのは、簡単ですが、人がシステムに合わせなきゃいけない部分があって、本当の意味でのサービスではないと思います。

一定の専門性を求められる経理をはじめとしたバックオフィス業務は、飲食ビジネスの根幹でありながら、その負担は大きい。そんな時、顧客ごとにサービスを構築してくれる細やかさと、正確性、スピードがそろったメリービズのような信頼できるパートナーがいれば、心強い。企業としての成長を確実にサポートしてくれるだろう。
■工藤博樹氏プロフィール
カナダ生まれ。カナダ、シンガポール、フランス、日本育ち。‘00 東京工業大学修士課程修了 ’00-08日本IBM グローバルプロジェクトのプロジェクトマネージャーを担当。’08 INSEAD MBA取得。経営戦略事務所にて大手企業向けに経営戦略をコンサルティング。’10年Locondo.jp立ち上げ。’11年スローガン新規事業パートナー、GREEグローバルアライアンス担当。自身の苦労や周りの起業家の悩みから事務作業を楽にできるサービスを用意したいと考え、’12年2月にリブ株式会社(現在はメリービズ株式会社)で経理サービスのメリービズを開始。FinTech協会代表理事も務める。(同社HPより)
 
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(取材=望月 みかこ)

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