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スペシャル企画

雲海酒造が仕掛ける「そばソーダ」の需要が拡大中。大盛況のうちに幕を閉じた新橋駅前でのサンプリング・プロモーションの様子をレポート


通勤途中のビジネスマンが次々と足を止める――。4月7日(木)の午前9時、JR新橋駅前SL広場は、そんな光景で賑わっていた。東京交通会館前に設けられたブースでは、緑のジャンパーを着たスタッフたちが、サンプル品を配っていく。これこそ雲海酒造(宮崎県宮崎市、代表取締役 中島美幸氏)の展開している「そばソーダ」のサンプルセットである。

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新橋駅でのサンプリング・プロモーションの様子

 

同じ4月1日には、女優の吉田羊氏を起用した「そばソーダ」のテレビCMを関東地方で放送開始。「そりゃソーダ」のフレーズが耳に残るCMで、「そばソーダ」と同様、親しみやすい内容に仕上がっている。それに先立つ3月末には、多くのメディアが駆けつけたCM制作発表会も実施した。制作発表会やCM放送開始、そしてサンプリング・プロモーションと、現在、雲海酒造は次々と施策を展開している。

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吉田羊氏主演の「そりゃソーダ」編のCM

 

そもそも「そばソーダ」とは、同社が発売している、そば焼酎「雲海」の新しい飲み方である。そば焼酎は炭酸水で割ると、フルーティーな香りが引き立つため、従来の焼酎より独特な香りも少なくなり、親しみやすい。それが酒離れを起こしている若者にも飲みやすいとあって、一足早く提案を開始した九州一円では、大きな話題を呼んでいる。

 

また、これまで幾度かの焼酎ブームがあり、その飲み方は、ロック・水割り・お湯割りの3つが主流だったが、ブームになればなるほど、独特の香りや度数の強さから嫌煙する層も生まれた。しかし「そばソーダ」は、クセが少なくフルーティーであるため、若者はもちろん、こうした層にも親しみやすい。そのため、「これまでの焼酎のイメージを変えるかもしれない」と注目されている提案でもあるのだ。

 

今回、サンプリング・プロモーションを行った有楽町駅は、近隣に大手町と丸の内があるため、多くの企業が本社を構えている。また、数多くのファッションビルもあるので、若者層も多い。そのため、これまで「雲海」に親しんだことがある方だけでなく、まだ味わったことがない若者にも、同時にアプローチすることができるだろう。

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「そばソーダ」のプロモーション用ポスター

 

当日、配布されたサンプルには、100mlのそば焼酎「雲海」と160mlの炭酸水、そして「そばソーダ」の作り方の説明書を封入。併せて、「そばソーダ」のお試しチケットも入っており、新橋周辺の飲食店で、実際に試飲できる内容であった。参加店は、焼鳥店や和風居酒屋をはじめ、バルやダイニングバー、カフェ、洋風居酒屋など幅広い。多彩なジャンルの飲食店が取り扱う事実こそ、「そばソーダ」がどんな料理にも合うという証左でもある。

サンプルサンプリング・プロモーションの強みは、ターゲット層へ直接アプローチできる点にある。サンプルを受け取った方は、実際に商品を試す確率が高いため、次のアクションに結びつきやすい。今回の場合、お試しチケットが同封されており、飲食店のジャンルも幅広いため、その傾向は高まる可能性がある。店頭での購入や口コミだけでなく、飲食店でのオーダーにも繋がるだろう。

 

一方で、サンプリング・プロモーションは、消費者が実際に商品を試すことを前提としているので、商品力に自信がなければ、実現できない施策とも言える。つまり「そばソーダ」は、それほど同社が自信を持って、世の中に送り出した提案であるのだ。

 

一度、試してもらえれば、良さが分かってもらえる――。そうした想いの届いた例が、CM制作発表会である。当日、現場では、本格そば焼酎「雲海」と「雲海 黒麹」、「那由多の刻」の3種類のソーダ割りも試飲できた。多くの飲食関係者が駆けつける中、「フルーティーな味わい」や「若者に受け入れられそう」などのキーワードが飛び交い、「そばソーダ」の魅力を一口で実感した方が多くいたのだ。

ポスター

7月に実施予定のイベントのチラシ

 

サンプリングの配布は、4月1日(金)と4月8日(金)に有楽町交通会館前や隣駅の新橋駅のSL広場前でも実施した。新橋駅は、サラリーマンの街と呼ばれている通り、新橋西口通りや烏森通りなどに大衆酒場が多い。有楽町とは違った表情を見せるエリアであるため、そばソーダの魅力をより幅広い層にアピールする機会になったという。

 

これから本格的な夏になるにつれて、スッキリと飲みやすい「そばソーダ」の需要は、ますます増えていくだろう。それに併せて、同社では新たなプロモーション活動を行っていく。7月からは、同じく吉田羊氏を起用したTVCMも放映予定されており、このタイミングで再度、有楽町駅と新橋駅で消費者サンプリングを行う。さらに、池袋・渋谷・丸の内など、新たなエリアでも消費者サンプリングなどを実施するそうだ。日本で初めて、そば焼酎を世の中に生み出した同社の挑戦は、まだまだ続く。

(取材=三輪大輔)

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