サッポロビール株式会社(渋谷区恵比寿・代表取締役社長 福永勝氏)が発売した「麦とホップ」が好調だ。
CVSやスーパーなど家庭向けに「麦とホップ(350ml缶・500ml缶)」を発売開始。タレントの田村正和さんが「ビールと間違えるほどのうまさ」と表現した本格的な味わいに消費者の低価格志向が加わり、年間1,100万函を超えるヒット商品となった。
飲食店市場には09年9月、樽詰を発売。「飲食店でもリーズナブルで、よりビールに近い味わいを楽しみたい」というお客様のニーズに応えている。既にチェーン企業や老舗居酒屋、有名店話題店など幅広い業態で取扱いが始まっており、2010年には全国で7,000店を目標にしているという。この商品が高い評価を得ているポイントは以下のように説明できる。
①ビールと間違えるほどの本格的な味わいとクリーミーな泡
=素材は協働契約栽培100%、長期熟成製法を採用した結果、店主も納得の品質を実現
②仕入れ価格の安さを活かし、お値打ち価格で販売することが可能
=タイムサービスや飲み放題など「集客ツール」として活用しながら、店舗は利益を確保できる
③業態力アップに活用できる
=ビールテイストを割安な価格で提供することができるため、店舗全体のコストパフォーマンスが上がる。結果「業態力アップ」に繋がる。
09年12月、品川駅近くにオープンした"横丁スタイル"の複合店施設「品川魚貝センター」。同施設は、"魚"に特化した多店舗の集合体=FISH MARKET PLACEをコンセプトとしており、中華や和風鉄板焼き、寿司など5業態(店舗)で構成されている。施設全体で月間5000人の集客を見込む、今話題のスポットである。この施設で「麦とホップ 樽詰」を導入したのは、株式会社スパイスワークス(千代田区三崎町・代表取締役社長 下遠野亘氏)の新業態、「魚の酔拳」(21.8平方m、6.6坪、30席)。
「導入を決めた最大の理由は、何といっても味わいでした。これなら生ビールとの併用ではなく、麦とホップだけに絞ってやれると考えました。"どうしてもビールが欲しい"というお客様のために黒ラベル瓶も用意していますが、麦とホップを注文される方が90%以上です」と、同社・山﨑氏。また「麦とホップはお客様への認知度が高く、イメージが格段に良いのも魅力でした。田村正和さんという、本物を分かっている人がCMに出演しているなら......ということだと思います。ブランディングが成功しているので、飲食店としても売り易いです」と加えた。
同店は魚を中心とした業態のため食材原価は高くなりがちで、利益を出し難いのだが、利益改善の点においても「麦とホップ」は大きく貢献しているという。
「昨今はどの飲食店も、接客・空間ともに非常にレベルが高くなってきています。今後は今まで以上に料理の質や量など、お客様に高い満足度を与えていくことが求められるようになると思います。結果として原価率が高くなっても料理については徹底的にこだわらなければ、そもそもお客様に選ばれるお店にはなれません」。しかし原価の上がった分、客単価を上げてしまえば集客が難しくなる。そこで、麦とホップ 樽詰が役に立つのだと言う。「ビールの場合には、適性利益を求めればどうしても500円台になってしまう。麦とホップ 樽詰であれば300円台で販売しても利益を取れる。料理単価は若干高くなっても、全体で見れば客単価も利益も収支トントンくらいには納まります。美味しい料理を提供すれば、お客様の満足度は上がります。自然と長居していただけるし、お酒も進む。結果として店舗はしっかり利益を出せるようになります。お会計時に「あれだけ飲んで食べたのに安い!」という感動をお客様に与えることができれば、いい店だと記憶していただけますし、再来店につながります。"無理なく安く売ることができる"麦とホップ 樽詰には味の面だけでなく、店舗の業態力アップのツールとして魅力を感じています」(山﨑氏)
東京を中心に和食や中華、韓国料理など多業態を展開する大手チェーン飲食企業(年商300億)では、09年12月より麦とホップ 樽詰の取扱いをスタートした。麦とホップ 樽詰のクリーミーな泡立ちと本格的な味わいが採用のキッカケ。現在では和食居酒屋業態を中心に70店舗で使用されている。こちらでは飲み放題時に提供していた瓶ビールを麦とホップ 樽詰に変更したところ、瓶ビールに多く見られる飲み残しが少なくなり、大幅なコスト削減に繋がったという。
景気の不透明感は今後もしばらく続き、お客様の飲食店を選ぶ目は一層厳しくなると予想される。麦とホップ 樽詰には「味わい」だけでなく「集客」「コスト削減」及び「利益増」、更には「業態力アップ」に役立つツールであるという魅力がある。今後ますます飲食店にとって強力な助っ人になることは間違いない。