飲食店・レストランの“トレンド”を配信するフードビジネスニュースサイト「フードスタジアム」

ヘッドライン

飲食業界をリードする総合プロデューサー・浜倉好宣氏の新業態、24時間営業の大人の蟹SAKABA「Crab SAKABA“CARAT”(クラブ サカバ カラット)」が六本木・芋洗坂に2月16日オープン

芋洗坂の中腹に突如現れた全面ガラス張りの煌びやかなファサード
2階フロア。日本の伝統美とモダンデザインを融合させたラグジュアリーな空間
手前「タラバ蟹&海老&サーモン&アボガドのミルフィーユ」(1280円)、奥「毛蟹の甲羅詰め二種のソースで(蟹味噌&蟹酢)」(1680円)
タラバ蟹の生ウニのせ 和牛「元就」の炙り巻き(2480円)
代表取締役 浜倉好宣氏

(取材=下前 ユミ)


異国文化が交わる眠らない街・六本木の芋洗坂に、浜倉的商店製作所(東京都千代田区、代表取締役 浜倉好宣氏)の新業態となる大人の蟹SAKABA「Crab SAKABA“CARAT”(クラブ サカバ カラット)」が2月16日オープンする。
昨年12月10日に、ロシアから日本へのカニの密漁や密輸を防止するための日露2国間協定が発効した影響で、ロシアからのタラバガニの輸入量が急激に減少し、北海道のカニの価格が昨年に比べて3割ほど高騰しているという。そのような状況下で、代表の浜倉氏は、北海道羅臼の力二(りきじ)水産との独占アライアンスにより、良質な蟹の安定量を確保する仕入れルートを確立。高級店のコース料理という概念を崩し、カジュアルに蟹を食べられる場所をつくることで、新しい食べ方を発信する。

店内は、“西洋から見た華やかな日本”をテーマに、豪壮・華麗な文化が花ひらいた安土桃山時代を彷彿とさせている。赤・金、黒を基調カラーとし、座席には着物の帯や畳を使い、天井には欄間を。家紋や盆栽などの装飾を取り入れたた“和”を随所に感じる華やかで温かみのある空間に仕上げている。「蟹を食べるシーンといえば、かしこまって食べる高価なコース料理です。美味しいものを食べるのに、無言でひたすら蟹と向き合っているあの状況って楽しくないですよね。今の若い世代にとっては、高級店に行くという敷居の高さから蟹を食べる機会もなくなっているかもしれません。人は、だんだんと年を重ねればコース料理を食べるというのもしんどくなってきます。高級店だけでなく、もっと気軽に食べられる場所があっても良いのではないかとの想いから“Let’s eat Crab!楽しく美味しく気軽に蟹を!”をコンセプトに、蟹をカジュアルに楽しんでもらえるお店にしました」と代表の浜倉氏。

メニューは、メイン食材の北海道羅臼漁港より正規のルートを経て直送される蟹のほかに、鮑、ふぐ、雲丹、すっぽんなどの専門店でしか味わえない高級食材もラインアップする。さらに、既存店の産直業態の仕入れルートを活かし、函館の「大沼牛」や岩手の「佐助豚」など、全国選りすぐりの産直食材を多彩に取り揃え、リーズナブルに提供する。蟹は、姿身はもちろんこと、店内調理をして客自身の剥く手間をなくし、食べやすく、そして取り分けやすく工夫した気軽なSAKABAメニューを多数用意。刺身から天ぷら、コロッケ、プーパッポンカリーまでジャンルにとらわれることなく、蟹の旨味を存分に引き出した調理法で訴求する。〆に用意された「すっぽんスープと本ズワイ蟹のだんだんワンタンメン」(1280円)も、ぜひ味わって欲しい逸品だ。ドリンクには、蟹の爪を炙ってコクを出したオリジナルの「蟹爪酒」(1000円)をはじめ、日本ワイン、日本酒、世界のプレミアム瓶ビール、ヘネシーなど幅広く揃えている。また、立地特性からも24時営業とし、モーニング、ランチ、カフェ、ディナー、バー、〆のラーメン屋使いなど、さまざまなニーズに対応する。

「店名の“CARAT”には、飲食店という機能だけでなく、食材の原石を集めて“輝ける”ステージにしたいとの思いを込めています。羅臼では、毛ガニや本ズワイ蟹のほかに、いばら蟹という希少な蟹が捕れます。しかし、それらは市場価値がないとされ、流通することなく漁師さんたちの間で消費されています。今後は、そのような市場に出回ることのなかった希少な北海道の食材をブランディングし、ここから発信して行きたいと考えています。24時間営業なので、街のコミュニティースポットとして、六本木といえばアマンドではなくカラットで待ち合わせとなってほしいですね」と浜倉氏は“CARAT”に懸けた思いを語る。生産者と飲食店、そして消費者を産直サービスで繋ぎ合わせてきた浜倉氏の新たなSAKABAスタイルが誕生した。

店舗データ

店名 Crab SAKABA“CARAT”(クラブ サカバ カラット)
住所 東京都港区六本木6-1-6 ザクセンビル 1・2階

 >> GoogleMap見る

アクセス 東京メトロ 日比谷線・都営大江戸線 六本木駅から徒歩2分
電話 03-5413-3689
営業時間 24時間営業
定休日 無休
坪数客数 37坪 100席(1・2階合わせて)
客単価 ランチ 1200円~2500円、ディナー 6000円
運営会社 株式会社浜倉的商店製作所
関連リンク CARAT
関連リンク 浜倉的商店製作所
関連ページ 有楽町産直飲食街(記事)
関連ページ RIB HOUSE&OCEAN HOUSE(記事)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

ヘッドライン一覧トップへ

Uber Eats レストランパートナー募集
Copyright © 2014 FOOD STADIUM INC. All Rights Reserved.