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明治35年創業の業務酒販店が飲食業界大注目の激戦区・西新宿7丁目に、王道スタイルのネオ大衆酒場業態「二代目 倉蔵商店」を6月4日オープン

ノレンに看板と大衆酒場らしい雰囲気のファサード
一升瓶に酒樽、瓶サワーが並ぶ席。まさに角打ちの醍醐味が味わえる
手前:店一番のおすすめの「塩モツ煮込み」、奥:味もボリュームも嬉しい「ハムカツ」
テイストも多彩で楽しめる瓶サワー、日本酒と酒屋ならではの豊富な酒類揃え
左:料理長の厚川氏、右:店舗統括責任者の大久保氏

(取材=にしやま とみ子)


飲食業界のリーダー達が注目する西新宿7丁目に業務向け酒販店、秋山商店(東京都豊島区、代表取締役 秋山佳道氏)がネオ大衆酒場「二代目 倉蔵商店」を6月4日オープンさせた。ずらりと並ぶ日本酒の一升瓶と酒樽が迎える店は、角打ちを原点とした、赤ちょうちんの下がるビジネスマンの憩いの場、大衆酒場に仕上げられている。小滝橋通りと青梅通りに挟まれた狭い三角地帯の同地区には、話題の繁盛店が数多くある。街が看板の灯りで華やぐ頃となると、夜毎の憩いを求めるビジネスマンが多数集う、魅力的な飲食エリアである。そんな競合も多い激戦区で、明治35年に創業の老舗業務酒販店としての強みを生かし、コストパフォーマンスで多種の酒類を充実した同店。料理のバリエーションも幅広く、リーズナブルな価格設定で“乾杯から〆まで楽しめる店”一軒使いのポジションにしている。

紺色のノレンが下がる透明なガラスの引き戸の向こうには、酒樽と一升瓶の日本酒、瓶サワーのボトルが棚いっぱいに並ぶ。その環境はまさに酒屋そのものといった雰囲気であり、ノレンに書かれた酒屋問屋直営の文字が説得力を持つ。そんな酒類に囲まれたエントランスサイドのテーブル席はコンセプトどおり、まんま角打ち模様だ。

こだわりの酒類は、17種類も揃える昔ながらの下町酒番スタイルの瓶サワー(380円)が売り。また、定番オレンジサワーをはじめ金魚やホイス、珈琲といった個性的なサワーなど11種類(各380円)もあり、サワーファンには嬉しい品揃えだ。自慢の日本酒は、ポーションもたっぷりの120mlで250円からのハイコストパフォーマンス。銘柄は全国各地の酒蔵から常時、約30種類で、季節毎の仕込みが味わえる。また、隠し酒としてプレミアムな日本酒も置く。大衆酒場の代名詞である「金宮焼酎」は600mlサイズのボトルで飲みきりとなるが、880円とコストパファーマンスでグループには嬉しい。ほかに、「ハイボール」(350円~)、「本格焼酎」(480円)、「グラスワイン」(380円)など、コンセプト通りに酒類は充実している。

同社にとって5店舗目となる同店。料理は、経験も生かした、アイテム数の多さがこだわりでもある。大衆酒場の定番であり、看板であるのが自慢の「塩もつ煮込み」(420円)。ボリュームたっぷりな「骨付きもも肉の唐揚げ」(580円)、「特大ハムカツ」(380円)と、基本、がっつり系酒場でもある。「焼き鳥」(一本150円)、「タコさんウィンナー」(280円)といった欠かせない定番から、特製の「倉蔵田楽」(380円)、「イロトリドリ20種類入りサラダ」(650円)とヘルシーな料理まで多彩に揃える。

エントランス奥は、昭和チックなテーブル席の大衆酒場らしい空間が広がり、少人数から大人数のグループまでに対応する。壁にはびっしりと短冊メニューが下がり、昔懐かしい酒のポスターも貼られ、レトロな雰囲気を盛り上げている。酒蔵の前掛けも飾られ、日本酒への信頼を感じる。自ら店に立つこともある飲食部門を統括する店舗統括責任者の大久保和紘氏は、再生した新宿3丁目の名店「しょうすけ」を含め現在5店舗のパワーアップを目指す。そして、さらに新たな展開も視野に入れている。

店舗データ

店名 二代目 倉蔵商店
住所 東京都新宿区西新宿7-9-7 丸山ビル 1F

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アクセス JR・私鉄各線 新宿駅より徒歩7分
電話 03-5337-5445
営業時間 17:00~23:00
定休日 無休
坪数客数 32坪 71席
客単価 2600円
運営会社 株式会社秋山商店
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※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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