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期待される熟成食文化の進化系、熟成魚を看板にしたイタリアンバル「Italian Bar VAMPIRO(バル ヴァンピーロ)」が注目エリア東陽町に11月27日オープン

ワイン樽にワインボトル、野菜がディスプレイされたバルらしいエントランス
一人使いも気軽なハイテーブル席。奥にはローテーブル席と、目的に合わせ使いこなせる空間はおしゃれなウッディ仕上げ
見た目も綺麗に盛られた熟成魚のカルパッチョ。奥は自家製のロテサリーチキンと、メイソンジャースタイルのサングリア
代表取締役 大久保崇裕氏

(取材=にしやま とみ子)


今、飲食業界で注目される熟成を肉でなく、魚をじっくりと熟成させた熟成魚が味わえるイタリアンバル「Italian Bar VAMPIRO(バル ヴァンピーロ)」(経営:レヴェラ、千代田区神田、代表取締役 大久保崇裕氏)が東陽町に11月27日オープンした。地域に密着したディリー使いのイタリアンバルの同店では、カルパッチョにグリルとイタリアンらしい料理で、まだ馴染みの少ない熟成魚をわかりやすく、身近な料理で提供している。ほかにも丸々1羽味わえる自家製ロテサリーチキンやピザなど豊富な料理とワインを揃える。

東京、いや日本でも珍しい熟成魚とは、水揚げしたばかりの魚の鮮度を保つための処理である。神経絞めを施し、そこから旨味を引き出すために0~1°の低温でじっくりと時間をかけて熟成させたものだ。種類や料理により4日から最大で30日も熟成させた魚はプリプリでいてモッチリとした食感と深く濃厚な旨味が口の中で広がる。採れたてが一番美味しいと思われている概念を見事に覆し、魚自体の新しい魅力を引き出し、料理にも広がりを見せるものと期待される熟成魚。その美味しさを実感して欲しいといち早くメニュー化したのが同店なのだ。

東西線で大手町まで10分足らずというアクセスの良い東陽町は、下町らしい雰囲気を残しながらもマンションの多い都市型の住宅地としても注目される一方、大手企業やIT系オフィスも多くある注目のエリア。環境的にも親水公園や川沿いには緑道もあり、若いカップルやファミリーに人気の高い街である。そんな東陽町の駅から1分ほどの距離にあるビルの3階に同店は店を構える。“VAMPIRO”はイタリア語で吸血鬼というちょっと怖い意味の店名であるが、店内はウッディで明るくカジュアルな環境で、バルらしい。

同店で味わえる熟成魚(エイジングフィッシュ)料理は旬魚の「カルパッチョ」(980円)と「エイジングフィッシュのグルリ」(1480円)だ。おすすめは2日間店内でじっくりと焼き上げるパッリとした皮でジューシーな肉の「ロテサリーチキン」(1羽1680円/半身880円)。タパスには「アンチョビのポテトサラダ」(480円)、「鶏白レバーのブリュレ」(380円)など20種類前後に「TODAY’S FAVORITE」とした日替わりメニューなどを揃える。さらに3種類から選べるパスタ料理、ピッツアまでイタリアンとしてメニューを構成する。

合わせるドリンクは「樽詰めスパークリング」(380円)をはじめ1990円から4990円と千円刻みのボトルにプレミアムまでバルらしくワインを充実させる。ほかにもオーダーが入ってからフルーツを入れる「自家製サングリア」(490円/カラフェ1680円)やリキュール、スピリッツとフルーツドリンクなどを好みで合わせる「セルフチョイスカクテル」(ALL490円)が気軽でおすすめだ。

五反田に1号店「ステーキ&グリルMONSTER GRILL」を11月19日、そして11月27日には同店と続けてオープンさせた同社は、飲食業界へ新規参入したばかりの飲食企業。遊び心を持ちながらも地域に密着する業態を造って行きたいと考える代表の大久保氏は、人材ビジネス出身という。今後もさらに飲食店展開を目指すという同氏の新鮮な目線に期待を寄せる。

店舗データ

店名 Italian Bar VAMPIRO(バル ヴァンピーロ)
住所 東京都江東区東陽4-2-5 小林ビル 3F

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アクセス 東西線 東陽町駅より徒歩1分
電話 03-6666-3061
営業時間 ランチ 11:30~14:30、ディナー 17:00~23:30
定休日 日休
坪数客数 27坪 49席
客単価 3500円
運営会社 株式会社レヴェラ
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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