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イタリアン&ナチュールワインの「SUPPLY」が幡ヶ谷に開業。上質さと気軽さを兼ね備え、「毎日でも立ち寄れる居酒屋のような店」を目指して夫婦で営むワイン酒場

幡ヶ谷駅から徒歩4分、甲州街道沿いに立地し、店先に下げた白のれんが道行く人の目を引く
オープンキッチンを囲むカウンター席の他、窓際や店内奥にはテーブル席を配置。混雑時はテーブルのイスを外して立ち飲みとして利用することも
お肉のローストは牛(2000円)・鹿(2000円)・鴨(1500円)・羊(1800円)の4種類を用意。写真は牛イチボのロースト
生地にセロリを練り込んだ「セロリ 羊 ギョーザ」(400円)。ギョウザも華麗にイタリアンにアレンジ
オーナーの小林夫妻。写真右からシェフの隆一氏とソムリエの希美氏

京王新線で新宿駅から2駅先の幡ヶ谷駅。新宿や渋谷の副都心からそう距離はないものの、住宅地が広がり、人々の生活が根付くエリアだ。そんな幡ヶ谷駅から徒歩4分、甲州街道沿いにある「SUPPLY(サプライ)」は、イタリアンとナチュール中心のワインが楽しめる店。「毎日でも立ち寄れる、居酒屋のような店」を目指し、料理人の小林隆一氏とソムリエの希美氏夫妻が1月23日にオープンした。

イタリアンの料理人とソムリエの経験豊富な夫婦が独立

隆一氏は19歳から15年にわたりイタリアン一筋。ピッツェリアにはじまり、トラットリアやリストランテなど、さまざまなイタリアンで料理人として腕を磨いてきた。一方の希美氏は、三軒茶屋の「uguisu(ウグイス)」で飲食のキャリアをスタートさせ、その後は渋谷の「BUCHI(ブチ)」(現在は閉店)、「Wine Stand Bouteille(ブテイユ)」といずれもワインバーで活躍。ワインを学びながら接客や調理など幅広く経験し、ソムリエの資格も取得した。そんな経験豊富な2人が「自分達を自由に表現したい」と独立へと舵を切った。

古巣の新宿・渋谷の近隣で物件を探し幡ヶ谷へ。代々木上原の感度の高い層も集客

物件は新宿や渋谷から1~2駅離れたエリアを中心に探した。隆一氏は新宿、希美氏は渋谷での勤務経験が長かったため、それぞれの馴染み客を集客しやすい中間地点を、という狙いだ。そうして見つかったのが幡ヶ谷のこの物件。「長方形のシンプルな形状で、路面に接する面が長く、道から見て存在感があったのが決め手です」と隆一氏。さらに、「幡ヶ谷から南下すればワインバー激戦区の代々木上原がある。代々木上原で飲みなれた感度の高い人達が来てくれるような店にしたかったのも狙いです」とも話す。

目指すのは、毎日来られる“居酒屋”のような店

「毎日でも気軽に利用できる店にしたい」と隆一氏と希美氏は声を揃える。イタリアンとワインというテーマを掲げながらも、目指しているのは、“居酒屋”だという。「しっかり食事を楽しむのはもちろん、軽く1杯だけという利用も大歓迎。気負いなく入れる“居酒屋”として根付かせたいですね」と隆一氏。店先には居酒屋風の白のれんを下げていることも、その心意気のひとつだ。しかし、店内はワインバルのような瀟洒な雰囲気を演出し、そのギャップが絶妙な心地よさを生み出している。

遊び心を加えたイタリアンに、ナチュール中心のワイン

料理は隆一氏が担当で、長年、培ってきたイタリアンの技術を惜しみなく発揮。冷前菜として「水タコ、ンドゥイヤ白菜キムチ」(900円)、「あん肝ブルスケッタ」(2個600円)などが並ぶ。「トリッパと豆の煮込み ポルチーニの香り」(800円)などの温前菜も。メイン料理には「豚とモッツアレラのコトレッタ」(1400円)、「鹿のグーラッシュ」(1600円)、「青森県産黒ソイのアクアパッツア」(1本1600円、ハーフ1000円)、〆に「〆ズッパ ディ ペッシェ ラーメン」(900円)などをラインアップし、内容はそのときどきで全30品ほどのメニュー構成だ。「店で決められたコンセプトに沿って料理を作るのではなく、自分で自由な表現ができるようになったことが、独立の何よりの醍醐味。ベースはイタリアンですが、中華のエッセンスだったり居酒屋テイストだったりと、僕なりの遊び心をさりげなく加えた品を用意しています」と隆一氏は話す。タリアテッレやオレキエッテ、ニョッキなど、生パスタ(1000~1500円)も常時6品ほど用意しているのも特長だ。「生パスタは仕込みさえしっかり行えば乾麺に比べて茹で上げ時間が短く済むので、営業中にスムーズに提供できるという利点があります」と隆一氏。

ドリンクは希美氏がセレクトするワインがメイン。その多くがナチュールワインだ。「これまでフレンチのお店で働いていた期間が長かったのでフランスワインが多めですが、とくに国にこだわりなく、日本ワインも交えて自分達がおいしいと思うものを揃えています」と希美氏。グラスは常時10種類を700円~1500円、ボトルは5000円~1万円で用意する。ワイン以外にも「サッポロ エーデルピルス ドラフト」「塩漬けレモンサワー」(各600円)などをラインアップ。

現在は元勤務先の常連を中心に集客し、満席の日も。徐々に口コミも波及

隆一氏の自由闊達なイタリアンに、希美氏のセレクトするワインがすっと馴染む。お互いを知り尽くした夫婦のように、料理とワインも互いを引き立て合う。「SUPLLY」では、そんな体験を提供している。早速、評判を呼び集客は順調。満席となる日も少なくない。とくに、複数の人気ワインバーで接客の仕事をしてきた希美氏にはファンが多く、以前の店の常連客が多く詰めかけているという。徐々に口コミが広まり、地元住民や外から訪れるお客も少しずつ目立ち始めている。

今後はスタッフを1人増やし、店の体制強化を図りたい意向だ。「ケータリングなど、店の中だけでなく外での活動も積極的に行い、たくさんの人と関わっていきたい。もちろん、チャンスがあれば次の店舗も」と隆一氏は話す。

(取材=大関 愛美)

店舗データ

店名 SUPPLY(サプライ)
住所 東京都渋谷区幡ヶ谷1-5-6
アクセス 幡ヶ谷駅から徒歩4分
営業時間 18:00~24:00(LO23:00)
定休日 水曜
坪数客数 10坪弱20席
客単価 4000~5000円
オープン日 2019年1月23日
関連リンク SUPPLY(Instagram)
関連リンク SUPPLY(FB)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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