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5月9日、政府観光局認定シンガポール料理専門店「新東記 クラーク・キー」が、大手町フィナンシャルシティ グランキューブにオープン

開放的な中庭に面したエントランス。マーライオンの像が入口でお客を迎える
バーカウンターを有した店内。カラフルな店のロゴが印象的な店舗デザインはエンバディデザインによるもの
大山鶏を丸のまま低温でじっくり湯煎し、やわらかく仕上げた「ジンジャーチキン」。ジンジャーソースとチリソースを添えて提供する
高橋氏イチオシの「バタープロウン」(2580円)。有頭海老を揚げて、バターやミルク、カレーリーフと共に炒め、シンガポールの大麦を使った特製シリアルをかけた一品
左から151-A-RC代表 高橋賢氏、STK代表 パトリシア・チア氏、fun function代表 合掌智宏氏

丸ノ内線大手町駅A1出口に直結。大手町エリアの都市再生プロジェクトの一環として、2016年4月に竣工した「大手町フィナンシャルシティ グランキューブ」。敷地内に掘削した「大手町温泉」が利用できるフィットネスクラブや、ホテル、レストランなど、様々な商業施設を擁する新しいランドマークとして注目を集めている。そんなグランキューブの1階商業ゾーンに、5月9日「新東記 クラーク・キー」がオープンした。同店は、恵比寿のシンガポール料理専門店「新東記」の姉妹店。経営は、ご当地酒場のヒットで知られるfun function(東京都中央区、代表 合掌智宏氏)と、「克ッ」ブランド7店舗を展開する151-A-RC(東京都渋谷区、代表 高橋賢氏)の2大タッグだ。東京のど真ん中にいながらにして、本格的なシンガポール・ローカルフードが食べられるとあり、昼夜問わず多くのオフィスワーカーで賑わいを見せている。

恵比寿の1号店「新東記」は、シンガポール出身のパトリシア・チア氏が「日本で本物のシンガポール料理を提供したい」と2005年にオープン。たちまちシェフオーナーとしての才覚を発揮し、翌2006年にはシンガポール政府観光局認定第1号店の座を獲得した。その後も人気店としてシンガポール料理の国内知名度向上に貢献し続けていたが、2015年に合掌氏、高橋氏と知り合ったチア氏は意気投合。その際、元々友人関係で、共にシンガポール料理に関心を抱いていた合掌氏と高橋氏は、協力し合いながら「新東記」の経営に参画するイメージを共有したという。同年10月、チア氏が代表を務めるSTK(東京都渋谷区)は「新東記」を高橋氏率いる151-A-RCへ経営譲渡。そして今回の出店は「新東記」に新しい要素を加えた新業態として、高橋氏と合掌氏の共同経営という形でスタートを切った。

「クラーク・キー」は、シンガポールのリバーサイドにある同国最大のナイトスポット。“眠らない街”と呼ばれ、あらゆる種類のローカル・フードやアルコールが楽しめる刺激的なエリアだ。一方で、同国は中華系やマレー系、インド系など複数の人種が人口を構成する多民族国家。イスラム教徒であるマレー系に向けたハラールフードも浸透しており、国全体としてアルコールを享受する文化はさほど根付いていないのが現実だ。今回の新店オープンにおける業態開発のポイントについて、「僕と合掌さんの共通の想いとして、とにかく食事と一緒にお酒を楽しめるシンガポールレストランが作りたかったのです」と高橋氏は説明する。「クラーク・キー」という店名には、“美味しい料理とアルコールが揃った「シンガポール版総合居酒屋」を作りたい”という両氏の想いが込められている。

ヘッドシェフには、「グランドハイアット 東京」のチャイニーズレストラン「チャイナルーム」の料理長を務めた中里卓氏を迎える。シェフのスペシャリテであるフカヒレ料理をメニューに組み込むほか、“ジンジャー・チリ・シンガポールスパイス”をキーワードに掲げ、現地から取り寄せたスパイスを使った同店独自のレシピを展開。複雑な旨みを持ったスパイシーなメニューの数々は、アルコールに合うと同時に新陳代謝やデトックス効果が高く、ヘルシー志向の周辺オフィスワーカーを魅了する。看板料理は、マッドクラブをハーブの効いたチリソースで味付けした「シンガポールチリクラブ」(100g 1500円)や、しっとりとジューシーに仕上げた「ジンジャーチキン(海南鶏飯)」(フルサイズ4500円)。他にも、ココナッツミルクと香辛料を効かせた国民的麺料理「ラクサ」(1380円)や、豚のスペアリブを煮込んだ鍋もの「肉骨茶(バクテー)」など約40品のグランドメニューを取り揃える。ランチメニューは「チキンライスセット」(スープ付き、980円)など全6種類。アルコールには、毎日2~3ケースが空になるという売れ行きをみせる「タイガービール」(瓶ビール650円)や「オリジナル シンガポールスリング」(1280円)といったカクテル各種のほか、高橋氏が展開する国産ワインバル業態「道玄坂バル 克ッ」がセレクトした日本ワインを約20種ラインナップ。お客の8割以上がこれらのアルコールと共に料理を堪能するといい、狙い通りのスタートを切っている。

現在、現場のマネジメントは高橋氏が担当する。同氏が培ってきた店作りのノウハウについて、合掌氏はこう説明する。「僕は常々、高橋さんが作る店はオフィス街に絶対マッチすると思っていました。都心部には相対的に大手チェーン店の数が多い。『克ッ』のように、スタッフの自由度とホスピタリティが高く、お客のニーズに応えたウリをどんどん創り出せる店は、ほかにはない存在感で輝けるはず。今回、サービスやチーム作りの面に関しては安心して彼に一任しています」。オープンから約2ヶ月を迎える現在、一日に昼200人、夜は60人が来店し、5回転半の客席回転率を誇る。夏に向けて、さらなる集客が期待できそうだ。奇しくも共に1977年6月1日生まれの両氏。チームメイトとして、良きライバルとして、共に今後の自社の成長を占う新業態への挑戦に舵を切った。
 

(取材=中村 結)

店舗データ

店名 新東記 CLARKE QUAY(シントンキ クラーク・キー)
住所 東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティ グランキューブ1F 102
アクセス 丸の内線大手町駅A1出口直結
電話 03-6262-5595
営業時間 月~金 11:00〜15:00,17:30~23:00 土 11:00~22:00
定休日 日・祝
坪数客数 20坪・51席(内テラス20席)
客単価 ランチ1000円、ディナー4500円 
運営会社 fun function、151-A-RC
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